四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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三行詩 第六十四章(公冶長第五)

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○日曜日の午後、12月4日、ウオーキング

 

「病み上がりながら森へ、バッバ、平均律クラヴィーア曲集Ⅰを聴いている」

 

「薄着に厚着、ジャージ姿にダウンジャケットを装備した」

 

「子から練習の誘いあるも保留する、内視鏡検査前だ、無理は禁物」

 

#三行詩
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○日曜日の午後、森

 

「続いてジョー・パスのヴァーチュオーゾを聴く、冬の光景とよくあう」

 

「芸能人や有名人の早逝のニュースをよく見る、自らに省みてどうか」

 

「明日、亡くなっても後悔なき一日を過ぎしているか、今が全力なら問題ない、運は避けられない」

 

#三行詩

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○日曜日の午後、森

 

「もちろん、じだばたと見苦しく大声をあげて泣き叫んでやろう」

 

「そんな出来た人間には、墓場でもなりたくない、そう、足掻いてやる」

 

「これも儒学を学んだお陰だ、私なりの道で、中庸で、仁といえる」

 

#三行詩

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○日曜日の午後、森

 

「身体が冷えた、マクドでコーヒーでも飲もう、子にお土産も」

 

「混み合っていなければ資格勉強、常に戦うこと、その人なりに」

 

「友人Yがいう、顔つきが変っている、いい感じらしい、毎日論語のお陰かも」

 

#三行詩

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○日曜日の午後、マクド

 

「コーヒーを頼むついでにビッグマックセットを、主客はぶれていない」

 

「腹ごしらえのち、主であるホットコーヒーを飲む、ほっとする」

 

「うるさい客もいない、赤本と筆箱を出す、少し勉強していこう」

 

#三行詩

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○日曜日の午後、マクド

 

「店に流れるクリスマスミュージックに心が和む、今年も子にプレゼントを買ってやらねば」

 

「子育ても、学問と同じく、自らの積み重ねなのだ」

 

「親としての最高のご褒美とは、子の笑顔に尽きる、子の挫折と成長の中でただ見守るしか出来ないが」

 

#三行詩

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○日曜日の夕方、マクド

 

「資格勉強をやめて赤本を鞄に入れる、客の少ない店内を見回し、そっと息を吐く」

 

「ぼーっとしながら、なんとなく空いたコーヒーカップを見つめる、また来週か、、」

 

「そろそろ帰ろう、我が家へ、子は未だにスカイリム(switch)、妻は晩ごはんを料理している頃だ」

 

#三行詩

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○日曜日の夜、帰宅中

 

「たたかえ、たたかえ、と本能が告げる、生きる限り運命とたたかえ」

 

「少し外出して良かった、頭の切り替え、気分転換、冷たい風が心地よい」

 

「世の中誰も助けてはくれない、ただ、たたかう限りは共闘は出来る」

 

#三行詩

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○月曜日の朝、通勤

 

「子曰く、孰か微生高を直なりと謂う。或るひと醯を乞う。諸をその鄰に乞いてこれに与う。公冶長二十四」

 

「孔夫子はいわれた、微生高という人が正直だと世の人はいう。しかし、ある人が酢を乞うたとき、彼は隣人に乞うて与えたではないか」

 

#三行詩 #論語 公冶長第五

 

○月曜日の朝、電車内

 

「今朝は血圧が高い、家を出る前に亡父の写真と話すも顔つきが険しい」

 

「相変わらず鼻が効く、電車内が苦しい、二日酔いの乗客が放つアルコール臭、加齢臭、様々な香水、新聞紙の臭い、etc‥」

 

「なんとなく警戒感、肌もピリピリしている、ボスキャラでも登場するのか」

 

#三行詩

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○月曜日の朝、乗り換え

 

「今朝は出勤前に柳宗悦の本を読む、捨てるとは何と至難の業か」

 

「昨夜寝る前に正法眼蔵を読む、以前とは読感が異なる、周易講話の影響か」

 

「全体の(流れ)の内に自らを投影する、流れとは、一陰一陽が浮んだ、世界とは」

 

#三行詩
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○電車内、

 

「いつものインテリノッポと意地悪メガネが話している、聴こえる」

 

「洗濯物を如何に畳むかで暗い話しをするメガネ、どうしてそこまで暗いのか」

 

「難しいネ、とさらっと流すノッポ、さらに何故なのかを暗く述べるメガネ、対象物とのロジックが‥‥と話している」

 

#三行詩

 

○月曜日の夕方、通勤

 

「子曰く、巧言・令色・足恭は、左丘明これを恥ず、丘もまたこれを恥ず。怨みを匿してその人を友とするは、左丘明これを恥ず、丘もまたこれを恥ず。公冶長二十五」

 

「孔夫子はいわれた、かの左丘明という人は、言葉巧みに相手に迎合し、納得した様な顔色をわざと浮かべ、腰をひくくして畏れ入った振りをする、これを恥とした。私も同じくこれらを恥とする」

 

「そして、その人に怨みがあるにもかかわらず、私利私欲の為に友人の振りをすることも左丘明は恥とした。私も同じくこれを恥とする。」

 

#三行詩 #論語 公冶長第五

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○月曜日の夕方、乗り換え

 

「明日一日は検査食(五千円)を食べる、故に今夜も素食、お粥とか」

 

「食べることが大好きだ、しかし、人間、一生涯で食べれる量は決まっているらしい」

 

「長生きしたければ素食を少量か、今までのツケを払う時が近づいている」

 

#三行詩
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○火曜日の朝、通勤

 

「顔淵・季路侍す。子曰く、盍ぞ各々爾の志を言わざるや。子路曰く、願わくは車馬衣裘を、朋友と共にし、これを敝りて憾みなからん。顔淵曰く、願わくは善に伐ることなく、労を施すことなからん。子路曰く、願わくは子の志を聞かん。子曰く、老者には安んじられ、朋友には信じられ、少者には懐かしまれん。公冶長二十六」

 

「弟子の顔回子路が孔夫子のお側に仕えていた時のこと。孔夫子はいわれた、それぞれの志を述べてみなさい。子路はいう、皆の憧れである車や馬、美しい着物や毛皮の外套を朋友たちと使い、それらが駄目になっても、なんとも思わない、こういう風になりたいです」

 

顔回いう、願わくば、自らの善を周囲に誇るようなことがありませんように、また、嫌なこと、辛いことを周囲に課すようなことをしませんように。そして子路がいう、願わくば孔夫子の志をお聞かせ下さい。孔夫子はいわれた、村の老人には安心されている、朋友には信頼されている、若者には慕われている、こうなりたいものだな」

 

#三行詩 #論語 公冶長第五

 

○火曜日の朝、乗り換え

 

「ゲロのような検査食を食べて、朝から意気消沈している」

 

「昼は自衛隊式に検査食をレトルトパックから直接食べよう、スプーンのみ持ってきた」

 

「昨夜の晩飯は、ネット記事を参考に豆腐と玉子と蒲鉾入りのうどんを食べた」

 

#三行詩

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○火曜日の朝、電車内

 

「少しイライラしている、狭いホームで脚を出して座る人、わざと引っ掛かり転けてやろうか」

 

「目の前の車窓に映る目つきとガラの悪いおっさんをみて、深呼吸、少しましになった」

 

「横のメガネとノッポの会話に集中する、相変わらずメガネが暗い話しを情熱的に述べている」

 

#三行詩

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○火曜日の夕方、通勤

 

