四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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三行詩 第六十六章(雍也第六)

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○日曜日の朝、12月18日、ウオーキング

 

「寒い、天気は良い、散髪しようか悩むも面倒くさいのでまた来週」

 

「資格勉強に集中する為、SNSとブログを中断するか悩んでいる」

 

マクドを目指すも、朝メニューか通常か、今朝はどうも優柔不断らしい」

 

#三行詩

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○日曜日の朝、森

 

SNSとブログの目的とは儒学勉強の為のツール、兼日記として」

 

「また、遠方に住む母へ、妻の感想を聴くこと、大人になった時の子に向けて」

 

「経験豊富や学識高い、或は個性的なフォローワーさんから学ぶことだ」

 

#三行詩

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○日曜日の朝、森

 

SNSやブログとは良くできている、人とは、自らの意見を述べたくて仕方ない、承認されたい、共感して欲しい」

 

「凄まじい数のアカウントやブログが文字と画像で自らを叫んでいる」

 

「巨大な叫び声の渦は、もはや恐怖すら覚える、そして誹謗中傷、やはり人とはすくい難い」

 

#三行詩

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○日曜日の朝、マクド

 

「コーヒーのついでに、食欲を満たすとはなんと幸せなことか」

 

「店内にワムのラストクリスマスが流れている」

 

「吉川版論語を読む、文中たびたび吉川先生の他の自著の紹介と、照会せよとある」

 

#三行詩


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○日曜日の午前、マクド

 

「吉川版論語は、吉川幸次郎先生の深い洞察と学術的な説明が面白い」

 

論語現代語訳、定番ファイブの一冊だけはあり、読み返す度に学びがある」

 

「さて、資格勉強を頑張ろう、平日、出来なかった分を追い上げるのだ」

 

#三行詩


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○日曜日の昼、マクド

 

「立ち位置をしっかりと認識すること、夢や希望も良いが、まず自立する」

 

「夢や希望を常に更新すること、過去に囚われない、呼吸する限りたたかえ」

 

「時には怒り、狂え、他人の常識で自らを縛らないこと、いい人にはなるな」

 

#三行詩

 

○日曜日の昼、森

 

孟子の本質とは、人間愛と行動力、そして義侠心にある」

 

孟子を学び、孟子を物差しとして論語を学ぶ」

 

「忠恕、自らを誠とし人を思いやる、実践する、論語とはここに尽きる」

 

#三行詩


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○日曜日の夜、自宅

 

「夕方、子とラグビー形意拳の練習へ、寒すぎて途中から走り込みに変更する」

 

「持久走、どんどん子に離された、心臓も苦しい、ペースを落とした、ゴールで子が待っていた」

 

「アマプラビデオ、ドクタースリープを観る、Sキングの狂ファン故に面白かった」

 

#三行詩


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○日曜日の夜、自宅

 

「夕食はハヤシライス、食後胃もたれで苦しむ、ひたすら座禅する」

 

「土日は酒を呑まない、思考がピュアとなり良い、断酒したいが平日は難しい」

 

「あと、やはり食べ過ぎる、断酒と小食は来年の課題としよう」

 

#三行詩

 

○月曜日の朝、通勤

 

「子、子夏に謂いて曰く、女、君子の儒と為れ、小人の儒と為る無かれ。雍也十三」

 

「孔夫子、弟子の子夏にいわれた、君子の徳行を重ねること、言葉だけの儒者となってはいけない」

 

「子夏は経典の理解に秀でたとされている、彼の学風からのちに荀子が出た」

 

#三行詩 #論語

 

○月曜日の朝、乗り換え

 

「図書館の本を返すとき、毎度一冊か二冊足らない、家敷しもべ妖精のいたずらか」

 

「今日は子の懇談会、質問事項を妻にラインするも、結局は上がらぬ成績が」

 

「駅のトイレを出たら、三人並んでいた、皆さん小刻みに身体を揺らしている、少し嬉しくなった」

 

#三行詩


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○月曜日の夕方、通勤

 

