四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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大学 第一章

大学 天子より以て庶人に至るまで

書き下し文) 天子より以て庶人に至るまで、 壱に是れ皆身を脩むるを以て本と為す。 その本乱れて末治まるは否す。 その厚かる所(可)き者薄くして、 その薄かる所き者厚きは、 未だこれ有らざるなり。 此れを本を知ると謂い、此れを知の至まりと謂うなり。 …

大学 古えの明徳を天下に明らかにせんと

書き下し文) 古えの明徳を天下に明らかにせんと欲する者は先ずその国を治む。 その国を治めんと欲する者は先ずその家を斉う。その家を斉えんと欲する者は先ずその身を脩む。 その身を脩めんと欲する者は先ずその心を正す。その心を正さんと欲する者は先ずそ…

大学 大学の道は明徳を明らかにするに在り

書き下し文) 大学の道は、 明徳を明らかにするに在り、 民を親しましむるに在り、 至善に止まるに在り。 止まるを知りて后定まる有り、 定まりて后能く静かに、 静かにして后能く安く、 安くして万能く慮り、 慮りて后能く得。 物に本末あり、事に終始あり…