四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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三行詩 No.164

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○月曜日の朝、通勤

「血圧高し、頭痛がする、深呼吸すればいっとき下がるが何故だろう」

「心が何か焦っている、否(思い当たらない)、馬馬虎虎(中国語∶ぼちぼち)で行こう」

「身体の不調を心に及ぼさないこと、私は肝臓でも足の裏でもない、思い、心こそ本体」

#三行詩 20241216

 

○月曜日の朝、乗り換え

「血圧高し、ホームでふらつかない様に柱に寄りかかる、線路下は御免被りたい」

「仕方ない、姿勢を正し、軽く腰を落として(腕を出さない)三体式を、呼吸法を繰り返す」

「身体の重心を丹田へ、『乾は元いに亨りて貞しきに利し』を心中で、腹が据わり心落ち着く」

#三行詩 20241216

 

○火曜日の朝、通勤

「毎日同じ通勤風景が続く電車内、ふと思う、誰かWe Will Rock Youの足踏みでも始めてはどうか」

「もしくは映画ターミネーターのダダン・ダン・ダダンでも良い、そういう可笑しさ、シュールさを退屈な日常にようこそ」

「非日常とは日常に含む可能性、奇妙な世界は人を惹きつける、言葉なく足踏みが響く電車内、やがて誰かが歌いだし、サビは全員で合唱するのだ」

#三行詩 20241217

 

○火曜日の朝、乗り換え

「控え目に述べても音痴である、若いときは問題はなかったが、年齢と立場が上がるつれて周囲のがっかり感が堪えるようになった」

「故に、同年代とのカラオケではShout!!するが、付き合いは仮面を被ることにしている」

「妻と母は褒めてくれるが、子からは直球で下手といわれ、友人からはどの曲も同じ、先輩からは全てお経に聴こえる、と評されている」

#三行詩 20241217

 

「これは短所なのか、否、長所である、歌が下手とは他人に気を使わ(せ)なくて済む重要なツールだ、場が和むこと受け合う」

「付き合いカラオケは、付き合いに徹する、若い人が歌えば良い(自分もそうだった)」

「トリに演歌でも一曲唄えば場が収まる、能ある鷹は爪を隠すというではないか、私の歌声は家族や友人たちの為にある、とっておきだ」

#三行詩 20241217

 

「同じく控えめに述べても運痴である、大学の体育の授業でソフトボールがあり、体育会合気道部の主将をしていた私は優先枠で4番ピッチャーへ」

「球技は特に駄目だ、動く丸い物が見えない、昔から苦手でしていない」

「女子投げをする筋肉隆々(当時)のピッチャーは、瞬く間に周囲にがっかり感を与え交代となった、基本的に(今でも)のび太君に変わりない」

#三行詩 20241217

 

「当然ながら何故、三回生が体育の授業なのか、一二回生でサボったツケを払っている」

「実際卒業も危なかったが、友人に救われた(属性が陰キャの為か、友人も陰キャで真面目な人が多く尽力を得れた)」

「人生万事塞翁が馬、とはゼミの教授から最後に贈られた言葉であるが、生きる程に噛み締め、味が出る一方に思うのだ」

#三行詩 20241217

 

○火曜日の正午、昼休み

「私自身、陰キャである、個人的見解ではあるが、武術、武道を社会人になって(から)も習う人は陰キャが多いように思う」

陰キャとは名の通り心に暗やみを抱く人だ、暗やみの闇が、力を!、と常に心中に叫んでいる」

「心に闇がない人は何処か人としての深みが足らない気がする、闇こそ光を出る根源、光ばかりの世界など御免被る、力は闇より生まれるのだ」

#三行詩 20241217

 

○水曜日の朝、通勤

「四十年近く友人である田舎のNは欠点が少ない男だ、親孝行だし、よく奢ってくれる」

「しかし誰にでも欠点はある、彼の場合はカラオケで露呈する」

「180センチ近い巨体から出る、凄まじき音量の歌声は30分程で頭痛を、次に目眩すら感じさせる、音痴ではないが単にうるさいのだ」

#三行詩 20241218

 

「あと、ラインの既読が遅い、ほとんど既読にならないが、今朝は珍しく既読済みに」

「15歳からの付き合いだが、彼は15歳から言動が変わらない、外見は老けてもだ」

「一種、謎であり、実は宇宙人かも知れない、銀河帝国に追われる科学者、的な設定でも十分に通じる人物だ、因みに彼も同じ様なことをいう」

#三行詩 20241218

 

○水曜日の午前、一休み

「学問をしていると北斗の拳の様な人を見かける、我こそは正当正義孔夫子の教えを継ぐ者ぞ」

「私など明らかに異端である、ジャギかアミバの類いであろう」

ケンシロウ先生はいう『自分で秘孔を突いてとめてみろ!!』、勿論、私はお約束通りに『ばわ!!』と砕け散るのだ」

#三行詩 20241218

 

「異端で結構コケコッコー、私は伊達や酔狂で学問をやっている(アッテンボロー提督の名言を一部使用)らしいが、その通りでしょう」

「正当正義派の学問を歩む人からすれば、さぞかし目障りらしい、大きくズレた学問の力を見せねばならぬ」

「孔夫子の教えは、常に今、ここを踏まえた活きた学問でなければならない、温故知新はYESであるが、現代に合った変化も必要ではないか」

#三行詩 20241218

 

