四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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三行詩 No.162

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○月曜日の朝、通勤

「実は最強だけど日常では今一つキャラの人気は根強く、冴羽獠からシド・カゲノーまで時代を問わない」

「日常を生きる平凡人としての自己投影とイマニミテイロ感こそ、現代で求められる共感(empathy)なのだ」

「一方で、相変わらずの同調圧力、共感の罠こそ日常生活での普通であり、自らを押し殺して偽りの仮面(persona)を今日も被るのだ」

#三行詩 20241202

 

○月曜日の夕方、通勤

「何を以てストレスとするのか、電車9通勤か、勤務時間か、人との関わりか、帰宅後の家事炊事洗濯か」

スーパー銭湯では十時間居てもノンストレスではないか、要は主観的感情の積み重ねに過ぎない」

「失職すれば全て解消する、金銭面を除けばだ、故に日常、全てがストレスであると結論づけるのだ」

#三行詩 20241202

 

○火曜日の朝、通勤

「恐れとは、大概が未知の部分の想像に過ぎない、冷静な分析と経験値により緩和される」

「学生時代、合気道のコーチから度々いわれた言葉がある、怖くない、と」

「怖いと向き合うことで怖くなくなる、向き合え(逃げるな)、と教えられ、猪突猛進に目覚めた」

#三行詩 20241203

 

「一方で、有段者になった時にいわれた言葉は、絡まれたら逃げろ、だった」

「猪突猛進を戒められたのか、結局、弱いので諌めれたのか、記憶に残る良い笑顔をされていた」

「今、社会人になり子をもうけ、同じことを思春期の子にいう自分がいる、連なりは続いてこそ」

#三行詩 20241203

 

「社会に出て三十数年、ある意味、猪突猛進で過ごしてきたが、相手は強い奴限定だ」

「自分は弱いのだ、故に強者の傲慢には後先なしで突っ込む、あとは野となれ山となれ」

「自分は弱いのだ、どうして同じ弱者を守られないでおれようか、合気の教えは生きている」

#三行詩 20241203

 

○火曜日の朝、乗り換え

「私は巨悪を嫌う、傲慢な長老や世襲議員も然り、アイヒマン的な立場を傘に着る普通の人たちの驕慢・尊大・横柄も嫌いだ」

「ある意味、儒学を学ぶとは私の様な人間に合っている、孟子に、吉田松陰先生に学ぶことは山ほどある」

「憎しみを以て彼ら(彼女ら)に歯向かうのではない、一億二千万匹の蟻が一匹のアムールトラを喰らうが如く、思いを繋げることだ」

#三行詩 20241203

 

○水曜日の朝、通勤

「信奉する思想と日常を一つにすること、これこそ人間の完成した姿ではないか」

柳宗悦民藝運動と浄土思想を重ね合わせ、日常生活、生き方・考え方も信条の通りにされた」

「私は儒学思想と日常の合致を目指すが、浅学非才の身、故に先達を仰ぎ見てはため息の日々だ」

#三行詩 20241204

 

○水曜日の朝、乗り換え

「シド・カゲノー氏の魅力とは、二面性とヒーローらしくない残虐非道さにある」

「そして、窮地に浮かべる大胆不敵の笑みとあの笑い声、なるほど良く出来ている」

「時代の望む黄金律(福音書7章12節「何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ」)でもあるのだろう」

#三行詩 20241204

 

○水曜日の夕方、通勤

「なにを食べてもやれ添加物、やれ残存農薬、やれ高脂肪、やれ高果糖、やれ紅麹、なにを食べれば良いのやら」

「なにを食べても何らかの悪影響、リスク有りのものしか目の前にない、水すらナノプラスチックで危ないとか」

「故に、ポテチ大袋を喰らい、よく冷やしたコーラをがぶ飲みする、偉大なるビッグマックセット、オリジナルチキン10ピースバーレルよ永遠なれ、皿まで食べてやろう」

#三行詩 20241204

 

○木曜日の朝、通勤

休肝5日目、驚くほど血圧が下がる、そういえば病院で肝臓原因でも上がると聞いていた」

「呑まないと決めれば平気らしい、週末の誘惑には抗い難いが、如何に」

「歳だ、少しずつ火宅のものがきつくなっている、あの世に向けて整えているらしい」

#三行詩 20241205

 