「子曰く、已んぬるかな。吾未だ能くその過ちを見て内に自ら訟むる者を見ざるなり。公冶長二十七」

 

「孔夫子はいわれた、何ということか、過ちを人のせいにせず、自らに省みる人を昨今見たことがない」

 

#三行詩 #論語 公冶長第五

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○火曜日の夕方、乗り換え

 

「生きるとは、食べることであり、酒を呑むことでもある」

 

「仕方ない、今日は座禅でも組もう、明日の検査で無様なことはしたくない」

 

「食欲の業の深さに気付く、そろそろ大食い、大酒飲みから離れよう」

 

#三行詩
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○水曜日の午前、病院へ

 

「昨夜はたっぷりと寝る、図書館で本をかりていこう」

 

「午前10時半に病院に入り、午後3時半から検査、及び手術予定」

 

「なんとなく、ドラマ『白い巨塔』の音楽が浮かぶ、財前先生、と暗く呟く」

 

#三行詩

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○水曜日の午後、病院

 

「ため息をつく、ためいきを吐く、溜め息を押し隠すことは困難であった」

 

「取り敢えず、今から下剤入りの不味い溶液をたっぷりと飲み干すらしい」

 

「12時半までに1,5リットル飲み干すらしい、紫色のパックに禍々しさを感じる」

 

#三行詩

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○待機室、

 

「酸っぱくて甘く、少しとろみあり、麦焼酎と炭酸あれば、、、」

 

「雰囲気を居酒屋とか、サイゼリヤにしてくれたら、、、」

 

「横の人に飲み負けている、こんな不味いものを何故飲み干せるのか、、、」

 

#三行詩
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○待機室、

 

「待機室は3人、右は先行している、真ん中は実力派でグイグイいく」

 

「左の私は、出遅れている、溜め息ばかりついている」

 

「まあ、私には学生時代の禁断の技、イッキがある、音頭でもあれば、、」

 

○待機室、

 

「看護士さんは優しそうな人だが、質問したときの目つきが怖い」

 

「目から下は笑顔なれど、目が物語る、やばい人だ、思わず目線を下げた」

 

「せめて、ツマミでもあれば、あと半分はある、、この雰囲気は好きではない」

 

○待機室、

 

「看護士さんのOKが出た、あとは3時半までここで待機」

 

「先に2人いるので遅くなりそうだ、検査は薬マシマシで意識トンで楽らしい」

 

「ポリープ取れば禁酒7日、なければビールでお祝いしよう」

 

○検査後、

 

「手術室に入り、頭をボヤけさせる薬、、?あんまし効いてない」

 

「イタタタ、酒飲みは麻酔が効きにくいのか、脱腸のせいか、日頃の行いか」

 

「検査終わり、受付に戻り、結果報告待ち、参った、とても疲れた」

 

#三行詩

 

○水曜日の夜、自宅

 

「あほやのたこ焼き、スーパーで刺身・フライドガーリックを買い帰宅」

 

「シャワーのち、たこ焼き、ガーリックたっぷり刺身とプレミアム・モルツで乾杯する」

 

「餡のせ白団子はデザート、美味しい、さて今日の晩飯はなんだろう」

 

#三行詩


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○水曜日の夜、自宅

 

「クワタバンドが大好きだ、もちろんレコードで聴いていた現役世代だ」

 

「今聴いても新しく思う、このアルバムと『KEISUKE KUWATA』は神作だ」

 

「七日ぶりに軽くアルコールが入りご機嫌だ、歌う、歌おう、歌うんだ」

 

#三行詩 #NIPPON NO ROCK BAND [Analog]

 

○水曜日の夜、自宅

 

「正月休み用に買った、明治書院の『荀子』を読んでいる」

 

孟子から論語を学んでいる最中ではあるが、驚くほど荀子が胸中に響く」

 

「ともに、孔夫子の教えを述べている、仁の実践こそ儒家の根本に変わりなし」

 

#三行詩

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○木曜日の朝、通勤

 

「子曰く、十室の邑、必ず忠信、丘の如き者あらん。丘の学を好むに如かざるなり。公冶長二十八」

 

「孔夫子はいわれた、十軒程度の小さな村にも、私と同じく忠信が厚い人はいる。ただ、私の様に学問を好む人はいないな」

 

#三行詩 #論語 公冶長第五

 

○木曜日の朝、電車内

 

「あやふやで曖昧なものとは、そのままにして置く、白黒が正しいとは限らない」

 

「ただ、そのようなものとは関わらないこと、藪をつついて蛇を出さない」

 

「今日も仁であり、礼を伴い、義を明らかにし、知であること」

 

#三行詩

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○木曜日の朝、乗り換え

 

「検査で絶食のち血圧が驚くほど下がる、飲食と血圧の関係に注視すること」

 

「デカ頭に合う帽子を買えた、これが入らないとレビューした人ってマモー博士(ルパン三世)か」

 

「紫外線アレルギーの為、外では年がら年中帽子を被っている」

 

#三行詩

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○木曜日の夕方、

 

「子曰く、雍や南面せしむべし。雍也一」

 

「孔夫子はいわれた、弟子の雍(仲弓)は君子たる徳があり、人の上に立てる人材である」

 

「南面するとは君主の有り様を示し、北面するとは臣下の礼とされた」

 

#三行詩 #論語 雍也第六

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○木曜日の夕方、乗り換え

 

「兼ねてから変更すべきと知りながらも自由律で通していたが潮どきだ」

 

「自由律→自由詩に変更します」

 

「過去のブログも徐々に変更します、紛らわしい、申し訳ない」

 

#三行詩

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○金曜日の朝、通勤

 

「仲弓、子桑伯子を問う。子曰く、可なり、簡なり。仲弓曰く、敬に居て簡を行い、以てその民に臨まば、亦可ならずや。簡に居て簡を行う、大簡なる無きを乃んや。子曰く、雍の言、然り。雍也二」

 

「弟子の仲弓が、孔夫子に子桑伯子という人について問う。孔夫子はいわれた、良いのではないか、何ごとにも簡素を心がけている」

 

「仲弓はいう、敬いの心を持って何ごとにも簡素を心がけ、政を行えばまた良いと思います。ただ、思いまで簡素を心がけ、行いも簡素であれば、もはや大雑把といえるのではないでしょうか。孔夫子はいわれた、雍(仲弓)のいうこと、もっともなり」

 

#三行詩 #論語 雍也第六

 

○金曜日の朝、乗り換え

 

「少しぶかぶかの新しい帽子がご機嫌さんだ、デカ頭には嬉しい」

 

「結局、自由律ではなく、自由詩の括りにある三行詩で落ち着いた」

 

「なるほど、確かに三行だ、いまだに散文詩とも迷うが、正直よく理解らない」

 

#三行詩

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○金曜日の朝、電車内

 

「血圧が下がり過ぎる、165/97から106/66へ、検査絶食しただけで何故」

 

「週一回、素食と絶食日を設けようかと思案中、血圧が低いと身体が楽ちんだ」

 

「トイレに駆け込む人と出口で目が合った、タニシの様な目をしていた」

 

#三行詩
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○金曜日の夕方、通勤

 

「後半、論理的思考がボヤけた、ならば無駄口を叩くより身体を動かすのみ」

 

「信用とは言葉ではなく行動で培うもの、結果の積み重ねが信頼となる」

 

「今日一日を良しとする、今週は疲れた、週末はゆっくり休もう」

 

#三行詩
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○金曜日の夕方、乗り換え

 

「やせ我慢はする、世の中そんなもんだ、ただ、嘘つきにはもうなりたくない」

 

