四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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三行詩 第七十七章(子罕第九)

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○日曜日の午後、3月5日、ウオーキング

 

「子曰く、これに語りて惰らざる者は、それ回か。子罕二十」

 

「孔夫子はいわれた、今まで弟子たちに道を教えてきたが、飽きずに学び、常に実践したのは顔回のみだ」

 

「天才顔回のエピソード。道を学び、好み、楽しむのは聖人レベルといえる」

 

#三行詩 #論語

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○日曜日の夕方、森の中

 

「昨日、薄着で出掛けたらお腹を壊してしまう、また寝込む」

 

新スタートレックの映画を流しながら日中、食べては寝る、回復した」

 

儒家を止めて心が清々しい、新名称は色々考えるている、論語孟子を学ぶ人ではどうだろうか」

 

#三行詩

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○日曜日の夕方、森

 

メガデスの『symphony of destruction』を聴きながら夕暮れの森を歩いている」

 

「ヘヴイメタルは夕暮れとよく合う、森とも勿論合う、幸せだ」

 

ちくま学芸文庫中島敦全集を読み返す、文學というジャンルに悪寒を覚える、確実に沼だ、ヘヴイメタルと似ている」

 

#三行詩

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○月曜日の朝、通勤

 

「子、顔淵を謂いて曰く、惜しいかな、吾その進むを見たるも、未だその止むを見ざりき。子罕二十一」

 

「孔夫子が早逝した弟子の顔回を偲びいわれた、惜しいものだな、顔回の学問の道は進むばかりで、止まることがなかったな」

 

「孔夫子は早逝してしまった天才顔回を偲ぶ言葉を繰り返し述べられた」

 

#三行詩 #論語

 

○月曜日の朝、電車

 

「やる気がない車掌さん、扉を閉める時に小声で閉めまーすとアナウンス」

 

「今朝は原因不明の咳の発作、飴をきらして子のお菓子袋を漁り、ガビガビの飴を見付けて助かった」

 

「混み合う車内で一人話し続ける男性、ある意味ホラー、最後にお疲れ様といって下車してた」

 

#三行詩

 

○月曜日の朝、乗り換え

 

「昨日、吉川弘文館の世界史年表をタブレットホルダーにつけた、暇さあれば読む、楽しい」

 

「春秋左氏伝を読むのに古代中国の知識が少な過ぎる、地図も見ている」

 

「改札で警察官がいた、後ろ姿だがベルトの拳銃ホルダーが異彩を放っている、平和な国で良かった」

 

#三行詩

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○月曜日の夕方、通勤

 

「子曰く、苗にして秀でざるものあり、秀でて実らざるものあり。子罕二十二」

 

「孔夫子はいわれた、教えるということは難しい、苗を植えても穂がでない人もいれば、穂がでても種が実らない人いる」

 

「学ぶ人自身が考え、実践し、省みて、また学ぶ、PDCAを回して行かねば稲は穂にならず、穂に実は実らない」

 

#三行詩 #論語

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○月曜日の夕方、乗り換え

 

「前にも書いたが、論語を学んでも金太郎飴のように儒家は生産されない」

 

論語は正しい方向を示し、論語を学ぶ考える実践する省みるとは、自己を開放させる、個性を開放させることだ」

 

「お人好しの善人が儒家とか、渋沢栄一が聖人とか、なにか悪い夢を見ているとしか」

 

#三行詩

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○火曜日の朝、通勤

 

「子曰く、後生畏るべし。焉んぞ来者の今に如かざるを知らんや。四十五十にして聞こゆることなきは、これ亦畏るるに足らざるのみなり。子罕二十三」

 

「孔夫子はいわれた、後の世に生まれてくる新しき世代とは畏るべき人たちに違いない。どうして今の私たちが追い越される訳がないと思えようか」

 

「つまるところ、齢四十から五十を越えた人で世の中にその名が聞かれないのであれば、もはや畏れるに値しない人と見てよいのだ」

 

#三行詩 #論語

 

○火曜日の朝、電車内

 

ツイッターAI診断が混み合い、粘っていたら寝不足だ、功なく朝から低血圧」

 

「眠たくてふらふらする、自業自得なので仕事はきちんとする」

 

「昨晩も古代中国の年表と地図を見ている、少し国名と位置関係が掴めてきた」

 

#三行詩

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○火曜日の朝、乗り換え

 

「ライムグリーンの靴を履いている人を見かける、黒調の服と妙に合っている」

 

「昨日スレイヤーを聴いてみた、スラッシュメタルBIG4の一角だが私には遠かった」

 

「喉がいがらっぽい、いがらっぽいの、いがらとは意味に対して妙を得た日本語だ」

 

#三行詩

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○火曜日の夕方、通勤

 

「子曰く、法語の言は、能く従うことなからんや。これを改むるを貴しと為す。巽与の言は、能く悦ぶなからんや。これを繹ぬるを貴しと為す。悦びて繹ねず、従いて改めざるときは、吾これを如何ともする末きのみ。子罕二十四」

 

