四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

論語 子路第十三(1)〈白文・意訳・所感〉

論語 子路第十三(1〜3)〈白文・意訳・所感〉 『子路問政、子曰、先之労之、請益、曰、無倦、』 論語子路第十三 1(全文) ○「子路問政、子曰、先之労之、」 ▶子路、政を問う。孔夫子はいわれた、常に民の先に立って働く、そして民を労ることだ。 ❖子路、え…

三行詩 No.156

○月曜日の朝、電車内 「アルコールの臭い、朝帰りか抱き合って降りるカップル、ざわついた雰囲気」 「昨夜、沿線でイベントか何かあったらしい、疲労感が漂っている」 「隣に座る人、背筋正しくやたら音を立てながら新聞を読む、嫌いなタイプだ」 #三行詩 20…

論語 顔淵第十二(4)〈白文・意訳・所感〉

論語 顔淵第十二(22〜24)〈白文・意訳・所感〉 『樊遅問仁、子曰愛人、問知、子曰知人、樊遅未達、子曰、挙直錯諸枉、能使枉者直、樊遅退、見子夏曰、嚮也吾見於夫子而問知、子曰、挙直錯諸枉、能使枉者直、何謂也、子夏曰、富哉是言乎、舜有天下、選於衆…

論語 顔淵第十二(3)〈白文・意訳・所感〉

論語 顔淵第十二(19〜21)〈白文・意訳・所感〉 『季康子問政於孔子、曰、如殺無道以就有道、何如、孔子対曰、子為政、焉用殺、子欲善而民善矣、君子之徳風也、小人之徳草也、草上之風必偃、』 論語 顔淵第十二 19(全文) ○「季康子問政於孔子、曰、如殺無…

論語 顔淵第十二(2)〈白文・意訳・所感〉

論語 顔淵第十二(12〜18)〈白文・意訳・所感〉 『子曰、片言可以折獄者、其由也与、子路無宿諾、』 論語 顔淵第十二 12(全文) ○「子曰、片言可以折獄者、其由也与、」 ▶孔夫子はいわれた、一言で裁判の判決を下し、皆従うのは子路のみだな。 ❖ 正義実…

論語 顔淵第十二(1)〈白文・意訳・所感〉

論語 顔淵第十二(7〜11)〈白文・意訳・所感〉 『子貢問政、子曰、足食足兵、民信之矣、子貢曰、必不得已而去、於斯三者、何先、曰去兵、曰必不得已而去、於斯二者、何先、曰去食、自古皆有死、民無信不立、』 論語 顔淵第十二 7(全文) ○「子貢問政、」 …

三行詩No.155 (顔淵第十二②)

○月曜日の正午、10月14日、自宅 ❖ 周公旦の教え 年饑用不足、如之何、 (魯の国の君主、哀公、有若に問う)今年は国中が飢饉であり、民が納める穀物が少なくて困っている。何か良い(儒家の)方法はないものか。 「本当に困っているのは何方か、かの周公旦が…

三行詩No.154 (顔淵第十二②)

○日曜日の夕方、10月6日、自宅 ❖ 君子とは何か 何以文為矣、 (棘子成はいう、君子とは本質が優れていれば良いのです)形式的なもの、或るいはお飾りで、君子ともあろう者が何を為せましょうか。 「貴族の棘子成のいう君子の本質とは、(生まれ育ちからくる…

三行詩No.153 (顔淵第十二②)

○日曜日の夕方、9月29日、森 ❖ 儒家の凄み 何先、曰去兵、顔淵七 (子貢が政の眼目を問い、孔夫子は兵・食・信と答えられた、再び子貢は問う、諦めねばならぬ事態となった時)何れが先ですか、夫子はいわれた、兵を諦めることだ。 「国を国足らしめる、外は…