「昔ブラック企業で働いていたが嘘つきしか居なかった、毎日、息を吐くように嘘をついた」

 

「少しずつ、長年固めた嘘が剥げ落ちてきた、ようやく本音を呟ける、嘘つきめ!」

 

#三行詩

 

金曜日の夜、自宅

 

「子と晩ごはんを食べる、エラソーに曰う子の話しを、うんうんと聞いている」

 

「あと五年で共に酒が呑める、楽しみだ、その時、我が分身殿は何をいうのだろうか」

 

「少し、父らしく説教するも聞いてない振りをしている、そうか、十三歳か、父もそうだったな」

 

#三行詩
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○金曜日の夜、自宅

 

「惚れそうな気はするが、惚れない、しかし、相変わらずイリアスを読んでいる」

 

アイデンティティが異なるのだ、松陰先生の『講孟箚記』は、一度で魂に響いた」

 

「それでも金曜日の夜、依然としてイリアスを読み返している、不思議としか」

 

#三行詩 #ホメロス イリアス 岩波文庫

 

○金曜日の夜、自宅

 

「小説、銀河英雄伝説で一番現実的な人は誰か、やはりオーベルシュタインかトリーニヒトか」

 

「他の英雄たちは、やはり空想小説の住人としか」

 

「故に、私はアイゼナッハ提督の大ファンでもある、かくありたい人物だ、架空か現実かなど、どうでもよい」

 

#三行詩 #銀河英雄伝説

 

○土曜日の午後、ウオーキング

 

「アマプラビデオで韓国映画を観た、良くできている、非日常を広げ現実で終わる」

 

「超常の力を備えるも結局は悲劇か復讐劇へと向かう、わかっているが楽しい」

 

「悪人が無様に倒されたり、実は味方、或はエンドロール後の謎映像、ド定番が面白い」

 

#三行詩
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○土曜日の午後、マクド

 

「コーヒーを飲みながら資格勉強をするも子からラインあり、ラグビーの練習だ」

 

「店員さん、大柄な白人女性、東欧系の顔立ち、流暢な日本語」

 

「子が来るまで、なんとなく窓から通行人を見ている、眠たくなってきた」

 

#三行詩
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所感)

大腸内視鏡検査

参ってしまう。病院は好きではない。

ただ、何故か血圧が下ったのは嬉しい。

現在、組織検査の結果待ち。21日には判明するらしい。

 

■三行詩

兼ねてから自由律俳句ではないと気付いていたが、そのままにしていた。

当初は、口語自由詩か、散文詩であろうと

ググっていたら以下、三行詩を見付けた。

 

『三行詩とは、三行程度の短文の意味合いであり、必ずしも三行である必要はなく、俳句のようなものでも構わない。 家族の会話やコミュニケーションから育まれるきずなや家庭のルール、子供たちの基本的な生活習慣づくりなどの家庭教育、一人一人の命のつながりや大切さをテーマとして短文で表現したものであること。2022/09/12』

 

なるほど、たしかに自由律ではなく三行詩だ。

速やかに訂正する。

 

老荘思想

老子諸橋轍次先生の「老子の講義」メインで岩波文庫版、さらに福永光司版を読んだ。

もちろん、読んだだけで、いまだ理解は出来ていない。老子は難解だ。

 

莊子はド定番、岩波文庫版は読んだ。

老子と比べるとまだ肌が合う、面白いと思った。

 

最近、公田連太郎先生の「莊子」に興味深い。

例の如く、古本屋ネットで掘り出し物がないか探している。

三行詩 第六十三章(公冶長第五)

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○日曜日の午後、11月27日、ウオーキング

 

「皇帝ダリアの早咲きか、日中は十八度まで上がる」

 

「妻と子はミスドへ、デカくてうるさい親父は敬遠された」

 

「良い天気だ、ゆっくり森を散策してから資格勉強に戻ろう」

 

#自由詩

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○日曜日の午後、マクド

 

「コーヒーを飲みにマクドへ、『論衡のはなし』を読んでいる」

 

儒家、現実主義、告子と共通点、孔孟を批判するも法家ではない」

 

「世の中、遇不遇あれども一つ(道徳)で貫くべきだ、との主張らしい(浅読み)」

 

#自由詩

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○日曜日の午後、マクド

 

「論衡のはなしにある「善人に福がくるとは限らない」、全くだ、悪人が栄え長生きする世の中だ」

 

「孔夫子の教えを学び、自らに仁を得ているのであれば、毀誉褒貶が如何ほどか」

 

「主は仁にあり、一つを貫くことが生きるということだ、毀誉褒貶は客に過ぎない」

 

#自由詩

 

○日曜日の午後、マクド

 

「一つを貫く、大きく述べれば仁であるが、人それぞれの一つがある」

 

「私は、ポカポカした自らの仁を広げて、家族を、周りの人を包み込むこと」

 

「孔夫子の教えを信じる人を広げ、この国が変る時の為に正しい人を遺すこと」

 

#自由詩


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○日曜日午後、マクド

 

「私の儒学の根っこは孟子にあり、私の一つとは、孟子を学んだ者の必然だと思っている」

 

「今、子から電話あり、こちらに来るらしい、もちろんラグビーボールを持って」

 

「何か食べさせてから、ラグビー形意拳の練習をしに大グラウンドへ行こう、明日は月曜日だ」

 

#自由詩

 

○月曜日の朝、通勤

 

「子曰く、晏平仲、善く人と交わり、久しくして人これを敬う。公冶長十七」

 

「孔夫子はいわれた、斉の宰相である晏平仲とは、有能な君子として上下問わず皆に好かれ、敬われた」

 

「かの史記にも述べられ、後の諸葛亮孔明も好んだ、春秋時代を代表する名宰相」

 

#自由詩 #儒学

 

○月曜日の朝、乗り換え

 

「人間嫌いの人が、人間に抱くような感情を自らは持たないこと/自省録」

 

「今週は、心を自ら疲弊させることを止めてみよう」

 

「人間嫌いではあるが、全ての人が嫌いではない、慎ましく、誠実に過ごそう」

 

#自由詩

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○月曜日の夕方、通勤

 

「子曰く、臧文仲、蔡を居え、節を山にし税梲を藻にす。何如ぞそれ知ならん。公冶長十八」

 

「孔夫子はいわれた、魯国の大夫である臧文仲は、君主が祭祀にて用いる甲羅を隠していたり、その甲羅を置く棚に天子しか許されない彫刻を彫らせたりしている」

 

「どうして彼がを知の人といえようか、ましてや仁とはいえない」

 

#自由詩 #論語


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○月曜日の夕方、乗り換え

 

「忙しい、今は忙しくないが、忙しくなるのが確実となり不機嫌だ」

 

「不安定要素がある、見える化がなされていない、自分の無能ぶりに腹が立つ」

 

「もちろん大丈夫だ、しかし、このくらいの大丈夫は好きではない」

 

#自由詩


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○月曜日の夕方、ホーム

 

「電車が遅れている、アナウンスもない、凄まじい人混みになってきた」

 

「ようやくアナウンス、踏み切り接触とか、(+o+)、駅を出て一杯呑むか」

 

「月曜日だ、寄り道はやめよう、それに妻がPTAで子が家で待っている」

 

#自由詩

 

○月曜日の夜、自宅

 

「新潮日本古典集成の平家物語を、一枚、一枚、積んだ年齢を噛みしめながら読んでいる」

 

「中二のとき、吉川版新平家物語の出だしにズンと心を射抜かれた」

 