○水曜日の夕方、通勤

「隣人の興奮に共感し得ない場合、結局は違いに負の印象を抱かざるを得ない、人とは共感の生き物であり、沈黙は黄金の価値を持つ」

「激するとはどうであれ良くない、又、激している人と安易に関わるのも良くない」

「仁義に照らし、慎み深く恭しくすること、孔夫子の教えは日常生活での生きる、省みる、改めることを常に教えてくれる」

#三行詩 20241218

 

○木曜日の朝、通勤

「例えば、私は私自身を林檎であると思うとする、勿論人間は林檎にはなれないが、少なくとも近づくことは出来る」

「林檎の着ぐるみで通勤し、林檎のスマホ、林檎知識の強化、林檎を毎日食べるetc」

「気付く、林檎にも良い悪いがいる、林檎と化した私は悪い林檎が許せない、本来あるべき林檎とは何か、と熱く語る、私の正義が生まれたのだ」

#三行詩 20241219

 

「しかし、正義とは人の思いの一つでしかない、とても他の数万数億数兆の思いをまとめる王とは思えない」

「思いを一つで表現すること自体が不遜なのだ、林檎、という事象、名が、全てを表す訳ではない」

「ならば王(まとめ上げる存在)とは何か、総論だ、全ての思いを一つにする、生きるとは、そういうことでなければならない」

#三行詩 20241219

 

「例えば恋愛はどうだろう、生物に組み込まれた子孫継承プログラムの一つ、普遍的でもある」

「彼ら彼女らは全身全霊を持って、ことを行う相手を求める、それは思いではなく、もはや種として生き残ろうとする確固たる意思だ」

「思いを言葉を人の現れである、とする哲学には欠陥がある、生きること、生きる為に、思う、行う、原始原初的始動こそ人の現れ、本来の姿だ」

#三行詩 20241219

 

「ならば原始原初的始動とは何か、私はこれを儒学に見出す、仁・義・礼・智、又は孝・悌・忠・信、孔夫子の教えにこそ人の根源がある」

「故に性善は正しい、種として生き残りをかけた選択が善でなくてどうするのか」

「林檎は名に過ぎない、種から枝、幹、花を咲かせ実を地上に落す、全てが林檎でなければならず、変化こそそのモノ(林檎)の本来の姿として認識せねばならない」

#三行詩 20241219

 

○金曜日の朝、通勤

「毎日の圧力に耐え切れず、我がズボンボタンは今朝、弾け飛んだのだ、哀れボタン、哀れ自分」

「太るとは外見が大きくなることで、比例して内面も大きく成長する(異論は認める)」

「ふと、ジャバ族のザ・ハットさんを思い出す、彼は悪い人だが、デブでもキュートではないか」

#三行詩 20241220

 

「太るということも個性の一つ、例えばクマなら痩せているより太った方が強そうに思う」

「勿論、私はクマではない、引き締まった肉体でもなく、スライムの様な丸みは弱さに満ち溢れている」

「包み込める様な優しさ、と言い換えることも出来よう、要は、私は強気のデブである」

#三行詩 20241220

 

「嘘も方便、私の好きな言葉だ、偽善者であり臆病である私にとっての正義かも知れない」

「一方で私は尊大傲慢の人を嫌う、横に居るだけで腹中から嫌い虫がゾワゾワと出てくる感覚すらする、貴方たちは遥か遠方で幸せに生きて欲しい」

「小人でありながら君子を目指している、どちらが嘘で、どちらが方便かは知らない、相反する思い入り混じるデブ、これこそ私の正体である」

#三行詩 20241220

 

○金曜日の朝、乗り換え

「人が仁を目指すことは理想であり、追い求めて然るべき道だ」

「一方で善を目指すとは狂気の沙汰としか思えない、完璧な善とはもはや悪に等しい、善とは日常で垣間見るありふれた偽善からで良い」

「人は偽善者である、自分を善人だと主張する人こそ偽善極まる、善とは状況が人を善へと誘うものだ、その為の日常の仁ではないか」

#三行詩 20241220

 

「善悪は状況を原因とする、目前で川へ向かう幼子を止めない人はいない(性善)」

「更に、飢餓に苦しむ老人が店のおにぎりを盗み食う(性悪)、違う、悪はここではない」

「目先しか見ない道徳とは仁だろうか、違う、誠と思いやりこそ人の歩む道である」

#三行詩 20241220

 

全体主義者たちの足音が聞こえる、政界、財界、マスコミ、世界は悪夢へと踏み出した」

「弱者は切り捨てられ強者の論理が幅を利かす、誠の人は隠れ思いやりには対価が必要だ」

「暴力の時代が近づいている、乱世の奔流を感じる、火薬の臭い、軍靴の音、整然と並ぶ墓標」

#三行詩 20241220

 

所感)

■土曜日の午後、忘年会

待ち合わせまで時間があったので、紀伊国屋書店梅田本店による。

ぶらりぶらりと年末年始休み用の本を買う。

・「楚辞」明治書院 新釈漢文大系

・「哲学研究」講談社 ルートウィッヒ・ウィトゲンシュタイン著  鬼界彰夫 翻訳

 

のち梅田、東通りにてモツ鍋を友人たちと囲む。

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二次会は近くの居酒屋さんへ。モツ串77円等々破格の安さで店は繁盛していた。

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三次会はいつもの焼鳥屋さんで腰を据えて話す。

何れも楽しかった。

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午後4時から呑み始めたので、三次会終了時でも午後9時。

飲み放題で酒をたらふく呑みつつ、もつ鍋や焼き鳥、串カツを食す。

四次会はメンバー高齢化につき、無理であった。

とても楽しかった。