四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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三行詩 第六十三章(公冶長第五)

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○日曜日の午後、11月27日、ウオーキング

 

「皇帝ダリアの早咲きか、日中は十八度まで上がる」

 

「妻と子はミスドへ、デカくてうるさい親父は敬遠された」

 

「良い天気だ、ゆっくり森を散策してから資格勉強に戻ろう」

 

#自由詩

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○日曜日の午後、マクド

 

「コーヒーを飲みにマクドへ、『論衡のはなし』を読んでいる」

 

儒家、現実主義、告子と共通点、孔孟を批判するも法家ではない」

 

「世の中、遇不遇あれども一つ(道徳)で貫くべきだ、との主張らしい(浅読み)」

 

#自由詩

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○日曜日の午後、マクド

 

「論衡のはなしにある「善人に福がくるとは限らない」、全くだ、悪人が栄え長生きする世の中だ」

 

「孔夫子の教えを学び、自らに仁を得ているのであれば、毀誉褒貶が如何ほどか」

 

「主は仁にあり、一つを貫くことが生きるということだ、毀誉褒貶は客に過ぎない」

 

#自由詩

 

○日曜日の午後、マクド

 

「一つを貫く、大きく述べれば仁であるが、人それぞれの一つがある」

 

「私は、ポカポカした自らの仁を広げて、家族を、周りの人を包み込むこと」

 

「孔夫子の教えを信じる人を広げ、この国が変る時の為に正しい人を遺すこと」

 

#自由詩


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○日曜日午後、マクド

 

「私の儒学の根っこは孟子にあり、私の一つとは、孟子を学んだ者の必然だと思っている」

 

「今、子から電話あり、こちらに来るらしい、もちろんラグビーボールを持って」

 

「何か食べさせてから、ラグビー形意拳の練習をしに大グラウンドへ行こう、明日は月曜日だ」

 

#自由詩

 

○月曜日の朝、通勤

 

「子曰く、晏平仲、善く人と交わり、久しくして人これを敬う。公冶長十七」

 

「孔夫子はいわれた、斉の宰相である晏平仲とは、有能な君子として上下問わず皆に好かれ、敬われた」

 

「かの史記にも述べられ、後の諸葛亮孔明も好んだ、春秋時代を代表する名宰相」

 

#自由詩 #儒学

 

○月曜日の朝、乗り換え

 

「人間嫌いの人が、人間に抱くような感情を自らは持たないこと/自省録」

 

「今週は、心を自ら疲弊させることを止めてみよう」

 

「人間嫌いではあるが、全ての人が嫌いではない、慎ましく、誠実に過ごそう」

 

#自由詩

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○月曜日の夕方、通勤

 

「子曰く、臧文仲、蔡を居え、節を山にし税梲を藻にす。何如ぞそれ知ならん。公冶長十八」

 

「孔夫子はいわれた、魯国の大夫である臧文仲は、君主が祭祀にて用いる甲羅を隠していたり、その甲羅を置く棚に天子しか許されない彫刻を彫らせたりしている」

 

「どうして彼がを知の人といえようか、ましてや仁とはいえない」

 

#自由詩 #論語


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○月曜日の夕方、乗り換え

 

「忙しい、今は忙しくないが、忙しくなるのが確実となり不機嫌だ」

 

「不安定要素がある、見える化がなされていない、自分の無能ぶりに腹が立つ」

 

「もちろん大丈夫だ、しかし、このくらいの大丈夫は好きではない」

 

#自由詩


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○月曜日の夕方、ホーム

 

「電車が遅れている、アナウンスもない、凄まじい人混みになってきた」

 

「ようやくアナウンス、踏み切り接触とか、(+o+)、駅を出て一杯呑むか」

 

「月曜日だ、寄り道はやめよう、それに妻がPTAで子が家で待っている」

 

#自由詩

 

○月曜日の夜、自宅

 

「新潮日本古典集成の平家物語を、一枚、一枚、積んだ年齢を噛みしめながら読んでいる」

 

「中二のとき、吉川版新平家物語の出だしにズンと心を射抜かれた」

 

「夏休みに徹夜で読み耽った記憶がある、確か吉川版三国志の次にハマった、父の書斎の匂いは今でも記憶に残る」

 