「夏休みに徹夜で読み耽った記憶がある、確か吉川版三国志の次にハマった、父の書斎の匂いは今でも記憶に残る」

 

#自由詩

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○火曜日の朝、通勤

 

「子張問うて曰わく、令尹子文、三たび仕えて令尹と為れるも、喜ぶ色なし。三たびこれを已めらるるも、慍れる色なし。旧き令尹の政、必ず以て新しき令尹に告ぐ。何如。子曰く、忠なり。公冶長十九」

 

「弟子の子張が問う、楚国の宰相を務めた子文という人は、三度その職を務めるも喜ぶ様子もなく、先代から引き継いだ政を行い、次の代に伝えたとのことです。どうでしょうか」

 

「孔夫子はいわれた、忠であるといえる」

 

#自由詩 #論語

 

○火曜日の朝、乗り換え

 

「座禅に何を求めるのか、健康か、心の安定か、悟りか、全て違う」

 

「座禅とは、只、座禅することにある、唯、座禅することが座禅だ」

 

「同様に仁とは、天と同じくするのだ、私利や私欲は仁にはない」

 

#自由詩


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○火曜日の朝、電車内

 

「トイレは行列、外国の人の後に入ると凄い香水の臭い、吐き気」

 

「電車内いつもの位置、斜め横に大くしゃみを繰り返す人、周囲から人が消える」

 

「同じく、大くしゃみ人から離脱した、ずっとしている、止まらない」

 

#自由詩


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○火曜日の夕方、通勤

 

「崔子、斉君を弑す。陳文子、馬十乗あり、棄ててこれを違る。他邦に至りて則ち曰く、猶吾が大夫崔子がごときなりと。これを違る。一邦に至りて、則ちまた曰く、猶吾が大夫崔子がごときなりと。これを違る。何如。子曰く、清し。曰く、仁なりや。曰く、未だ知らず、焉んぞ仁なるを得ん。公冶長十九」

 

「弟子の子張がさらに問う、斉国の家老である崔子が君主の荘公を滅ぼしました。その時、同じ斉国の家老である陳文子は、四頭立て戦車を十台持つほどの権勢を持つの、それらを全て捨てて国を去りました。陳文子は他の国に到着するも、崔子と同じような人を見つけて、その国を去り、別の国に行くと、また崔子と同じような人を見つけてその国を去りました。どう思われますか」

 

「孔夫子はいわれた、高潔といってよい。さらに子張、では仁といえますか、と問う。孔夫子いわれた、陳文子は智ではない、どうして仁といえようか」

 

#自由詩 #論語


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○水曜日の朝、通勤

 

「季文子、三たび思いて而る後に行う。子、これを聞きて曰く、再び思えば斯ち可なり。公冶長二十」

 

「魯国の宰相である季文子が、隣国である大国の晋国へ赴く時には、三度、晋国での取るべき礼制を確認した」

 

「これを聞いて孔夫子はいわれた、二度で十分だ」

 

#自由詩 #論語

 

○水曜日の朝、乗り換え

 

「昨日、電車内での大くしゃみ人の影響だろうか、昨晩から調子悪し」

 

「午前中で退勤しようか迷っている、八つ当たりとは何故八つなのだろうか」

 

「大くしゃみ人にも酌むべき事情はあろうが、他に思い当たる節がない」

 

#自由詩


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○水曜日の朝、電車内

 

「今朝も鼻が利き過ぎる、通行する人の体臭、香水の臭いに吐き気」

 

「子どもの時からある、閉め切った部屋に居ても他室や廊下、台所、押入れ、等々の臭いがする」

 

「インテリノッポが帰ってきた、メガネが嬉しそうに暗い話しをしている」

 

#自由詩


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○水曜日の夕方、通勤

 

「子曰く、甯武子、邦に道あるときは則ち知。邦に道なきときは則ち愚。その知は及ぶべきなり、その愚は及ぶべからざるなり。公冶長二十一」

 

「孔夫子はいわれた、衛国の大夫であった甯武子という人、国に善政が行われれば見事な手腕で政を行うも、悪政に支配されれば無能の振りをして損ばかりしていた」

 

「善政時の政は私にも出来るが、悪政時の振るまいは、中々出来ることではない」

 

#自由詩 #論語


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○水曜日の夕方、乗り換え

 

「きたかぜこぞうのかんたろう、ことしも、まちまでやってきた」

 

「ヒュ-ン、ヒュ-ン、ヒュルルンルンルンルン」

 

「ふゆでござんす、ヒュルルルルルルン」

 

#自由詩 #北風小僧の寒太郎

 

○木曜日の朝、通勤

 

「子、陳に在りて曰く、帰らんか、帰らんか。吾が党の小子、狂簡にして、斐然として章を成す。これを裁する所以を知らざるなり。公冶長二十二」

 

「孔夫子、諸国を遊説して陳国に至り、いわれた、帰ろう、帰ろう、祖国へ」

 

「祖国で私の教えを学ぶ若者たちは、志は高く、才能に溢れてはいるが、それらをどう伸ばすのか知らない」

 

#自由詩 #論語

 

○木曜日の朝、乗り換え

 

「寒い、股引きとダウンベストを着込んだが、まだ寒い」

 

「昨日の資格勉強、過去問全滅する、八時頃には寝る」

 

「妻の両親から蜜柑届く、甘くてジューシー、美味しい、子が喜んでいる」

 

#自由詩


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○木曜日の夕方、通勤

 

「一生懸命でも報われない時の方が多い、報いを期待する行為そのものを見直すべきだ」

 

「前向いて進め、汝の為すべきことを為せ、終えたら風呂に入り食事をして寝ること」

 

「自らはちっぽけな存在であると認める、そして、時代の流れ、世の中の毀誉褒貶に動じない」

 

#自由詩


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○木曜日の夜、自宅

 

「子、疑問を抱き父に問う、父の形意拳は本物か」

 

「父いう、知らず。只、二十数年間、三体式と壁拳を繰り返すのみ」

 

「父はサラリーマンなり、殴り合いなど一切無縁、子、黙る」

 

#自由詩


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○金曜日の朝、通勤

 

「子曰く、伯夷・叔斉、旧悪を念わず。怨み是を用て希なり。公冶長二十三」

 

「孔夫子はいわれた、伯夷・叔斉は昔の悪事を気にすることはなかった。故に彼らを怨む人はいない」

 

「殷代末期の人、儒教では聖人とされる、暴君の紂の元を去り、周の武王に仕えた」

 

#自由詩 #論語

 

○金曜日の朝、乗り換え

 

「日本の出生率は1.4、少子高齢化社会、大老人時代へ、生きる為には働かなければならない。老人ばかりの時代が近づくばかりなれど、私たちが居なくなった後はどうするのだろう」

 

「出産率低下こそ、この国でも最も深刻な問題だ、一時金でお茶を濁してどうする。行き着く先は、アメリカの五十一番目の州誕生か、中国人の総理大臣と国会議員団に総替えか」

 

「一時金のバラ撒きのみとは、ひょっとして、わざと何もしないとのかと疑いたくなる。選挙や利権、目先の私利私欲ではなく、百年先を見据えた政を行う政治家はいないものか」

 

#自由詩


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○金曜日の夕方、通勤

 

「会社の友人Yと、帰りに少し呑もうということで、久方ぶりにうろつく、楽しい」

 

「トイレに入ったら、ジャンキーが二人シャウトしている、こんなに治安が悪かったのか、、」

 

「日々、家と会社の往復なれど、週末くらいいいものだ」

 