「孔夫子はいわれた、古典にみられる格言とは貴いものだが、そう思うだけで実践しなければ意味がない。また、わかりやすく説明されても納得するだけは意味がない、何故そうなのか深く考えてこそ初めて貴い。教わったことを深く考えもせず、実践しない人とは、私でもどうしようもない」

 

「孔夫子は同じことを繰り返し述べられている、学問の道とは、学ぶ、考える、実践する、省みるからこそ自らの積み重ねとなる、誰もイエスマンなど求めてはいない」

 

#三行詩 #論語

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○火曜日の夕方、乗り換え

 

「出来ないのではなく、しようとしない人がいる、否定はしない、待遇や立場で人は変わるものだ」

 

「さらに、その人の資質を活かしきれていないリーダーという存在もある」

 

「もっと上に進むこと、仕事を面白くすることがリーダーの責務だ、仕事が人を団結させる、集団を強くする」

 

#三行詩

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○火曜日の夜、自宅

 

「結局は学ぶとは講談社学術文庫に帰っていくものなのか、年表自力を諦めて『古代中国』を紐解く」

 

「三年前にこの本を買った時よりは進歩している、負け惜しみをいう」

 

「残念ながらWBCを観ている暇がない、どんどん世間の人から離れていく自覚はある、とても楽しい」

 

#三行詩

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○火曜日の夜、自宅

 

メガデス『This Was My Life』を聴きながら自室で寛いでいる」

 

ドミートリイ・ショスタコーヴィチは『証言』にて述べた、あらゆる民族音楽とは素晴らしいものだ」

 

「私もそう思う、あらゆる音楽とは素晴らしいものだ、当然ながらスラッシュメタルとはとても美しい」

 

#三行詩

 

○水曜日の朝、通勤

 

「子曰く、忠信に主しみ、己に如かざる者を友とすることなかれ、過てば則ち改むるに憚ること勿かれ。子罕二十五」

 

「孔夫子はいわれた、自らを誠として周囲から信頼を得ること。自らに悪影響を及ぼす人と友人関係を結ばないこと。自らの過ちに気付けば速やかに改めること、決して躊躇してはいけない」

 

「良い環境とは自ら生み出すこと、不仁、不義の人たちとは距離を置き、礼節をもって周囲の信頼を得る、常に省みて自らの過ちには敏感であること」

 

#三行詩 #論語

 

○水曜日の朝、乗り換え

 

「電車に乗り込もうとするも前の人が扉の入口から動かない」

 

「電車を降りようと席を立つも横の人が立ったままで進めない」

 

「どうでも良いが21エモンは2018年の過去の話しらしい、自分とゴンスケのキャラが被るのはきっと気のせいだ」

 

#三行詩

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○水曜日の夕方、通勤

 

「子曰く、三軍も帥を奪うべきなり。匹夫も志を奪うべからざるなり。子罕二十六」

 

「孔夫子はいわれた、三軍(三万七千五百人)の軍勢に守られた将軍でも捕らえることは出来る。しかし、志を抱いた人の意思を屈服させることは不可能なのだ」

 

「人とは、自らの意思により強くなれる生き物だ、例え三万七千五百人に囲まれようが、びくともしない(はずである)」

 

#三行詩 #論語

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○水曜日の夕方、車内

 

「朝が寒いので夕方にダウンジャケットでは暑い、鞄は股引とフリースで膨れている」

 

「電車内は乗客の話し声で賑やかだ、向かいには百貨店の紙袋を抱えて座る人」

 

「服装も会話も春らしくなってきた、沈んだ表情で下を向く人もいる、物価高騰が生活を圧迫している」

 

#三行詩

 

○水曜日の夜、自宅

 

「音楽を聴くのは大好きだ、そして依然として二元論の世界を彷徨っている」

 

「ベルク、シェーンベルクとは無調らしい、いくつか聴いてみたが琴線には触れない」

 

「べたべたの音楽が好きだ、最後には無音、静粛、暗闇、それまでは騒がしくも冒涜的な音楽に沈もうと思う」

 

#三行詩

 

○木曜日の朝、通勤

 

「子曰く、弊れたる薀袍を衣て、狐貉を衣る者と立ちて恥じざる者は、それ由か。支らず求めず、何を用ってか臧しとせんや。子路、終身これを誦す。子曰く、是の道や何を以て臧しとするに足らん。子罕二十七」

 

「孔夫子いわれた、ぼろぼろの服装で金持ちと居ても平気なのは子路くらいではないか。生前に子路が度々口にした『人を妬まず、物を求めない、どうして善人ではないといえようか』という詩経の言葉は、子路の、そう成りたいであろうとした人間性を率直に現している」

 

「孔夫子はいわれた、子路の行いとは、子路独特の見事なものであるが、尚、道に足らない、道には至ってはいない」

 

#三行詩 #論語

 

○木曜日の朝、乗り換え

 

「なんとなく、この人間め、と呟きたくなったが自分も人間なので止めた」

 

「駅構内はトランクを引く若い旅行者が多い、卒業旅行そのままだ」

 