#自由詩

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○火曜日の朝、通勤

 

「子張問うて曰わく、令尹子文、三たび仕えて令尹と為れるも、喜ぶ色なし。三たびこれを已めらるるも、慍れる色なし。旧き令尹の政、必ず以て新しき令尹に告ぐ。何如。子曰く、忠なり。公冶長十九」

 

「弟子の子張が問う、楚国の宰相を務めた子文という人は、三度その職を務めるも喜ぶ様子もなく、先代から引き継いだ政を行い、次の代に伝えたとのことです。どうでしょうか」

 

「孔夫子はいわれた、忠であるといえる」

 

#自由詩 #論語

 

○火曜日の朝、乗り換え

 

「座禅に何を求めるのか、健康か、心の安定か、悟りか、全て違う」

 

「座禅とは、只、座禅することにある、唯、座禅することが座禅だ」

 

「同様に仁とは、天と同じくするのだ、私利や私欲は仁にはない」

 

#自由詩


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○火曜日の朝、電車内

 

「トイレは行列、外国の人の後に入ると凄い香水の臭い、吐き気」

 

「電車内いつもの位置、斜め横に大くしゃみを繰り返す人、周囲から人が消える」

 

「同じく、大くしゃみ人から離脱した、ずっとしている、止まらない」

 

#自由詩


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○火曜日の夕方、通勤

 

「崔子、斉君を弑す。陳文子、馬十乗あり、棄ててこれを違る。他邦に至りて則ち曰く、猶吾が大夫崔子がごときなりと。これを違る。一邦に至りて、則ちまた曰く、猶吾が大夫崔子がごときなりと。これを違る。何如。子曰く、清し。曰く、仁なりや。曰く、未だ知らず、焉んぞ仁なるを得ん。公冶長十九」

 

「弟子の子張がさらに問う、斉国の家老である崔子が君主の荘公を滅ぼしました。その時、同じ斉国の家老である陳文子は、四頭立て戦車を十台持つほどの権勢を持つの、それらを全て捨てて国を去りました。陳文子は他の国に到着するも、崔子と同じような人を見つけて、その国を去り、別の国に行くと、また崔子と同じような人を見つけてその国を去りました。どう思われますか」

 

「孔夫子はいわれた、高潔といってよい。さらに子張、では仁といえますか、と問う。孔夫子いわれた、陳文子は智ではない、どうして仁といえようか」

 

#自由詩 #論語


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○水曜日の朝、通勤

 

「季文子、三たび思いて而る後に行う。子、これを聞きて曰く、再び思えば斯ち可なり。公冶長二十」

 

「魯国の宰相である季文子が、隣国である大国の晋国へ赴く時には、三度、晋国での取るべき礼制を確認した」

 

「これを聞いて孔夫子はいわれた、二度で十分だ」

 

#自由詩 #論語

 

○水曜日の朝、乗り換え

 

「昨日、電車内での大くしゃみ人の影響だろうか、昨晩から調子悪し」

 

「午前中で退勤しようか迷っている、八つ当たりとは何故八つなのだろうか」

 

「大くしゃみ人にも酌むべき事情はあろうが、他に思い当たる節がない」

 

#自由詩


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○水曜日の朝、電車内

 

「今朝も鼻が利き過ぎる、通行する人の体臭、香水の臭いに吐き気」

 

「子どもの時からある、閉め切った部屋に居ても他室や廊下、台所、押入れ、等々の臭いがする」

 

「インテリノッポが帰ってきた、メガネが嬉しそうに暗い話しをしている」

 

#自由詩


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○水曜日の夕方、通勤

 

「子曰く、甯武子、邦に道あるときは則ち知。邦に道なきときは則ち愚。その知は及ぶべきなり、その愚は及ぶべからざるなり。公冶長二十一」

 

「孔夫子はいわれた、衛国の大夫であった甯武子という人、国に善政が行われれば見事な手腕で政を行うも、悪政に支配されれば無能の振りをして損ばかりしていた」

 

「善政時の政は私にも出来るが、悪政時の振るまいは、中々出来ることではない」

 

#自由詩 #論語


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○水曜日の夕方、乗り換え

 

「きたかぜこぞうのかんたろう、ことしも、まちまでやってきた」

 