#自由詩


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○金曜日の夜、

 

「楽しかった、語り合った、残念ながら友人Yは下戸だ、二次会はコーヒーとクッキー」

 

「呑みたらない、途中駅に住むKさんに連絡する、少し呑みましょう」

 

「OK、さあ、終電まで酒を酌み交わそう、なんと迷惑な後輩だろう」

 

#自由詩


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○金曜日の夜、終電

 

「Kさんと語り合う、終電に間に合った、呑んだ、笑った、楽しかった」

 

「最終のアナウンスが流れる駅のホームに立つ、次はいつだろうか」

 

「この歳で先輩とは有難い、二十五年、ともに仕事して、ともに喧嘩して、ともに泣いた、当然ながら戦友でもある」

 

#自由詩


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所感)

■今週、風邪をひく

土日は寝て過ごす。もったいないが仕方がない。

週明けの水曜日、内視鏡検査とポリープ切除を控えている。

友人Yが言うには、脱腸を手術していると大腸の管が曲がっており苦しいとか、、、。

三行詩 第六十二章(公冶長第五)

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○日曜日の午後、11月20日ウオーキング

 

「午前中は勉強、午後からアマプラで映画、のち久しぶりにウオーキングへ」

 

「体調が悪いと気分も弾まない、子の試験勉強も相変わらず弾まない」

 

「流れが良くない、今日はずっと歩いてみよう、身体は動かすものだ」

 

#自由律

 

○日曜日の夕方、森の中

 

「強い風、落ち葉舞う、深呼吸、溜まった人の毒が抜けていく」

 

ショスタコーヴィチ、チェロ協奏曲1番を聴きながら森を歩いている」

 

「失われた大国、巨大なコンクリートの神殿、過去の遺物、消えた世界を思う」

 

#自由律

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○日曜日の夕方、沼

 

「心とは毒を吐く、自らの心が毒を吐く、恐れ、不安、憎しみ、怒り」

 

「人のいない森の奥にて、心の底から息を吸う、そして息を吐く」

 

「よし、ととのった、恐れ、不安、憎しみ、怒りが消えた、大地を踏みしめた、帰ろう、家へ」

 

#自由律

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○月曜日の朝、通勤

 

「宰予、昼寝ぬ。子曰く、朽木は彫るべからず、糞土の牆は朽るべからず。予に於いてか何ぞ誅めん。公冶長十」

 

「弟子の宰予が、学問の途中に昼寝をしていた。孔夫子はいわれた、朽ちた木に彫刻は出来ないし、泥の壁に木をを打ち込んでも直ぐに崩れてしまう」

 

#自由律 #論語

 

○月曜日の朝、電車内

 

「昨夜、座禅をして深く眠れるも一度目覚めてからは容易に眠れず」

 

「今週は水曜日がお休みだ、俄然、足取りは力強く、心も爽やかだ」

 

「昨夜、検査食を子が狙っていた、クラッカーくらいと目を光らせていた」

 

#自由律

 

○月曜日の朝、乗り換え

 

「さて、頭を切り替えよう、病院やら検査、子の試験と不吉なことばかり」

 

「若い二人、なんでやねん、と繰り返し会話している、全くだ、なんでやねん」

 

「今日の車掌さんは女性だ、テキパキと身ごなしも軽やか、出来る人らしい」

 

#自由律

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○月曜日の夕方、通勤

 

「子曰く、始め吾、人に於けるや、その言を聴きてその行を信ぜり。今吾、人に於けるや、その言を聴きてその行を観る。予に於いてか是を改む。公冶長十」

 

「孔夫子はいわれた、昔は、人の言葉を信じて行いを疑うことはなかったが、今は、人の言葉を聴いて、その行いを観るまでは、その人を信じることは出来なくなった」

 

#自由律 #論語

 

○火曜日の朝、通勤

 

「子曰く、吾未だ剛者を見ず。或るひと対えて曰く、申棖あり。子曰く、棖は慾あり。焉んぞ剛なるを得ん。公冶長十一」

 

「孔夫子はいわれた、未だに剛の者を見たことがない。ある人、弟子の申棖はどうですか、と問う。孔夫子はいわれた、申棖は私利私欲がある、剛とは違う」

 

#自由律 #論語

 

○火曜日の朝、通勤

 

「伊豆諸島にある青ヶ島が興味深い、映画の様な地形に人がいて、歴史があり、生活がある」

 

「昨夜、夢に亡父が出てきた、相変わらず頑固で人の言う事を聞かない」

 

「旅行者を多く見かける、浮かれてないので仕事だろう、トランクの目印に目が留まる」

 

#自由律

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○火曜日の夕方、通勤

 

「子貢曰く、我、人の諸を我に加えんことを欲せざるは、吾もまた諸を人に加うることなからんと欲す。子曰く、賜よ、爾の及ぶ所に非ざるなり。公冶長十二」

 

「弟子の子貢はいう、私は、私が嫌と思うことを、他の人にしたくはないと思います。孔夫子はいわれた、言葉で述べるのではなく、実践してこその忠恕である、と、子貢を戒めた」

 

#自由律 #論語

 

○火曜日の夕方、乗り換え

 

「綺羅びやかな見せかけの高層ビルが筍の様に建てられ、過疎化した田舎の無人化が進む」

 

「焚き火に群がる蛾の如く都会を目指し、夢をみて生き、貧しきままに葬られる」

 

「宗教は集金と化し、思想は言葉遊びとなり、哲学は過去の遺物、目の前には貧困と老い」

 

#自由律

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○水曜日の午後、マクド

 

「凄い雷だった、気晴らしにマクドへ、薄着で来たので鼻水が」

 

「子へのお土産も買ったし、ゆっくりとコーヒーでも飲もう」

 

ウオーキングに天候は関係ない、行くと決めれば歩くだけだ」

 

#自由律

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○水曜日の午後、マクド

 

「あったかいコーヒーと揚げたてポテト、ご機嫌斜めが直る」

 

「来て良かった、一日中家に閉じこもるなど不可能だ」

 

「おおー、偉大なるビッグマックよ、永遠なれ!」

 

#自由律

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○水曜日の午後、マクド

 

「腹ごしらへ終わる、さて、コーヒーをゆっくりと、読書」

 

「雷雨の時は、森を歩く人が少ないので結構なウオーキング日和でもある」

 

「休日なので、ガチ勢が濡れながら走り込んでいる、筋肉は正義だ!」

 

#自由律

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○木曜日の朝、通勤

 

「子貢曰く、夫子の文章は得て聞くべし。夫子の性と天道とを言うは、得て聞くべからざるなり。公冶長十三」

 

「弟子の子貢はいう、私は孔夫子から聖王から伝わる礼を学ぶも、人の性や天のことを聞くことはなかった」

 

「仁、忠恕とはあくまで実践を主とした。孔夫子は確かに人の性や天のことについて語るに少ない」

 

#自由律 #論語

 

○木曜日の朝、乗り換え

 

「今朝は短気で怒りっぽい、注意、昨夜、試験勉強の子が気になり寝不足」

 

「夜用の夜食(マクド)を渡すも半刻もたず腹の中の子、犬並みか」

 

放射線のことを勉強し直している、正しい知識が家族を、自分を守るのだ」

 

#自由律

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○木曜日の夕方、通勤

 

子路、聞くこと有りて、未だこれを行うこと能わざれば、唯、聞く有らんことを恐る。公冶長十四」

 

「弟子の子路とは、孔夫子の教えを未だ実践出来ていないことを恥と思い、新しく教えを聞くことを恐れた」

 

