四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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三行詩 No.157

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○月曜日の朝、通勤

「雨の朝、体臭、香水、駅と電車独特の臭い、何故か月曜日は鼻が利く、嗅ぎたくない臭いもある」

「違いに虫が好かない、顔は眼鏡草食動物で身体はゴツく毛深い人、相変わらず定位置に座っている」

「通勤風景のひと駒、そういえば週末、子と色々語り合った、グリーングリーンが脳裏に浮かぶ、

ある日 パパとふたりで

語り合ったさ

この世に生きるよろこびそして 悲しみのことを

グリーン グリーン

青空には ことりがうたい

グリーングリーン

丘の上には ララ 緑がもえる」

#三行詩 20241028

 

○月曜日の夕方、通勤

「トラブルは忙しい時にこそ発生する、時間はない、なら、えいや(おっさんビジネス用語)で、どかんと一発(ウルフルズ)、終わらせた」

「勘と開き直り、どないかなるやろ(大阪弁)」

「言葉とは、用いる人そのものを表す、確かにおっさんである、カラオケではウルフルズを絶叫する、大阪人である、笑いとおもろいは基本軸だ」

#三行詩 20241028

 

○火曜日の朝、通勤

「平常心とは、何ごとも退屈な時ではなく忙しさピークの時に鼻歌が歌えるか否か、ではないか」

「経験値と開き直りは比例する、むしろ、おもろい所を狙ってスカタンを踏むことが多い」

「私は用意周到を好む、その場ではあらゆる想定で臨むので勝ち馬は動かない、故に楽しむのだ」

#三行詩 20241029

 

○水曜日の朝、通勤

「行く川(電車)の流れは絶えずして、空に浮かばない限りはあと100年は変わるまい」

「そうして自分も周囲も消えていく、積み重ね、歴史とは面白い、今日も歴史が刻まれていく」

「連続体という明確な意識を持つ、まで至らない、1世代で消去され、愚行は繰り返される」

#三行詩 20241030

 

○水曜日の午前、一休み

「何故、哲学を学ぶのだろう、この世の理が哲学にあると思っているからか」

「仮に理があったとして、少なくとも人類の好みではあるまい、事象の顛末は常に無常だ」

「共感し得る部分で世界に近づきたい、或いはこの理不尽な世界を韜晦する為に必要なのだ、要は我々は世界を知りたい」

#三行詩 20241030

 

「世界とは何か、内的か、ならば個か、或いは集団か、或いは全体(類)か、ならば神とは何だ」

「世界とは何か、外的か、ならば科学、物理、数学、或いは歴史、音楽、芸術、料理、無数にある」

「結局、世界とは全て、一つを理解すれば世界に至る、無数に存在する世界の住人が私たちであり、総括りで1、1こそ世界であり神なのだ」

#三行詩 20241030

 

「世界は1である、同時に神という存在が在るのであれば、同じく神も1でなければならない」

「では0はどうするのか、否、どうすべきかと存在を問わねばならない、我々の世界では0不要なのだ、表す現物が存在しない」

「人は1に属する、仁王立ちをしつつこの世界の主であるかの様に振る舞っている、ある意味正しい、世界は人の為に存在している、人は世界の創造主である」

#三行詩 20241030

 

「この世界の創造主は『私』であり、少なくとも82億人のそれぞれの世界が存在する」

「世界の王である『私』よ、王らしく振舞うが良い、勝ち誇れ、尊厳を以て各々の世界を支配せよ」

「哲学とは、『私』の存在を肯定する世界から始まり、個と集団を超えた一つへの昇華で終わる」

#三行詩 20241030 

 

○水曜日の夕方、通勤

「AIに哲学入門書を問う、何故かニーチェ全集をお薦めされた」

ソクラテスサルトルは理解は出来る」

「世の中にはニーチェ全集を入門書で読む人がいるのか、凄まじい」

#三行詩 20241030

 

○木曜日の朝、通勤

「ゲームの世界とは悪いものではない、ドットの彼方に非現実的世界(昭和)の夢をみるのだ」

SFC辺りが全盛期の人なので、ゲームにリアリズムは求めない、音楽と世界観、シナリオだ」

「個人的見解ではあるがヘラクレスの栄光Ⅲを頂点として、(私にとって)ゲームは衰退している」

#三行詩 20241031

 

○木曜日の朝、乗り越え

「見事な禿げ頭の人の後ろに並んでいる、電車は電光表示板に遅れ約6分とある」

「暇なので、まじまじと眼前の禿げ頭を観察する、マジックが欲しくなる」

「後頭部中央に、○と書けば、この禿げ頭は私的には完成するのだ、惜しい、と思った」

#三行詩 20241031

 

