四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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論語に関して

f:id:aristotles200:20210914205748j:plain■学問としての儒学

もともと、岩波文庫版の論語は、大好きな本であったので、自己流で若い頃から読み続けてきた。

もちろん、読書として。

今回、自分を磨き上げる為に、孔子孟子の教えを改めて学ぶうちに、これまでと読む視点、姿勢が異なる為か、見えない、見えなかったものが、なんとなく先にある様に感じるようになる。

■嬉しい発見

岩波文庫版の次に、諸橋轍次先生の「論語の講義」を読むと、岩波文庫版では気づかなかった、文章の背景が、なんとなく理解しだした。

次に、新釈漢文体系、明治書院版を読むと、前二冊で気づきけなかった事が、さらに見えだした。

正直、論語がこれほど深い内容、思想を秘めていとは、嬉しい発見。

儒学を学ぶと

繰り返し通読し、きれいな字で紙に写し、繰り返し内容を考える。

そして、ただ、新しい解釈に気づく、考えるだけではなく、

日常生活で実践出来る教えであり、自分と家族を、周囲を幸せにするきっかけに成り得ると、芯から思いはじめた。

心の中の根の部分の判断基準に、「敬」の一文字を置く事は、決して悪い事ではない。

自分が、少しづつ変わっていく、変わっていけるのでないか、と思う日々。