四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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自由詩 第十一章

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1)月曜日の朝、「月曜日」

土日終わり、月曜日始まる。

 

「毎日同じくこそ得難き幸せ、これを知るも毎日辛しと思うは不思議」

https://t.co/KZIe3nok5z

 

2)月曜日の朝、「枠」

電車の窓にスマホを付けて共に車窓を見る。

 

「電車の窓枠とスマホの枠、映る車窓とスマホの画像、虚と実、主と客、馬の尻の故事」

https://t.co/TqZIaId6zK

 

3)月曜日の朝、「風景」

車内、ここには降りない。

 

「毎日見る駅、見る風景、踏み出すことは決して無し、板に画像でも問題は無い、今度確かめてみるとする」

https://t.co/nzYc675lV5

 

4)月曜日の夕方、「連なり」

孟子曰く、

仕ふるは貧の為にに非ざるなり。

而れども時有りてか貧の為にす。

万章章句

 

「背負われてきて、背負うものとなり、いつかは背負われる」

https://t.co/bChrBHU1h3

https://t.co/D2w52kNpN0

 

5)火曜日の朝、「人それぞれ」

自戒、自省、自開。

 

「歳月人を待たず、省みることを忘れ、頑固偏狭の人と果てる」

「歳月人を歩ませ、省みることあれば、自在に世を遊ぶ」

https://t.co/UewLt2tpd6

 

6)火曜日の夕方、「今」

孟子曰く、

恕を強(勉)めて行なう、仁を求めることこれより近きは莫し。

尽心章句

 

「仁の心広げるは、今行う、思いやりの心」

https://t.co/5Y3xnsZMAk

https://t.co/FPIPJpwqRs

 

7)水曜日の朝、「恥」

物を買うに礼無き人に、

 

「横柄も良かろう、尊大も良かろう、ただ、立場弱き人にしか出来ぬ己を、恥と思わぬか」

https://t.co/LUAllz5D59

 

8)水曜日の朝、「強さ」

強さとは、

 

「強き人こそ恥を知る、強き人こそ己に厳しい、強さとは責任を伴うもの」

「強さとは、心の強さ」

「心の強さとは、仁の心、思いやりの心と義の道を歩むこと」

https://t.co/jutNrWSBN1

 

9)水曜日の夕方、「つぶやく」

深呼吸して吐き出す、心のモヤモヤ。

 

「責任転嫁も良い、敵前逃亡も素敵だ、逃げ口上を滔々と述べるのも好ましい、と心の本音を独りつぶやく」

https://t.co/mcz4mWrZpq

 

10)水曜日の夕方、「型」

世の中、

 

「丸いものを四角に詰めて、四角のものを三角に詰めて、余りはポイッと捨てる」

「ちょいと待て、私の心は丸いんだ、今、ポイッと捨てたの誰かの思い出、こころは三角はひふへほ~」

https://t.co/OTy52e3dz5

 

11)水曜日の夜、「小さな書斎」

ハンバーグ、かぼちゃのお味噌汁、いんげん胡麻和え、キムチ、炊きたての白ごはん、ビール、ごちそうさまでした。のち、

 

ハイボールちびちびと、魔笛聴く楽しみ」

「昨日の前も、前の前も、魔笛を聴けば心は癒やされ、始まる小さな書斎の自分の時間に、また癒やされる」

https://t.co/7b7QBoNbcj

 

12)水曜日の夜、「叫ぶ」

 

「氷の果ての最果ての地で、冷たい空気を肺の奥底まで吸って、自分自身の全てを、うおおおーっと叫ぶ」

 

13)木曜日の朝、「思い」

孟子曰く、

人の是の四端有る、猶ほ其の四体有るがごときなり。

公孫丑章句

 

「子に思う親の思いこそ、思いやりの心、子の側にて終生離れることなし」

https://t.co/YokKiZFwm5

https://t.co/o0SFuaFWk4

 

14)木曜日の朝、「命」

惻隠の心は、仁の端なり。

羞悪の心は、義の端なり。

辞譲の心は、礼の端なり。

是非の心は、智の端なり。

公孫丑章句

 

「何時でも仁の心、何処でも義の道、避けられぬは天命」

https://t.co/YokKiZFwm5

https://t.co/7RH42qLD3n

 

15)木曜日の夕方、「仕事」

仕事、

 

「責任とプレッシャー、机上で考えるより、ひたすら動いて現場で解決が基本形」

「問題も現場から、解決も現場から、デスクでふんぞり返るのは好きじゃない」

「問題ない時は存在感なし、こそ上司の鏡、今日は昼行灯であくびする」

https://t.co/7HvBqY7Nu0

 

16)木曜日の夕方、「勝負」

駅の改札、

 

「改札挟んで互いに向き合い、素早く置くはICOCAカード」

「悠然と上を向きながら、若き女性は歩み止めることなく改札を立ち去る」

「歩みを止めて、勝者の為に道を開け、なんとなく下を向く」

https://t.co/CdwPe3BjdL

 

17)金曜日の朝、「一様」

孟子曰く、

其の為さざる所を為す所なく、

其の欲せざる所を欲することなし。

此く如きのみ、と。

尽心句章

 

「その時、その場、その際に、ただ、当たり前のことを、行う」

「自分自身は誤魔化さない、思いやりの心こそ、人の一様、天の理」

https://t.co/lAjgJRcEwb

https://t.co/WrqUCGzNcp

 