子游、武城の宰と為る。子曰く、汝、人を得たるか。曰く、澹台滅明という者あり。行くに径に由らず、公事に非ざれば、未だ嘗て偃の室に至らざるなり。雍也十四」

 

「弟子の子游が武城の領主となる。孔夫子はいわれた、武城で有能な人を得ることが出来たのか。子游はいう、澹台滅明という人材を得ました。ことを為すに近道することはなく、公務でなければ私の部屋を訪ねることもありません」

 

「澹台滅明という人は、たいそう不細工な顔をしていたらしいが、とても有能、有徳の人であった」

 

#三行詩 #論語


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○月曜日の夕方、乗り換え

 

「電車の運転手さんは何故帽子を被るのだろうか、ということに今気付く」

 

「制服着用義務、及び誰が見ても運転手と識別する為とか、ふと銀河鉄道999の車掌さんが浮ぶ」

 

「汽車は闇をぬけて、光の海へ、夢がちらばる、無限の宇宙さ、星の架け橋、わたってゆこう〜」

 

#三行詩


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○火曜日の朝、通勤

 

「子曰く、孟之反は伐らず。奔って殿たり。将に門に入らんとして、その馬に策ちて曰う、敢えて後れたるには非ず、馬進まざるなりと。雍也十五」

 

「孔夫子はいわれた、魯国の勇士であえる孟之反は、戦いに敗走する時は常に最後尾を守った」

 

「無事、城門に入れても、馬を軽く打ちながら、別に最後尾を守った訳ではない、私の馬が遅いだけだ、と言った」

 

#三行詩 #論語

 

○火曜日の朝、乗り換え

 

「日曜日の走り込みの影響か、筋肉痛に苦しむ、二日後にか」

 

「通勤前にブッダの言葉(岩波)を読む、生き死にとは最大の執着らしい」

 

「トイレが行列、大くしゃみ人が中にいる、ギャンブルなので並ぶのを止めた」

 

#三行詩


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○火曜日の朝、電車内

 

「大くしゃみ人の直後のトイレに籠もる気には、とてもなれない」

 

「トイレに並ぶ人たち、映画ターミネーターレジスタンスそっくりの顔つきをしていた」

 

「一本早いと混んでいる、見知らぬ人ばかりで居心地が良くない」

 

#三行詩


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○火曜日の夕方、通勤

 

「子曰く、祝它の佞あらずして、宋朝の美あるは難いかな、今の世に免れんことは。雍也十六」

 

「孔夫子はいわれた、衛の霊公に仕え、雄弁家として活躍した祝它ほどの才能もなく、単に美男子なだけな宋朝では、この時代を上手く生きることは難しい」

 

「美男子の宋朝という人とは、霊公の夫人である南子を喜ばせる為に他国から招かれた」

 

#三行詩 #論語


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○火曜日の夕方、電車内

 

「風邪が流行っている、鼻がグズグズしている、今夜も早く寝よう」

 

「食べて呑んだら風邪は治る、たまご酒は万能薬だ、そんな時もあった」

 

「漫画『男おいどん』を地で行く生活が懐かしい、今と昔、トリさんは何処へ」

 

#三行詩


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○火曜日の夕方、乗り換え

 

「昨日、肩こりが酷い人と肩こりの会話をした、今朝から肩こりだ」

 

「おいどんはトチローになる、ハーロックの親友だ」

 

「トチロー曰く『人間の気力は食物から起こる』、全くだ、その通りだ」

 

#三行詩


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○水曜日の朝、電車内

 

「悪夢をみた、見たことない顔の人にディスられた、誰だろう、知った顔の合成か」

 

「朝、歯を磨いていたら老子の一節が浮ぶ、閃きが瞬き、すぐに老子を読み返す」

 

「‥瞬いただけであったようだ、老子は相変わらず難解で心に響かない」

 

#三行詩

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○水曜日の朝、乗り換え

 

「夜中にメニエール(目眩)あり、酒呑みなので慣れている」

 