「ヒュ-ン、ヒュ-ン、ヒュルルンルンルンルン」

 

「ふゆでござんす、ヒュルルルルルルン」

 

#自由詩 #北風小僧の寒太郎

 

○木曜日の朝、通勤

 

「子、陳に在りて曰く、帰らんか、帰らんか。吾が党の小子、狂簡にして、斐然として章を成す。これを裁する所以を知らざるなり。公冶長二十二」

 

「孔夫子、諸国を遊説して陳国に至り、いわれた、帰ろう、帰ろう、祖国へ」

 

「祖国で私の教えを学ぶ若者たちは、志は高く、才能に溢れてはいるが、それらをどう伸ばすのか知らない」

 

#自由詩 #論語

 

○木曜日の朝、乗り換え

 

「寒い、股引きとダウンベストを着込んだが、まだ寒い」

 

「昨日の資格勉強、過去問全滅する、八時頃には寝る」

 

「妻の両親から蜜柑届く、甘くてジューシー、美味しい、子が喜んでいる」

 

#自由詩


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○木曜日の夕方、通勤

 

「一生懸命でも報われない時の方が多い、報いを期待する行為そのものを見直すべきだ」

 

「前向いて進め、汝の為すべきことを為せ、終えたら風呂に入り食事をして寝ること」

 

「自らはちっぽけな存在であると認める、そして、時代の流れ、世の中の毀誉褒貶に動じない」

 

#自由詩


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○木曜日の夜、自宅

 

「子、疑問を抱き父に問う、父の形意拳は本物か」

 

「父いう、知らず。只、二十数年間、三体式と壁拳を繰り返すのみ」

 

「父はサラリーマンなり、殴り合いなど一切無縁、子、黙る」

 

#自由詩


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○金曜日の朝、通勤

 

「子曰く、伯夷・叔斉、旧悪を念わず。怨み是を用て希なり。公冶長二十三」

 

「孔夫子はいわれた、伯夷・叔斉は昔の悪事を気にすることはなかった。故に彼らを怨む人はいない」

 

「殷代末期の人、儒教では聖人とされる、暴君の紂の元を去り、周の武王に仕えた」

 

#自由詩 #論語

 

○金曜日の朝、乗り換え

 

「日本の出生率は1.4、少子高齢化社会、大老人時代へ、生きる為には働かなければならない。老人ばかりの時代が近づくばかりなれど、私たちが居なくなった後はどうするのだろう」

 

「出産率低下こそ、この国でも最も深刻な問題だ、一時金でお茶を濁してどうする。行き着く先は、アメリカの五十一番目の州誕生か、中国人の総理大臣と国会議員団に総替えか」

 

「一時金のバラ撒きのみとは、ひょっとして、わざと何もしないとのかと疑いたくなる。選挙や利権、目先の私利私欲ではなく、百年先を見据えた政を行う政治家はいないものか」

 

#自由詩


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○金曜日の夕方、通勤

 

「会社の友人Yと、帰りに少し呑もうということで、久方ぶりにうろつく、楽しい」

 

「トイレに入ったら、ジャンキーが二人シャウトしている、こんなに治安が悪かったのか、、」

 

「日々、家と会社の往復なれど、週末くらいいいものだ」

 

#自由詩


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○金曜日の夜、

 

「楽しかった、語り合った、残念ながら友人Yは下戸だ、二次会はコーヒーとクッキー」

 

「呑みたらない、途中駅に住むKさんに連絡する、少し呑みましょう」

 

「OK、さあ、終電まで酒を酌み交わそう、なんと迷惑な後輩だろう」

 

#自由詩


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○金曜日の夜、終電

 

「Kさんと語り合う、終電に間に合った、呑んだ、笑った、楽しかった」

 

「最終のアナウンスが流れる駅のホームに立つ、次はいつだろうか」

 

「この歳で先輩とは有難い、二十五年、ともに仕事して、ともに喧嘩して、ともに泣いた、当然ながら戦友でもある」

 

#自由詩


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所感)

■今週、風邪をひく

土日は寝て過ごす。もったいないが仕方がない。

週明けの水曜日、内視鏡検査とポリープ切除を控えている。

友人Yが言うには、脱腸を手術していると大腸の管が曲がっており苦しいとか、、、。