四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

三行詩 第百三十九章(先進第十一②)

○日曜日の夕方、6月23日、森 孔子以其兄之子妻之。先進六 (高弟の南容、詩経の白圭を日々吟じていることを知り)孔夫子は、兄の娘を嫁がせた。 「古典に通じ、万事こなせる力量がありながらも、日々慎み深い南容の人柄を孔夫子は高く買われ、姪の一生を任せ…

三行詩 第百三十八章(先進第十一②)

○日曜日の午後、6月16日、自宅 子曰、回也非助我者也、先進篇四 孔夫子はいわれた、高弟の顔回は、(その才、ずば抜けて秀で、しかも好学であるが)私に何かを啓発する、或いは共に議論を交わせれる人ではない。 「天才、顔回を述べている、彼は人となりが穏…

三行詩 第百三十七章(先進第十一②)

○日曜日の午後、6月9日、自宅 色斯挙矣、翔而後集、郷党篇二十三 山中、雌雉が人の気配に気づいて舞い上がり、空を巡ってのち再び樹に止まった。 「吉川幸次郎先生をして、難解、且つ謎のような章と評した郷党篇二十三、次に孔夫子が登場する」 #論語 曰、山…

三行詩 第百三十六章(郷党第十②)

○日曜日の朝、6月2日、ウオーキング 子見斉衰者、雖狎必変、郷党篇二十一 喪服を着た人を見れば、たとえどんなに親しき仲でも顔色を改めて慎まれた。 「死は万人に訪れる、避けがたい、故にその存在に怖れ、慎む。人の範疇を越えた鬼神に接するが如く、死の…

三行詩 第百三十五章(郷党第十②)

○月曜日の朝、5月27日、通勤 君命召、不俟駕行矣。郷党篇十七 君主からの召し出しがあれば、(重臣として)早急に宮殿に趣く為、馬車に馬をつなぐ時間すら惜しんで歩き出された。 「比喩的表現であり、例えば浴衣や普段服でも着替えずに宮殿に赴く、訳では無…