18)金曜日の夕方、「生きている」

出費重なる、

 

「僕らはみんな 生きている

生きているから 払うんだ

僕らはみんな 生きている

生きているから 稼ぐんだ

クレジットカードをATMに 通してみれば

ほとんど残らない 僕のお金

水道だって ガスだって

電気だって

みんな みんな請求くるんだ

月末なんだ」

https://t.co/hLfOhS8mrY

 

19)金曜日の夕方、「止まる」

予想外の出費重なる、

 

「空を見上げる、両手を上げる、五千円札が落ちてくる、ことはないのは理解はしても、ひょっとしたらと片手を上げたらタクシー止まる」

https://t.co/pvxcLZrMYM

 

20)金曜日の夕方、「週末」

都会の週末、

 

「日々食べ、日々呑み、日々寝て、日々戦う、そして、日々逃げた、ようやく週末、森に帰ろう」

https://t.co/uc2KcWkxDH

 

21)土曜日の朝、「二人」

妻と二人で朝マックへ、

子は布団の中でテイクアウト待つ。

 

「二人手をつなぎ、行って帰る朝マック

https://t.co/pxeJT0j114

 

22)土曜日の朝、「バラ」

バラ園、

 

「バラ園で枯れた中で咲く一輪ブラックティ」

「祭り終え、名残り惜しむも、冬の空」

https://t.co/UopoaDRRvG

 

23)土曜日の朝、「日の光」

妻帰り、一人森を散策する。

 

「小鳥さえずり、日の光浴びて一息」

https://t.co/nMxbTOqtrF

 

24)土曜日の朝、「座る」

ベンチで座る、

 

「日向ぼっこの匂いと冬の風」

「週末も、一寸心は仕事に戻り、みぞおち重たし」

「冬の晴天、日向ぼっこと眺める本」

https://t.co/t3jwFjYYO0

 

25)土曜日の昼、「落ち葉」

森の中、

 

「ただ落ち葉踏みしめ音を聴く」

「落ち葉踏みしめるだけの幸せ」

https://t.co/AKw5KtiE1y

 

26)土曜日の昼、「どんぐり」

森の中、

 

「どんぐりの死体どもが転がる中、無慈悲にも彼らを踏みしめた」

https://t.co/2GMSNw2xcl

 

27)土曜日の昼、「ググる

ツルウメモドキの実、

 

ググると生け花の素材とか」

「色あせぬ実を、そのままにして去る」

https://t.co/9MpkksLRhj

 

28)土曜日の昼、「杉林」

杉の林と沼、

 

「杉の枯れ葉と杉林、沼からは冷たい風」

https://t.co/ZDaUtb5RBp

 

29)土曜日の昼、「どんぐり」

ハトとカラスとどんぐり、

 

「どんぐりつつくハトも一休み」

「カラスきて、一斉に飛び去るハトの群れ」

「痩せ細ったカラス二羽、押しが弱いから狙うはどんぐり」

「カラス弱しとハト舞い戻り、共に突くはやはりどんぐり」

https://t.co/Mym1G1gSv0

 

30)土曜日の昼、「森」

切り株からアカメガシワの枝と枯れた葉、

 

「葉は入浴剤で効能あせも、若葉はおしたし食用可、古来よりの民間薬、その名はアカメガシワ

「この樹皮と葉で救った病人数しれず、今は森にて摘む人もなし」

https://t.co/zJp1rsDJhv

 

31)土曜日の昼、「プリンシパル

フィガロの結婚」、W・A・モーツァルト作曲、ベルリン・フィルハーモニー、カール・ベーム指揮、三枚組。

 

フィガロの結婚、聴きもって、鼻歌歌い、サビ歌い、身体揺らして、自宅オペラ座プリンシパルとは私のこと」

https://t.co/rupIFC3Bg9

 

32)土曜日の午後、「空間」

クラッシック音楽に埋没していると、音の向こうに広大な空間と広がりを感じる時がままある。

ベートーヴェンモーツァルトブラームスブルックナーマーラーショスタコーヴィチ、そしてシェーンベルク、ベルク。

 

「旋律の彼方に見えるは何処の世界か」

https://t.co/wVrZavWK3l

 

33)土曜日の午後、「父と子」

父の形見、ドヴォルザーク交響曲全集、イシュトヴァン・ケルテス指揮、ロンドン交響楽団

 

「亡き父の好んだ曲を聴くも供養か」

「我が子と共に、ドヴォルザーク交響曲、第八番の第三楽章を聴く」

https://t.co/xlIl5mXiVL

 

34)土曜日の夕方、「人一人」

孟子曰く、

舜も人なり、我も亦人なり。

離婁章句

 

「目の前のことこそ真実、己の弱き心に屈するな」

「思いやりの心、仁の心、親から授かりて終生共にあり」

「仁の心の広がりは、世界を包み、今、この瞬間も包まれている人一人」

https://t.co/ekmuerfWHK

https://t.co/pdB5fXSyS5

 

所感)

■91日目

このブロクを開設したのは、2021年8月3日。

今日で91日目となる。

学問の道未だ遠く、浅学非才の身故に、迷走を繰り返す。

ただ、一歩、一歩、今日を一歩、歩むのみ。

 

#自由律 #孟子 #儒学 #日記 #雑記