四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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三行詩 No.161

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○月曜日の朝、通勤

生老病死から避けられぬ人生、何をしに生きているのか、そもそも私とは条件反応の積み重ねでしかない」

「私を私としているパーソナリティとは、妥協と社会適応の過程に過ぎない」

「故に、今日も人間チョロQとして、目の前の道を下がって走る、繰り返す、無意味の輪廻を駆け抜けようと思ふのだ」

#三行詩 20241125

 

○月曜日の朝、乗り換え

「コロナ禍のち、座るか立つか、ある意味ルーレットの様な通勤路、往復2時間30分もある」

「席が空けば座りたい、寒い、眠い、疲労感、しかし風邪を伝染されるのは困る、生活がある」

「咳くしゃみ鼻水の人横は直ぐに移動する、私には私の自由があり、寝込むより遥かにマシである」

#三行詩 20241125

 

○月曜日の午前、一休み

「二元論で物ごとを考える限界に来ているかも知れない、理解り良い、だけでは世界は説明つかない」

「人から観た世界と、アカハライモリから見た世界は当然異なる、そして同じ人でも生きる世界は違うのだ」

「全てを一にすればどうか、唯物論的、唯物史観、唯物主義、全てを肯定した後に残る塵芥こそ真の姿」

#三行詩 20241125

 

○月曜日の午後、二休み

「高層ビルが立ち並ぶオフィス街を俯瞰して見ている、二千五百年前のクフ王のピラミッド建造の時代もこうではなかったか」

「文明は発達し、人類は栄光に輝いているように思える、しかし衛星画像に写る大ピラミッドは巨大な墓標に過ぎない」

「目に前の光景に既視感を覚え、そこに生きた人たちと過去形で語られる遠い未来を思う、それを思うのが果たして人類なのだろうか、と」

#三行詩 20241125

 

○火曜日の朝、通勤

「胸を大きく開いて腕を回す、血圧を計る前の毎日の儀式ながら数値マイナス10は効果あり」

「寒くなると血圧が上がる、測る時は厚着しているが、それほど効果は感じない」

「知人の知人(他人)が、高血圧で駅のホームで気を失い倒れた、明日は我が身かも知れないぞ」

#三行詩 20241126

 

「向かいに顔は草食動物(眼鏡)で身体は筋肉隆々の人が座っている、お馴染みさんだが違いに合わない」

「のっぺりとした鼻、繰り返される鼻水を啜る音と咳、眼鏡の奥に光る野獣の眼光」

「似た者同士、否、私は見かけ肉食動物顔(子が言う)+デブだが心は草食動物、ああ逆なのか、鏡合わせの様に」

#三行詩 20241126

 

○火曜日の朝、乗り換え

スーパー銭湯もそうだが、公共の場で若い人が群れて大声を上げる姿は、やはり躾不足な気がする(彼らも被害者かも知れない)」

「若気の至りは良い、皆したものだ、しかし他所様に迷惑はかけない、ここが振れてきている」

「結局は彼らは社会に出て行き詰まり、彼らを躾出来るところへ向かう、どんな組織でも秩序は必要であるし彼らも望んでいるのだ」

#三行詩 20241126

 

○火曜日の午前、一休み

「躾が、しにくい、出来ない、知らない世の中が当たり前になりつつある、多様性を肯定するがあまり、昨今、教育そのものが怪しい」

「生徒が動画を撮りながら先生を脅す、PTAはモンペアの集団と化し、教育現場は崩壊しつつある」

「躾は暴力やハラスメントではない、しかし強者は必要だ、強者を否定して話し合いを肯定する『お花畑思考』は何処から生まれたのだろう」

#三行詩 20241126

 

「家庭で躾されていない子供たちが学校に行くのだ、動物園と変わらない、先生方のみに責を負わせるのも酷だ」

核家族化に物価高、生活するのが精一杯で子育てまで力及ばない、家庭にのみ責を負わせるのも酷だ」

「教育を盥回しにしてきた政治屋が悪い、では堂々めぐる、今に至る、一番の犠牲者は躾されていない子供たちであることに変わりは無い」

#三行詩 20241126

 

「週末、映画グラディエーターをAmazonVで観たばかり、どうだろうスパルタ国式を倣う、最後の狼は変わりに着ぐるみ熊でどうだ」

「或いは、躾の本元、武術・武道家に丸投げする、幼少期から二十歳まで、和と武の国よ再び」

「やはり道徳教育こそ、論語素読・写経、寺小屋教育の復活へ、或いは論語学・孟子学を学校の正式科目にしてはどうだろう」

#三行詩 20241126

 

○水曜日の朝、通勤

「血圧高し、ホームでフワフワしている、そろそろ降圧剤を服用せねば」

「塩分過多、脂肪好き、飲酒、睡眠不足、まあ血圧が低くなる要素が見当たらない」

「受け身取れずに顔面激突は避けたい、常に前受身で(腕をハの字=鞄を前に)歩いている」

#三行詩 20241127

 

○木曜日の朝、通勤

「毎日通勤、毎週仕事、毎月同じことをして過ごしている、生きているのか、或いは目の前のボタンを押しているだけか」

「何も考えずに一日が終わる、これもこうなるべく努力の積み重ねの結果ではないか、受け入れよう」

「マスオさんは年を取らないが、私は日々死へ向かう、どうでも良いがキン骨マンは改心して正義超人になったらしい、初耳だ」

#三行詩 20241128

 

○金曜日の朝、通勤

「生き死には明確に区別されているが境目は曖昧だ、故に詩が必要なのか」

「人間の内面こそ境界定かならず曖昧なものはない、心とは常に境目を妄動する」

「故に詩が必要なのだ、生者でもあり死者でもある、思いを言葉に、言葉を詩へと」

#三行詩 20241129

 

○金曜日の朝、乗り換え

「カメレオンの様なイメージを受けるホスト風男性あり、営業トークに典型的スマイル、客を抱きしめている」

「なるほど、人間を商売のネタにするには、人間が欲するものを与えねばならない」

「夢・希望を提供するのだ、その対価は無制限、見え透いた言葉でも癒しは癒しだ、人間の天敵は人間、逆も然りか」

#三行詩 20241129

 

○金曜日の夜、自宅

「何故、70年代生まれの我らは映画オネアミスの翼の呪いから未だに逃れられないのか、坂本龍一さんの音楽が脳裏に刷り込まれている」

「15歳、中学生の頃に上映されて観た映画など無数にある、しかし」

「代弁者であったかも知れない、過去の大戦を引きずる祖父母に育てられた両親、占領を経て得た未曾有の繁栄とその結末、連なり歌うのか」

#三行詩 20241129

 

○金曜日の夜、自宅

「世界では愛国者の歌が盛んに歌われている、復讐と増悪の連鎖が膨れ上がり、銃声が鳴り響く」

「振れるな、私たちは自国の歴史、連なりに基づく価値観を抱く国民ではないか」

「正しきことを堂々と述べれる勇気、吉田松陰先生はいわれた、『一誠、兆人を感ぜしむ』と」

#三行詩 20241129 #戦争反対

 

所感)

■冬眠中

食べては寝る、起きてはAmazonPuraimuVを観つつ食べる。寒いときは寝る。

こういう時もある。