四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 儒教・儒学へ

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

三行詩 第八十章(先進第十一)

○日曜日の午後、3月26日、自宅 「子、斉衰の者を見ては、狎れたりと雖も必ず変ず。冕者と瞽者とを見ては、褻れたりと雖も必ず貌を以てす。凶服の者にはこれを式す。負版者に式す。盛饌あれば必ず色を変じて作つ。迅雷風烈しきときも必ず変ず。郷党二十一」 …

三行詩 第七十九章(郷党第十)

○日曜日の午後、3月19日、ウオーキング 「康子、薬を饋る。拝してこれを受く、曰く、丘未だ達らず、敢えて嘗めず。郷党十二」 「魯の大夫(家老)である季康子が、病を患う孔夫子に薬を贈る、孔夫子は拝して受けられたが、せっかく頂いた薬であるが、この薬が…

三行詩 第七十八章(郷党第十)

○日曜日の午後、3月12日、通勤 「孔子、郷党に於いては恂恂如たり。言う能わざる者に似たり。その宗廟朝廷に在りては便便として言い、唯謹めり。郷党一」 「孔夫子は郷里では穏やかで温厚素朴であり、寡黙で言葉を発することもなかった。一方、祖先を祭る宗…

三行詩 第七十七章(子罕第九)

○日曜日の午後、3月5日、ウオーキング 「子曰く、これに語りて惰らざる者は、それ回か。子罕二十」 「孔夫子はいわれた、今まで弟子たちに道を教えてきたが、飽きずに学び、常に実践したのは顔回のみだ」 「天才顔回のエピソード。道を学び、好み、楽しむの…

三行詩 第七十六章(子罕第九)

○日曜日の午後、2月26日、ウオーキング 「子曰く、鳳鳥至らず、河、図を出ださず。吾已んぬるかな。子罕九」 「孔夫子はいわれた、この乱れた世の中を正す聖王の誕生を示す吉兆の象徴である鳳凰は現われず、この世の叡智が記された書をもたらす黄河にいる龍…