「老人を前にして優先座席にどかっと座る人たちとは、一種独特の威圧感が共通している」

「傲慢、不遜、横柄、舌打ち、睨む、傍にいるだけで自身の不快感を周囲へ伝染している」

「ああ、北斗の拳に登場するモブさんだ、たわば!!ひでぶっ!!あべし!!がよく似合う人たちか」

#三行詩 20241205

 

○木曜日の夕方、通勤

「経済格差、ネット情報氾濫、伝統的価値観の崩壊、政治不信、道徳教育の空洞化、家庭崩壊、犯罪増加、人間関係の希薄化、社会秩序の衰退」

「これらは来るべくして起こり得た事象であり、やがて、全てを狂気へと誘うのだ」

「原因と結果、そして必然、これこそ生物(弱肉強食)の進化の行き詰まり、ようこそカタストロフィーの世界へ、道徳の復興こそ未来では」

#三行詩 20241205

 

○金曜日の朝、通勤

「言葉が具現化する、B級ストーリーを永遠と繰り返す夢をみた、終わらない」

「深み(思想)の無い敵が次々と現れ、こちらも新たな力で次々と倒すのだ」

「永遠に続くヒーローごっことは苦痛以外何ものでもない、わざと倒れてもチートで蘇る、敵が何故か自爆する、また繰り返し」

#三行詩 20241206

 

○金曜日の夕方、通勤

「是非、善悪、優劣の判断を越えねばならない、と現代の人は、実は失われた過去の遺物を探している」

「畏敬、崇拝する存在を人間の可能性や科学に求めることを止めれば、目の前にあるのでは」

「マヤ神話に登場するククルカンは翼のある蛇の姿をして人に文明を授けたとか、全て解明するよりは、このくらいで良いと私は思うのだ」

#三行詩 20241206

 

○金曜日の夜、自宅

「そして、音楽が心に震える、この美しき国、日本の言葉の羅列とともに、一つの歌を唄おう」

「詩とは真実でなければならない、生きた証であらなければならない、代々の連なりのみが成せることでなければならない」

「そう、暗闇に大焚き火の焔が上がり巫女は太古の聖なる言葉を唄う、踊る、思いを未来へ紡げ」

#三行詩 20241206

 

「焔に頬赤くして友たちの杯に酒注ぎ、杯を交わしつつ、背後、闇に包まれたした森をみる」

「凛々と、冷々と、人を拒む獣どもの棲む境界広がるも、今はこの焔が護ってくれよう」

「汝は冒険者か、志を立て、祖国の危機を救う勇者ならんと誓うたのか、なれば一つで貫け」

#三行詩 20241206

 

「太古のもののふの血を継ぎし者よ、この孤独、ひょうひょうと吹く寒風の夜を思い起こせ」

「深々と広がる森、月光、何処までも積もる落ち葉、遠くには狼どもの吠える声」

「満天の星空を見上げ、森の匂いを嗅ぐ、向こうに見える未来を思う、そして鉛筆を握るのだ」

#三行詩 20241206

 

○金曜日の夜、自宅

「毎日、三行詩を唱えている、言葉を紡ぎ、自ら、心、過去、願う未来、全てを言葉にあらわす」

「思う、最近、述べたい光景が見えてきた、しかしもどかしい、言葉が追いつかない」

「故に、心に浮かぶ光景を率直に言葉にしている、心を言葉に、言葉よ花開け、実を結べ」

#三行詩 20241206

 

「言葉を考えるというよりは、私は匂いを言葉にしていることが多い(実はほとんどだ)」

「日常のありふれたた匂いを嗅いで、そのまま、直感で文字にしている」

「ある意味、通勤往復二時間半は僥倖かも知れない、直感は常に叫ぶのだ、唄え、詩を、と」

#三行詩 20241206

 

「ずる賢い人が大好きだ、短絡的、愚かで、感情を制御出来ない、素のままの人間も大好きだ」

「同時に(私は儒学の徒を目指しているので)中庸あらんと願う、叶わぬ、故に自虐感と開き直りが私の真の姿でもある」

「生きるとは楽しい、こう言葉で好き勝手に述べれる場がある、どんどん彼ら(彼女ら)を詩にしようと思うのだ」

#三行詩 20241206

 

○土曜日の午前、病院

「待合いの硬いソファーの上に座るのも飽きた」

「かなり混んでいる、お腹が空いた、眠たい」

「あと何人だろうか、忘れられたら何時まで放置されるのか興味深い、お腹が鳴っている」

#三行詩 20241207

 

所感)

■冬眠中

寒いと眠い、お腹すく、週末は食べて寝る、何もしない(ことを楽しむ)季節もあっていい。