「なんとなく、シューベルトの魔王が浮かび、この人間め、と今回は呟いた」

 

#三行詩

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○木曜日の夕方、通勤

 

「子曰く、歳寒くして、然る後、松柏の彫むに後るるを知る。子罕二十六」

 

「孔夫子はいわれた、気候が寒くなってのち、松や柏の樹は緑を枯らさずにいることがわかるものだ」

 

「正念場で光る人もいれば、平穏な時には有能な人もいる、易経に『一陰一陽これを道という』とある、君子とは二元論に偏ってはいけない 」

 

#三行詩 #論語

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○木曜日の夕方、乗り換え

 

「仕事は忙しいしアトピーも良くない、だからどうした、為すべきことを為せ」

 

「身体の都合に心を引っ張られないこと、仁と礼、義の正道を歩め」

 

「水分制限と花粉を浴びない、紫外線を避ける、充分な睡眠、さあ、為すべきことを為せ」

 

#三行詩

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○木曜日の夜、自宅

 

「盲目のオルガン奏者、ヘルムート・ヴァルヒャの演奏するバッハは時に神憑っている」

 

ヘヴィメタルにハードコアの過激さを加えたスラッシュメタルを超える音楽とは、ヴァルヒャが演奏するバッハに他ならない」

 

「クラッシック音楽とは実にぶっ壊れた音楽だ、仮面をかなぐり捨てた先に、メタルな世界が待ち受ける」

 

#三行詩

 

○木曜日の夜、自宅

 

グスタフ・マーラー交響曲第9番、第1楽章、あの高音には狂気すら感じる」

 

「あの高音がなければクラッシック音楽とのご縁はなかった」

 

「クラッシック音楽がお上品とか、冗談でしょう、人間が人間を歌っている事に変わりない、音楽とは何れにせよ素晴らしいものだ」

 

#三行詩

 

○金曜日の朝、通勤

 

「子曰く、知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず。子罕二十九」

 

「孔夫子はいわれた、知を得た者は惑えることがなく、仁を行う者は憂るえることがなく、勇しく前に進む者は恐れることなどないのだ」

 

「惑う、憂る、恐れる、仁とはこれらからの開放だ」

 

#三行詩 #論語

 

○金曜日の朝、乗り換え

 

帯状疱疹につき段取りを決めたら退勤する、休んでも良かったが身体が動く」

 

「ピリピリ痛む、抗ウイルス薬で治る」

 

「出社のちMTまでは寝ていよう、しんどくて思考が途切れるのは悪くない」

 

#三行詩

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○金曜日の午前、通勤

 

「子曰く、与に共に学ぶべし、未だ与に道に適くべからず。与に道に適くべし、未だ与に立つべからず。与に立つべきも未だ与に権るべからず。唐棣の華、偏としてそれ反せり、豈爾を思わざらんや、室これ遠ければなり。子曰く、未だこれを思わざるなり、それ何の遠きことかこれあらん。子罕三十」

 

「孔夫子はいわれた、朋友と共に学ぶことが出来たとしても、共に同じ道を歩むとは限らない。共に同じ道を歩みことが出来ても、共に成し遂げるとは限らない。共に成し遂げることは出来ても、共に自在に実践出来るとは限らないものだ」

 

「流行りの恋唄に『唐棣の花、風とともに揺れて、飛び立たんばかりの美しさ、愛しい人の住まう家のなんと遠きことか』とある。それを聴いて孔夫子はいわれた、いいや、この唄の主人公はまだまだ本気ではない、もし本当に人を愛していれば、遠いことなど問題にもならないはずだ」

 

#三行詩 #論語

 

○土曜日の午後、自宅

 

帯状疱疹で寝込む、頭痛、嘔吐、風邪症状、発熱、、、、」

 

PM2.5が駄目だ、アトピーを悪化させ大リバウンドへ誘う、もしなれば又入院だろう」

 

「外出どころではない、にじみ出る滲出液との戦いで精いっぱいだ」

 

#三行詩

 

○土曜日の午後、自宅

 

「寝込んでいるが暇なので、アマプラクラッシックを聴いている」

 

「リスト、メフィストワルツop1が流れた、35年ぶりに聴く、バレンボイム

 

「リストのロ短調ポリーニでよく聴いた、CDが店頭に並び出した頃だ、年取ったな」

 

#三行詩

 

○土曜日の夕方、自宅

 

「昨日午後からずっと寝ている、もはや寝る体力は使い果たした、しんどいがようやく微熱」

 

「消防士さんを見かけると、いい歳故に敬礼をしたくなる、感謝の気持ちを伝えたい」

 

「通行人みんなが、出動している救急車や消防車、災害時派遣の自衛隊の皆さんに敬礼や声援をおくる世界、仁と礼、この国らしい在り方だ」

 

#三行詩

 

所感)

■寝込んでいる

子が心配しているのか、近くに寄ってこない。

食事時も、食卓の対角線上の端に位置している。

あまりにも心配さすのも可哀想だ、咳き込みながら近寄ると、猫のように素早く逃げる。

どうも、本気で嫌がられているような、、、。

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