儒家とは、実践を伴ってこその忠恕であり仁とした、直情径行の子路らしい言葉であり、儒家の規範でもある。皆が天才顔回ではない、古来、多くの儒家子路に共感し、子路を目指した」

 

#自由律 #論語

 

○木曜日の夕方、乗り換え

 

「今日はバタバタした、全部をいっちょすくいに終わらそうと踏ん張った」

 

「漏れがないか、ミスがないか、不安があるくらいの方が上手く行く」

 

「凡ミスは、無意識・無関心から始まる、仕事はビビりで良い」

 

#自由律

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○木曜日の夕方、乗り換え

 

「自らを仁とせずに仁を説く、故に厳寒に吹き荒ぶ大雪に耐える様な顔となる」

 

「人の過ちを責めるのが仁ではない、ともに学ぶことが仁だ、言葉とは心に通じる」

 

「格好良いことをいう、地位も名誉もあると自慢する、良く見せたい、エセ仁になるものか、ありのままで進め」

 

#自由律

 

○金曜日の朝、通勤

 

「子貢問うて曰く、孔文子、何を以てこれを文と謂うか。子曰く、敏にして学を好み、下問を恥じず、是を以てこれを文と謂うなり。公冶長十五」

 

「弟子の子貢が問う、衛の大夫であり、世に醜聞が噂される孔文子という人は、何故「文」という最高の諡を貰うことが出来たのでしょうか」

 

「孔夫子はいわれた、彼は若い頃から学問に対して真剣に取り組み、目下に質問することも平気だった。故に「文」という諡を与えられたのだ」

 

#自由律 #論語

 

○金曜日の朝、乗り換え

 

「眠たい、電車で座れて終着駅で目を覚ます、ふと、今から何処へ向かうのだろう」

 

「暖かい座席が心地よい、このまま眠り続けるという選択肢もあるのだろうか」

 

「対面横一列に座る乗客たちを眺めて現実に戻る、そう、生計を立てるのだ、私はお父さんだ」

 

#自由律

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○金曜日の夕方、通勤

 

「子、子産を謂わく、君子の道四つあり。その己を行うや恭、その上に事うるや敬、その民を養うや恵、その民を使うや義。公冶長十六」

 

「孔夫子が子産にいわれた、君子として仁を実践するとは、礼に基づき自らを謹むこと、目上の人を尊ぶこと、民は優しく労ること、仕事を与えるに公正であること、この四つをいうのだ」

 

#自由律 #論語

 

○金曜日の夕方、乗り換え

 

「忙しいが圏内だ、プラン通りに着々と、今日もヴィクトリーで帰途につく」

 

「さて週末だ、いつも通りに資格の勉強、図書館、ウオーキング

 

「スペース上での学問の先輩のアカウント、ブログ、全て消えていた、謎だ」

 

#自由律

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○金曜日の夜、自宅

 

「狂は嫌いではない。若い頃は皆、已が狂のままに暴れるものではないか」

 

「私は仁に包まれ、義を目指すを得たが、何れも師運に恵まれたに過ぎない」

 

「老いて今、已が選んだ道を研ぎ澄ますのみ。狂も誠に至る、若い人よ、思いっきり暴れるがいい」

 

#自由律

 

○金曜日の夜

 

「お涙ちょうだいは大嫌いだが、真実はそこにある、リアルな現在進行系に打ちのめされた」

 

「笑う、泣く、惚れる、嫌われる、喧嘩する、共感する、仲間になる、そして別れの時」

 

「色々あって、まだ生きている、死んでない、偽物と真実の間を彷徨っては、たまに浮ぶ、楽しい」

 

#自由律

 

○金曜日の夜、自宅

 

「老いて狂が消える、ありえない。ますます、そしてより深く、楽しくなる」

 

「老いとは解放だ、痴呆とは違う、積み重ねた知性と情熱と経験値を、今こそ」

 

大老人時代、来たれり、狂い咲く我らこそ、前進せよ、この国を背負い戦うのだ」

 

#自由律 #狂歌

 

○金曜日の夜、自宅

 

「毎日通う場所があるだけでも有り難い、とのツイートを拝見する」

 

「卒直に共感する、日常生活の「普通」のレベルのなんと高いことか」

 

「その上で新しい日常を目指す、強く逞しい人だ、輝け、もっと、まぶしいくらいに」

 

#自由律

 

○土曜日の午後、

 

「午前中は寝溜め、昼から図書館のちウオーキングへ、鞄には資格の本」

 

「例の如く、マクドで勉強する予定、紅葉が美しい」

 

「図書館で『「論語」2000年の誤訳』という本をかりる、面白い」

 

#自由律

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○土曜日の午後、森

 

国家主義的な、右寄りの論語の現代語訳が持て囃されていると警鐘を鳴らす」

 

「確かに、私の目指す、ホカホカと暖かい仁、とは異なる道徳至上論語が多い」

 

「私は孟子から論語に入った、孟子を読めば良いと思う、リアルな仁がわかる」

 

#自由律

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○土曜日の午後、散歩

 

「ツートップとして、諸橋版と明治書院版をあげ、次に吉川版、金谷版、貝塚版、合わせて五書を論語の定番として紹介している」

 

「確かにその通りだ、しかし書店の論語コーナーには、金谷版以外はほとんど見たことがない」

 

「書店に置いているのは、初心者でもわかり易い論語、ビジネス論語、五書を丸写しした新訳論語etc…(ただし井波律子先生/岩波書店版は五書を超えるものではないが良書)」

 

#自由律

 

○土曜日の午後、マクド

 

「内容は、五書の論語解釈の違いと、最後に著者自身の現代語訳がある」

 

「毎日、論語を意訳している身にとっては、この本はとても楽しい」

 

「著者は、様々な解釈の論語があって良い、読者も挑戦して下さい、と最初に述べている」

 

#自由律

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○土曜日の午後、マクド

 

「この本の著者の主張とは、1孔子の教えと儒教は異なる、2四書の大学に沿って理解すべきだ、3先人の解釈には疑問点がある」

 

「2は理解出来る、その通りだ、だが1と3は答えられない」

 

「古注と新注、陽明学、等々様々な解釈があることも論語の魅力なのだ、自分とは異なる先人の解釈を否定するなど勿体ないとしか」

 

#自由律

 

○土曜日の午後、マクド

 

論語の解釈において、良いか悪いか、それこそ、二元論的な解釈では、結局は著者も彼が批判している人と同じレベルに感じる」

 

周易講話、公田連太郎先生の本を読み続けていることも、著者の主張に違和感を覚える理由かも知れない、私はなんでもあって良いと思う」

 

#自由律

 

○土曜日の午後、マクド

 

「仁をどう実践するのか、実生活での忠恕とは、といった論語の主旨が著者の現代語訳から読み取れない」

 

「わかり易い現代語訳が真実とは限らない」

 

論語解釈の違いを指摘するのは興味深い、しかし、論語とは、学問の道とは「仁の実践」に尽きる、ぶれてはいけない」

 

#自由律

 

○土曜日の夜、帰宅中

 

「結局、この歳になると細かいことが面倒くさい、要は仁であるか、ではないか」

 

「色々あって良い、多様性の時代だ、だが、人としての根っこは持つべきだ」

 

#自由律

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所感)

■子の期末試験終わる

親もほっとしている。妻がいうには、テスト期間中は親子で難しい顔をしているらしい。

気が抜けたのか風邪をひいた子、土曜日は練習も休み、終日ごろごろしていたようだ。

三行詩 第六十一章(公冶長第五)