「心が少し浮いている、老子の閃きのせいか、既存の名の解釈が大袈裟すぎる、これでは神話だ」

 

「インテリノッポが帰阪したらしい、ホームの目の前に並んでいる」

 

#三行詩


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「インテリノッポは、大きなお土産物が入った紙袋を右手に持っている」

 

「同じサイタマ人である意地悪メガネが中身をみて笑う、かん高い声」

 

「今日はよく笑うメガネ、高音の笑い声が車内に響く、さっそく暗い話しをしている

 

#三行詩

 

○水曜日の夕方、通勤

 

「子曰く、質、文に勝るときは則ち野、文、質に勝るときは則ち史、文質彬彬として然して後君子なり。雍也十八」

 

「孔夫子はいわれた、行動が言葉より過ぎれば粗くなり、言葉が行動より過ぎれば細かくなる。言葉と行動が一心となってこそ君子といえるのだ」

 

論語の解釈とは自由であってよい、自らの論語は自ら考える、プロ一択なら明治書院版がほぼ完成形だ」

 

#三行詩 #論語


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○水曜日の夕方、乗り換え

 

「仕事は疲れない、人との関係が疲れる、かといって独りでは偏る」

 

「現代病、いや文明病とでも、とはいえ自給自足や狩猟生活には戻れぬ」

 

「故に、思想、哲学、宗教の出番となる、失われた自由を求めて、本の海を今宵も彷徨うのだ」

 

#三行詩


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○木曜日の朝、通勤

 

「子曰く、人の生くるや直し、これ罔くして生くるや幸いにして免る。雍也十九」

 

「孔夫子はいわれた、人として生きるとは、自らを誠として人を思いやることにある」

 

「自分勝手に、私利私欲に、人の犠牲の上に生きて、本当に幸せなのか」

 

#三行詩 #論語

 

○木曜日の朝、乗り換え

 

「また悪夢、フローリングの床から草が生えている、くっきりとした薄緑色」

 

「メニエールは収まらず、血圧も高い、おまけに冬の雨ときた日らしい」

 

「朝、本田版易経を読んでいた、全体の流れの内の一卦、永遠につづく円」

 

#三行詩


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○木曜日の朝、電車内

 

「今朝、亡父の遺影は笑っていた、タフな笑顔だ、こういう人だった」

 

「前に立つ兄ちゃんの右耳に光るピアス、ふとセンチネル島の部族を思い出す」

 

「今日の車掌さんは俳優の北大路欣也さんにそっくりだ、重厚な動作、光る眼光」

 

#三行詩


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○木曜日の夕方、通勤

 

「子曰く、これを知る者はこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。雍也二十」

 

「孔夫子はいわれた、知識をいくら重ねても、それを好む者には敵わない。また、いくら好むとしても、それを楽しむ者には到底及ばない」

 

「古の舜帝は、善いことを行うことを楽しんだという、そして善いことは次々と周囲の人に広がり、やがては天下を覆い尽くしたという」

 

#三行詩 #論語


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○木曜日の夕方、通勤

 

「自らを誠にすれば、人は素直に心を開き、私心なき思い、行いには共感が生まれる」

 

「孔夫子の教えとは、特別なものではない、だれでも行える」

 

「自らの仁を広げるとは、善いことを知り、好み、楽しむ、別に善人にならなくていい、今のままで行うだけだ」

 

#三行詩


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○木曜日の夜、

 

「亡父とは子供の頃から反りが合わなかった、そして、しかめっ面の親父のまま天国へ逝く」

 

「父となり、儒学を学び、ある日、亡父の遺影と語り合う自分に気づく」

 

「反面教師か、子に深く寄り添う事を心掛けるも感じる、子の向こうに確実に父がいる、親子三代の物語だ」

 

#三行詩

 

○金曜日の朝、通勤

 

「子、怪・力・乱・神を語らず。述而二十」

 

「孔夫子は、怪奇現象、超能力、反乱造反、鬼神妖魔といった非現実的、或は非道徳的なことを語ることはなかった」

 

