四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

三行詩 第九十三章(衛霊公第十五)

○日曜日の朝、6月25日、通勤 「子曰く、群居して終日、言、義に及ばず、好んで小慧を行う。難いかな。衛霊公十七」 「孔夫子はいわれた、集まって一日中話しをしているが、言葉に真実はなく、互いに小知恵を自慢するのみだ。有為な人材になるなどとても難し…

三行詩 第九十二章(衞霊公第十五)

○日曜日の朝、6月18日、ウオーキング 「子曰く、無為にして治むる者はそれ舜か。夫れ何をか為さんや。己を恭々しくして正しく南面せるのみ。衛霊公五」 「孔夫子はいわれた、何をするのでもなく、天下が仁徳にて治まった舜帝の治世とは、なんと素晴らしきこ…

三行詩 第九十一章(衛霊公第十五)

○日曜日の朝、6月11日、自宅 「子路、石門に宿る、晨門曰く、奚れ自りするか。子路曰く、孔氏自りせり。曰く、これその不可なることを知りて、而もこれを為さんとする者か。憲問四十」 「子路、魯の城外にある石門にて宿をとる。門番がいう、汝、何処から来…

三行詩 第九十章(憲問第十四)

○日曜日の朝、6月4日、ウオーキング 「子曰く、君子はその言のその行に過ぐるを恥ず。憲問二十九」 「孔夫子はいわれた、君子とは言葉を慎み、行いより言葉が大きくなることを恥とした」 「小人の言葉とは行いより大きくなることが常であり、昨今の政治家の…

三行詩 第八十九章(憲問第十四)

○日曜日の朝、5月28日、ウオーキング 「子路曰く、桓公、公子糾を殺す。召忽これに死し、管仲は死せず。曰く、未だ仁ならざるか。子曰く、桓公、諸侯を九合して、兵車を以てせざるは、管仲の力なり。その仁に如かんや、その仁に如かんや。憲問十七」 「子路…