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○月曜日の朝、11月14日、通勤

 

「子、子賤を謂わく、君子なるかな、若き人。魯に君子なかりせば、これ焉にか斯を取らんと。公冶長三」

 

「孔夫子はいわれた、魯の国に君子がいないというが、弟子の子賤がいるではないか、子賤は十分に君子である」

 

「子賤は単父という地方の邑の長官をしていたらしい」

 

#自由律 #論語

 

○月曜日の朝、乗り換え

 

「2億5千年前に遡り、ソテツとゴキブリの夢をみた、よく眠れたらしい」

 

「フアミコン版「アトランティスの謎」の音楽が脳裏に流れている、今週は無理ゲーか」

 

「資格勉強は今夜から再開しよう、休肝日は三日目に、脚はましに」

 

#自由律

 

 

○月曜日の朝、電車内

 

「駅でホスト風の人二人、韓国映画で観たかのような髪形/格好をしていた」

 

「昨日、子に丸坊主を薦める、冗談だと思っている、通じない」

 

丸坊主は格好良いと思っている、保育園の頃は親子で丸坊主だったぞ」

 

#自由律

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○月曜日の夕方、通勤

 

「子貢、問うて曰く、賜や何如。子曰く、汝は器なり。曰く、何の器ぞや。曰く、瑚璉なり。公冶長四」

 

「弟子の子貢が問う、私の評価を教えて下さい(弟子の評論が続く為に)、孔夫子はいわれた、汝は器だ。どんな器ですか?。瑚璉(礼器では最も貴い)の器であろう」

 

#自由律 #論語

 

○月曜日の夕方、乗り換え

 

「孔夫子は為政第二にて「君子は器ならず」といわれている」

 

「子貢は莫大な富を築いた、また、魯や斉の国の宰相を歴任したらしい」

 

「有能な人であり、孔夫子が亡くなられた後、六年間、墓の近くで喪に服したとのこと」

 

#自由律

 

○火曜日の朝、通勤

 

「或るひと曰く、雍は仁にして佞ならず。子曰く、焉んぞ佞を用いん、人を禦ぐに口給を以てすれば、しばしば人に憎まる。その仁を知らず、焉んぞ佞を用いん。公冶長五」

 

「ある人、家臣の雍という人を評して、仁であるが弁舌が下手で使えないという。孔夫子はいわれた、弁舌が上手く、人を口八丁に言いくるめてもあとで恨まれるだけだ。雍が仁か知らないが、弁舌の下手なことなど取るに足らないことだ」

 

「言葉巧みで見かけが堂々としていることが仁ではない。学識豊かであることが仁とは限らない。それぞれの仁があり、それぞれの義があるが、実践してこその仁であり、義である。口八丁手八丁や美文・檄文を誇る人たちに注意すること」

 

#自由律 #論語

 

○火曜日の朝、乗り換え

 

「昨夜、脈拍が高くなり眠れぬ、手や腕のツボを押すが効かない」

 

「座禅しても下らない、布団の中でなんとなく般若心経を呟く」

 

「そのまま眠れた、朝、血圧は高いが脈拍は落ちついている」

 

#自由律

 

○火曜日の朝、電車内

 

「子、試験前だというのに寒い中で夜練習に出かける、ラグビー部の自主練らしい」

 

「試験の点数が低い子ばかり、何故今の時期にと疑問を呈するが、一応黙る」

 

「そうか、脳筋集団故に試験前のストレスが溜まっているのだ、わかり易いが、帰宅のちすぐ寝たぞ」

 

#自由律

 

○火曜日の夕方、通勤

 

「子、漆雕開をして仕えしむ。対えて曰く、吾は斯をこれ未だ信ずること能わず。子説ぶ。公冶長六」

 

「弟子の漆雕開を仕官させようとするも、私の学問は未だ至りませんと断りがきた、孔夫子は喜ばれた」

 

「仁の実践を思い、自らを力足らずとした弟子の成長を喜ばれた」

 

#自由律 #論語

 

○火曜日の夕方、乗り換え

 

「きりきりしてはいけない、自らの仁とは皆でポカポカ暖かタイプだ」

 

「触れれば切れるような武道的な仁も見たし、孤高を貫く学術的な仁も知っている」

 

「仁とは中庸であり、その時、その所、その場合に合った思い・行いを善しとする、もちろん、その人にも」

 

#自由律

 

○水曜日の朝、通勤

 

「子曰く、道行われず、桴に乗りて海に浮かばん。我に従う者は、それ由か。子路これを聞きて喜ぶ。子曰く、由は勇を好むこと我に過ぎたり。材を取る所なからん。公冶長七」

 

「孔夫子はいわれた、世の中に仁が行われなくなって久しい。こうなれば筏に乗って外国に行ってみようか。喜んで従ってくれるのは弟子の子路か。子路、これを聞いて喜ぶ。孔夫子はいわれた、ああ、子路は相変わらず勇に過ぎる。そういえば筏を作る木が無かったな」

 

「巨大な筏船を建造し、孔夫子と弟子たちが外国を旅する、というのも面白い。子路はアクション担当だろう。本題は、世の中で仁が行われなくなったことを孔夫子が嘆かれたことにあり、次いで直情径行の子路が登場し、最後は現実に戻る。なんとなくパイレーツ・オブ・カリビアン風の映像が浮び楽しくなった。」

 

#自由律 #論語

 

○水曜日の夕方、通勤

 

「孟武伯問う、子路仁なるか。子曰く、知らざるなり。また問う。子曰く、由や、千乗の国、その賦を治めしむべし、その仁を知らざるなり。公冶長八」

 

「魯の国の家老の息子である孟武伯が問うた。孔夫子の弟子の一人である子路は仁といえますか。孔夫子はいわれた、仁であるかはお答え出来ません、しかし、大国において大将軍として一国の軍政を任せられる人材です」

 

質実剛健、直情径行、その人となり武人であり、論語に登場する弟子の中では最も登場回数が多い。孔夫子と子路のことを小説にした中島敦の「弟子」は傑作だと思う」

 

#自由律 #論語

 

○水曜日の夕方、乗り換え

 

「駅のキオスクで行列、店員さんは行列を見ても商品を棚に入れ続けている」

 

「しぶしぶレジへ戻る店員さん、案の定、先客のお釣りをカルトンに投げている」

 

「順番がきた、細かいお金がないのかきつい口調で聞かれた、当然ながら、カルトンにお釣りを投げられた」

 

#自由律

 

○木曜日の朝、通勤

 

「求や何如。子曰く、求や、千室の邑、百乗の家、これが宰たらしむべし、その仁を知らざるなり。公冶長八」

 

「では弟子の冉有は仁ですか。孔夫子はいわれた、仁であるかは答えらませんが、行政の才に優れており、地方の長官などに適しています」

 

「孔夫子は、どの愛弟子も仁だとはいわない。尋ねる側に仁がないのであれば、答えられなかったのではないか」

 

#自由律 #論語

 

○木曜日の朝、乗り換え

 

「ものごとは心に基づき、心を主とし、心によってつくり出される」

 

「善いと思ったことが、本人にとっては苦痛ということもある」

 

「腹を据える、腹をくくる、脳や心臓ではなく、何故心ではなく腹なのだろうか」

 

#ブッダの言葉

#自由律


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○木曜日の夕方、通勤

 

「赤や何如。子曰く、赤や、束帯して朝に立ち、賓客と言わしむべし、その仁を知らざるなり。公冶長八」

 