「孔夫子の教えとは、今、ここ、常に現実の中にある」

 

#三行詩 #論語

 

○金曜日の朝、乗り換え

 

「親指のあかぎれスマホが打ちにくい、厳寒の中でフードを被っている」

 

「寒さに強いとは着だるま化することだと信じている、薄着を誇るなど狂気の沙汰だ」

 

「暗く寒い通勤の朝であるが心は明るい、あと三日、あと三日と呟く」

 

#三行詩


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○金曜日の夕方、通勤

 

「子曰く、中人より以上には、以て上を語るべく、中人より以下には、以て上を語るべからず。雍也二十一」

 

「孔夫子はいわれた、まだ教育を受けていない者に高度なことを教えても無駄に終わる、人は、学ぶことにより高みに達するのだ」

 

孟子は二千三百年前に人間平等を説いた、湧き水から流れた川の流れは海に至るように、学問の道とは自らの源泉を掘り下げることに他ならない」

 

#三行詩 #論語


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○金曜日の夜、焼き鳥屋さん

 

「ちょっと寄り道、焼き鳥屋さんで盛り合わせと日本酒のぬる燗を」

 

「凄い人混みだ、早く帰ろう、今日は真っ直ぐ帰る、途中でKさんも呼び出さない」

 

「明日、大腸の生体検査の結果を聞きにいく、LD IFCC(癌?)の数値が高い」

 

#三行詩 


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○金曜日の夜、お寿司屋さん

 

「やはり生牡蠣、岩塩とレモンで、お供は芋焼酎ロックから」

 

「生牡蠣が美味しい、幸せだ、今年も頑張った、家族も健康、幸せだ」

 

「隣の人、寿司を二貫、上がりをゆっくり飲んで出ていった、いいじゃない」

 

#三行詩

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○金曜日の夜、大型書店

 

「微酔する、本屋さんでうろうろするのが大好きだ」

 

「最近ぶっそうな事件が多い、夜遅くなるまでには帰ろう」

 

「最近、子がぱっとしない、思春期もあるが、、、まあ、こんな年頃か」

 

三行詩


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○金曜日の夜、電車内

 

講談社学術文庫の『吉田松陰著作集』を買えた、嬉しい」

 

「年の瀬に吉田松陰先生の御本を手に入れた、これもご縁ではないか」

 

「『講孟箚記』は私の学問の基本だ、孟子こそ荒ぶる儒学儒学の実践だ」

 

#三行詩


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○金曜日の夜、自宅

 

明治書院刊行『大学』を読み返す、天才、朱熹に始まる朱子学の偉大さよ」

 

儒学の綱領とされる、もとは『中庸』と同じく『礼記』の一章であったが朱子儒学の四書とした」

 

「『近思録』しかり『小学』しかり、この世界には書籍のお宝が多過ぎる、嬉しいことだ」

 

#三行詩


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○金曜日の夜、自宅

 

「深々とした已の暗闇の内に何を見るのか、絶望、悲しみ、そして怒り」

 

「心に、大きな、大きな水たまりがある、これまで溜めた、いっぱいに溢れ出した怒り、憎しみ」

 

「狂の一字よ、汝は救いなり、今こそ復讐の時、焔の如く焼き尽くせ」

 

#三行詩 #狂歌

 

○金曜日の夜、自宅

 

「武道の師を思う、師は決して正解はいわない、わかるまで、こっ酷くぶん投げるのみ」

 

「優しく、容赦なく、若さを、愚かさをぶん投げる、気付くまで容赦なく」

 

「怪我をさせずに、ひたすら投げる師のなんと大きな仁か、憎しみ、怒り、全てぶん投げられた」

 

#三行詩

 

所感)

■検査

生体検査に異常なし。向こう3年、大腸は無事らしい。お騒がせしました。

 

アマゾンプライムビデオ

ジャック・ライアン、シーズン3を見終わり、続いて、ペリフェラル、シーズン1を観ている。

時間が溶けている。

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