「電車到着し扉開く、指定席に座ろうとするも前の人が方向ターンを何故か2回、前が塞がれた」

「結果的には金髪に染めたアジア系の観光客に席は取られてしまった、何たることだ」

「仕方なくその横に座る、位置的には約60cm右にズレただけではあるが何となく悔しい、負けだ」

#三行詩 20241031

 

○木曜日の夕方、通勤

「JR車掌さんの爆音車内放送に耳が痛む、機械音声は適音量だから、おそらくは操作ミスか」

「私鉄のため息車掌さんも好きではない、重低音の喘ぎ声の様な車内放送は耳を塞ぎたくなる」

「と、日常風景の変化点とは相つまらぬ有象無象の砂粒であり、砂丘の模様の様に消えていく」

#三行詩 20241031

 

○金曜日の朝、通勤

「1500000000年前は、植物もない荒野・海にベトベト・ブヨブヨした菌が居たのが地球らしい」

「仮にだ、15億年前の世界にタイムスリップ出来たと、あちこちご先祖様ばかりで、とても迂闊に踏めない、楽しめそうにない」

「今、現在は永遠に続かない、私たちは何か勘違いして生きている、全ては細菌から発生したのだ」   

#三行詩 20241101

 

「バージェス動物群、5億1,000万年前に生きた生物群に心惹かれている」

クトゥルフ神話に登場しそうな異型の者ども、あのトゲトゲはどういう意味があるのだろう」

「異端に心惹かれるのは、現代社会に生きることの小難しさ(同調圧力とか)に辟易しているのかも知れない」

#三行詩 20241101

 

○金曜日の午前、一休み

「現在を確認する、生きているとはここら辺りで十分だ、過去も未来も存在しない」

「記憶と憶測に恐怖する、なるほど確かにその通りだ、そしてこれらは貴方の内側のみに存在する」

「良く生きるとは、都合勝手のおちゃらかホイで良い、最後はグウ・チョキ・パーで世界の行末は決まるかも知れない(運とか、確率とか)、悲劇的であるよりは喜劇的感性で物ごとを視た方が良い」

#三行詩 20241101

 

「過去を引きずるより開き直れ、未来に臆するより開き直れ」

「魔法の言葉、開き直れ、全て解決、開き直れ、」

「あくまで他人に開き直ること、自分に開き直ってはいけない」

#三行詩 20241101

 

○金曜日の深夜、ネットカフェ

「夕方5時から会社の友人と呑む、十三に出て9時半からKさんと呑む、終電に乗れたが方向が違う」

「直ぐに気付くもどうしようもなし、タクシーか泊まるか、大雨の中をしばし見知らぬ街を彷徨う」

「酒量は抑えたので微酔、結局朝までネット喫茶へ、タバコの煙に苦しむも寝る、8時頃帰宅する」

#三行詩 20241101

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○日曜日の夜、自宅

「アマゾンV『ザ・メニュー』レイフ・ファインズさん主演を観る、私好みの映画だ」

「物語は日常から徐々に逸脱しつつも、総合的には全てを『料理』にして観客を楽しませるのだ」

「ホラーでありコミカルでもある、私はこの作品に深い共感を感じ得る、故に繰り返し観ている」

#三行詩 20241103

 

「何故、私にとって『ザ・メニュー』が共感し得るのだろう、人の本質を述べているからだ」

「道徳的であるとは二拝律に存在し得る、率直に述べれば理知的な狂気は必然なのだ、私たちは依然として理性的な狂気と本質である善性、更には動物的衝動のトライアングルにある」

「道に進む程にその狂気も大きくなる、人間とは二律背反、パラドックスそのもの故に、学び続けねばならない、私たちは常にジキル博士側にあるべきだ」

#三行詩 20241103 #戦争反対

 

所感)

■つれづれ、日曜日の夜

三連休の中日、中三の子、実力テストも終わり(結果は兎も角として)、何か美味しいものを食べさせようと午後から梅田へ。

残念ながら、高額の割には妻と子の評価はよろしくはなかった。

まあ、こういうこともある、新しい試みとは、常に成功と失敗との裏返しでもある。

 

のち、東通りのジャンカラへ。

さっそく長渕剛さんの『一匹の侍』を歌い(シャウトして)満足する。

勿論、(親バカ目線であるが)子の選曲のセンスと歌声を聴いて、父親に似ず音痴ではないことに嬉しくなる。

妻は相変わらず70〜80年代の歌ばかりではあるが、少なくとも3人の中では一番上手いことに変わりはない。

 

のち、丸善ジュンク堂梅田本店へ。

新書コーナーと、ローマ史の棚を丹念に追うも購入するまでの本は見つけられず。

帰りに551蓬莱で肉団子と肉まんを夕食に買い、帰宅する。

楽しい休日だった。