「弟子の公西華はどうですか。孔夫子はいわれた、仁であるかは答えらませんが、重臣として国を代表して外交を任せれる人材です」

 

#自由律 #論語

 

○木曜日の夕方、乗り換え

 

「要は、日常生活を、普通の人生を歩めれば良い、本当に辛い病気だ」

 

「標準治療とステロイド外用剤による依存性副作用、選択肢は患者側にある」

 

「少なくとも、初見の乳児性湿疹に最強ステロイドを処方する医師がいる現実は周知すべきだ」

 

#アトピー性皮膚炎

#自由律

 

○金曜日の朝、通勤

 

「子、子貢に謂いて曰わく、汝と回と孰れか愈れる。公冶長九」

 

「孔夫子、弟子の子貢にいわれた、汝と顔淵、どちらがより仁を実践しているのであろうか」

 

「天才である顔回と比べられ、何ごとにも有能である子貢はどう答えるのか」

 

#自由律 #論語

 

○金曜日の朝、乗り換え

 

「犬の糞を駐輪場にさせる飼い主と、何もしない管理会社と、毎朝踏みかける私かな」

 

「M塾に通わすには月五万以上、そもそも入塾テストが難しい、もはや親のステータス」

 

「試験前に勉強せず漫画を読む子、キレる嫁さん、ドスンバタンと起こされてため息をついた」

 

#自由律

 

○金曜日の朝、電車内

 

「この寒いのに、超ミニでホームに立っている、サイヤ人とか」

 

「大声で騒ぐ若い二人、右手にフラミンゴピンク色の大きな紙袋、目立つ」

 

「車掌さんの名前プレート、旧字体で凄くレアだ、初見した、少し嬉しい」

 

#自由律

 

○金曜日の夕方、通勤

 

「対えて曰く、賜は何を敢えて回を望まん。回は一を聞いて以て十を知る。賜は一を聞いて以て二を知るのみ。子曰く、如かざるなり。吾も汝とともに如かざるなり。公冶長九」

 

「子貢はいう、私如きがどうして顔回と比べれましょうか。顔回は一を聞いて十を知ります。私は一を聞いて二を知るくらいです。孔夫子はいわれた、その通りだ。私と比べても顔回は優れている」

 

論語に登場する天才顔回は早逝したせいかエピソードが少ない、ヒロアカの無個性とも似ている、かの孔夫子と同格とは凄まじい。個人的には孟子に登場する舜帝が大好きだ、イメージがジョジョのワムウなのはご愛嬌」

 

#自由律 #論語

 

○土曜日の夜、自宅

 

「午前中は病院をハシゴ、図書館により弁当を買い帰宅、のち読書、昼寝」

 

「夕方、子とラグビー形意拳の練習、子はテスト勉強で鈍っている」

 

「図書館でかりた本をほとんど読了、『イスタンブールで朝食を』が白眉」

 

#自由律

 

○土曜日の夜、自宅

 

「この本は面白い、レシピ付きで、旅の本でもある」

 

「様々な人との出会いがメインだ、美味しい料理、美酒が華を添える」

 

「旅に出たくなった、世界へ」

 

#自由律 #サラーム海上

isutanburu having breakfast on the Orient Gourmet Journey

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○土曜日の夜、自宅

 

「勉強になった、興味深い、学術的、巨大な研究対象としてのレポート」

 

「ただ、金言名句を論語に求めることとは、仁ではないなと率直に思う」

 

「私の追い求める、ポカポカとした、全ての人を包み込む仁とは違う」

 

#自由律

論語 - 真意を読む (中公新書)


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○土曜日の夜、自宅

 

「資格勉強中なれど、息抜きに正月用の本を探す、古本屋ネットで上下2,200円で買う」

 

「なんとなく直感が告げる、そろそろ明治書院版の荀子を読む時期だ」

 

論語あっての孟子荀子だ、どちらも大きな、大きな仁を述べている」

 

#自由律

新釈漢文大系〈5/6〉荀子 上/下巻


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所感)

■子のアトピー性皮膚炎

子の命の恩人である堺市の佐藤小児科が閉院されるらしい。

せめてもと、メールでお礼を申し上げた。

子のラグビー部での画像も送ると、たくましくなって、と佐藤美津子先生は喜ばれていた。

 

子は保育園の頃、アトピー性皮膚炎で全身の皮が剥けて大変なことになった。

 

仕事中の夕方6時頃、妻から電話があり、子のステロイド治療を拒否するのであれば児相に通報すると小児科医から言われたときき、病院に赴く。

 

小児科医はステロイド治療をあくまで薦めた、私はアトピー性皮膚炎で阪南中央病院に53日間入院し退院した直後でもあったし、脱ステロイド治療以外は、はっきりと断った。

未だアトピー性皮膚炎でぼろぼろの容姿の父親をみて、小児科医もそれ以上は言わなかった。

 

病院を出て、正直途方に暮れる。

今から阪南中央病院は無理だ。

そういえば、同じ脱ステロイド療法をしている小児科医があった、ここに電話して駄目なら今の小児科に戻ろうと堺市の佐藤小児科医に電話する。

 

父が阪南中央病院を退院したばかりと告げて、子の現状を伝える。

今から来なさい、と佐藤美津子先生がいう。

車もなく電車なら3時間はかかるというと、いつまでも待ちます、との返答。

 

雪が降るなか、子は高熱、電車に乗り親子三人で佐藤小児科医に向かう。

はっきりと今でも覚えている。

駅から雪の降る中をベビーカーを押して歩く。

本当に病院は空いているのだろうか、、。

午後9時過ぎにつく、病院は開いていた、我が子を待っていてくれた。

直ぐに診察、阪南中央病院への入院が決まる。

 

あの時、子がステロイド治療を受けていたら、父に二の舞いとなり、今の中学でラグビーに打ち込む子はいなかったかも知れない。

 

■今と昔

アトピー性皮膚炎の治療に関しては、一患者としては正直、複雑な思いがある。

ステロイド・脱保湿療法にて私は良くなったが、入院中の同病の友人達でステロイド治療に戻った人もいる。

食って行くため、家族を養うため、生計を立てる為に仕方ない選択であるし、私も回復しなければ家族の為にそうしたかも知れない。

十分過ぎるほど理解できる、他人ごとではない。

 

別に私はステロイド治療を否定しない。

亡父は、間質性肺炎を患い、ステロイドのパルス療法で余命を伸ばした。

ただ、赤ちゃんの乳児性湿疹に最強レベルのステロイドを処方する、近所で評判の小児科医、皮膚科医には怒りを覚える。

入院中の同室さんに高校生がいた。

乳児性湿疹に、最強ステロイドを処方され、以来ステロイド依存・離脱症で苦しんでいる。

 

■患者間での情報共有

佐藤美津子先生はいう、患者間で声を上げることが大切です。

アトピー性皮膚炎にステロイド外用薬を用いて良くなる人もいる。

同様に、二十代に半年、ステロイド治療を受けただけで、三十年間、地獄の痒み、常に部屋中に積もる落屑、肌から止まることのない滲出液、赤ら顔で過ごし続けている私もいる。

 

アトピー性皮膚炎とは、完治することはなく、一生病気に向き合う覚悟が求められる。

アトピー性皮膚炎の標準治療を行う医師を悪者とは思わない、彼ら彼女らの正義が、受けた教育がステロイド治療なだけだ、医師に悪意はない。

ならば患者間の情報共有と、治療方法の選択、自己責任、ここに至るのではないか。

残念ながら、ここが今の現状らしい。