四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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近思録に関して

f:id:aristotles200:20210914210055j:plain近思録 新釈漢文体系 明治書院

通読一回目終わり。

 

所感)

■理解出来ていないこと

①一章、理解するに、なにか知識がいるかも知れない。世界観が、現代とは異なり過ぎる。

②レビューにもあったが、易經の文章を用いる箇所は、暗号文の説明の様で、今回は全てスルー。

 

■感銘を受けたこと

儒学を学ぶ初心者向に分かりやすく四書に関連した内容を学べる。

②大学を最初に学ぶ意味や、論語を読む時の注意点等、四書を学ぶ為のわかりやすい説明書として。

詩経に興味が持てた事。又、他の五経に関しても、どのような経典であるか、ある程度理解出来るようになる。

④四書に述べられている、人生の指針となる言葉や、学問を学ぶにあたり勘違いしやすい事を、わかりやすく述べてあり、これまでの四書の通読では気づけなかった事を教えてくれる。

 

■始まりの始まり

儒学を学ぶ初学者故に、読み込めてない事ばかりで、近思録を語る資格なし。

ただ、儒学を学ぶ者にとって、紛れもなく必読書であるとは感じる。

繰り返し、通読して、理解を深めたい。

今後の予定。

一旦、他の四書の通読に戻り、再び、近思録通読へ。