四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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中庸

三行詩 第百十八章(述而第七②)

○日曜日の午前、12月17日、ウオーキング 子之燕居、申申如也、夭夭如也。述而四 孔夫子のご自宅でのご様子は、伸び伸びとして寛がれ、楽しそうに、にこやかであられた。 「申申如、夭夭如であり、これが自宅での礼節なのだ」 #論語 ○日曜日の午前、ウオーキ…

中庸 第二章第四節

書き下し文) 子路、強を問う。 子日わく、 「南方の強か、北方の強か、抑いは而 (汝)の強か。 寛柔以て教え、無道にも報いざるは、南方の強なり。 君子これに居る。 金革を敷物とし、死して厭わざるは、北方の強なり。 而の強者これに居る。 故に君子は和し…

中庸 第二章第三節

書き下し文) 子日わく、 回の人と為りや、中庸を択び、一善を得れば、則ち拳拳服膺して、これを失わずと。子曰わく、 天下国家も均しくすべきなり。 爵禄も辞すべきなり。 白丸も踏むべきなり。中庸は能くすべからざるなりと。 意訳) 孔子はいわれた、 顔…

中庸 第二章第二節

書き下し文) 子日わく、 舜は其れ大知なるか。 舜は問うことを好み、 而して言を察することを好み、 悪を隠して善を揚げ、 その両端を執りて、 その中を民に用う。 それ斯を以て舜と為すか、と。子日わく、 人は皆な予は知ありと日うも、 駆りて諸れをこか…

中庸 第二章第一節

書き下し文) 仲尼日わく、 「君子は中庸し、小人は中庸に反す。 君子の中庸は、君子にして時に中すればなり。 小人の中庸に反するは、小人にして忌憚するなければなり」と。子日わく、 「中庸は其れ至れるかな。民能くする節きこと久し」と。子日わく、 「…

中庸 第一章第二節

書き下し文) 喜怒哀楽の未だ発せざる、これを中と謂う。 発して皆な節に中る、これを和と謂う。 中なる者は天下の大本なり。 和なる者は天下の達道なり。 中和を致して、天地位し、万物育す。 意訳) 喜・怒・哀・楽となる前の静けさ、これを中という。 喜…

中庸 第一章第一節

書き下し文) 天の命ずるをこれ性と謂う。 性に率うをこれ道と謂う。 道を脩(修)むるをこれ教と謂う。道なる者は、須臾も離るべからざるなり。 離るべきは道に非ざるなり。 是の故に君子はそのみざる所に戒慎し、その聞かざる所に恐懼す。 隠れたるより見わ…