四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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三行詩 第四十一章

月曜日の朝、6月27日

 

「出勤前に論語を読む、『人とは直くあれば良い』雍也第六17」

 

「力強い言葉だ、一であり全でもある、「直く」とは誠ともいう」

 

「生き方はシンプルが良い、今日一日、直くありますように」

 

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月曜日の朝、乗り換え

 

「朝から暑い、アトピー肌はだいぶん回復した、行けるか」

 

「猛暑でも皆マスクをつけている、もちろん私もだ」

 

「奇妙、いや、この国の強さか、この国伝統の怖さか、よくわからない」

 

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月曜日の朝、出発待ち

 

「昨夜、修行について寝ながら思う、聖人もいれば暴力を振るうクズもいる」

 

「暴力事件で裁判沙汰の住職が、You Tubeで青年の更生を笑顔で説く」

 

「所詮、人だ、何処の世界にも紛い物はいる、自らはどうか(かなり怪しい気がする)」

 

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月曜日の夕方、電車内

 

「遠い未来に関心はなく、過去も振り返らない、そして現在も心はスマホの中だ」

 

「今現在ですら心あらずとは面白い、心が人の本体としたら、電車内は心なきゾンビで満ち溢れている」

 

「ふと自分が人間と気付く、周囲のゾンビも人間がいると気付いた、ヤバい雰囲気だ」

 

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火曜日の朝、通勤

 

「子の期末テストの成績、低い、反比例して今朝の父の血圧、高い」

 

ラグビーの練習で泥だらけで帰宅する子、笑顔、脳筋は誰に似たのか」

 

「平均点は取って欲しいと切実なる願いを訴える父、神妙に聞く子」

 

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火曜日の朝、乗り換え

 

狩野直喜先生の論語研究を読む、論語とは『學』の一字に尽きるとのこと」

 

「忠恕ではなく『學』とした狩野先生に興味深い」

 

「学而 第一とは論語の総論である、との文を他の本で読んだ記憶がある」

 

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火曜日の朝、電車内

 

「駅に朝帰りの集団がいる、一人、トイレで撃沈していた」

 

「抱え込まれて同じ車内へ、全員ノーマスク」

 

「猛暑でマスクを外すという、極めてまともな判断を朝帰りの酔っ払いで初めて可能とするとは興味深い」

 

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火曜日の夕方、通勤

 

「子、小学校の卒業アルバムを受け取りに恩師に会いに行く」

 

ラグビー部の同期と練習後に行くらしい、泥だらけ、日焼けした顔、筋トレで鍛えている身体」

 

「恩師もガチガチの体育会系故に、さぞ喜ばれるのではないか」

 

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火曜日の夕方、乗り換え

 

「暑いが身体が慣れてきた、ぷち断食が効いたかも」

 

「毎週ぷち断食をと意気込む妻、冗談じゃないと拒む夫」

 

「我関せずと、食べては筋トレする子(勉強しろ)」

 

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火曜日の夕方、電車内

 

「優先座席に座る若い人、目の前に高齢のご老人、立ちながら文庫を開く」

 

「しおりが床に落ちたが気付かぬご老人、足元のしおりを拾い手渡す若い人」

 

「ありがとう、とご老人、下を向く若い人、ご老人は立ち続けている」

 

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水曜日の朝、通勤

 

「人とは面倒くさい、一であれば問題ないものを、二を曲げて支え合う」

 

「ならば三はどうか、一が並び調和している、美しい形だ」

 

「と、意味のないことを考えながら電車に乗っている」

 

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水曜日の朝、乗り換え

 

「子、小学校で先生たちとお話しし、ラグビー部で頑張っていると答える」

 

「周囲の先生方が一様に「ええ〜!」と驚愕されたと子から聞く」

 

「無理もない、ゲーム依存や不登校、子にはいろいろあった、実は親も驚いている」

 

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水曜日の朝、電車待ち

 

「週明け三日目で早くも毛嚢炎があちこちに、やはり身体はきついらしい」

 

「今日を含めてあと三日、なんとかアトピー肌を保たせねばならぬ」

 

「日曜にNとも話したが、ファン付きベストが楽らしい、ググってみよう」

 

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水曜日の朝、電車内

 

「まず今日を乗り越えよう、直くあること、人を許し自らを省みること」

 

「不誠実ではいけない、朝、出勤前に講孟剳記を読み返した」

 

「赤心を持って無心に取り組む、目の前のことを一つ、一つ重ねるのだ」

 

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水曜日の夕方、通勤

 

「最近、意味のないことに面白みを感じることが減る」

 

「生きるので精一杯なのか、余裕がないのか、いや、自分が面白くない人になったのだ」

 

「頑固おやじ、や、初老のサラリーマンのラベルで自らを固めてしまった」

 

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水曜日の夕方、電車内

 

「なるほど、私は面白くない人なのだ、元来希薄なユーモアのセンスすら消えてしまった」

 

「残る選択肢は、ラベルを増やすか変わり者へ向かうか」

 

「良かろう、人生の傍観者であるよりは変わり者の方がまだましだ、人様にご迷惑さえかけなければ、面白そうだ」

 

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水曜日の夕方、乗り換え

 

「私の内には狂気が潜む、普段は年齢と経験で抑え込んでいる」

 

「何気ない拍子にそれが出る、傲慢不遜、木で鼻をくくる態度、本質はここかも知れない」

 

「生前、父にも同じ狂気をしばしば感じた、一族に流れる血の為せる業かも知れない、まさに業だ」

 

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水曜日の夜、自宅

 

「いくら狂気でも、女性や子供、立場の弱い人に矛先は向けたことはない」

 

「父と私の狂気とは、強い者、権力者やライバルに向ける矛先だ」

 

「特に立場を傘に着て威張る者は、存在自体が気にくわない」

 

#自由律

ブラームス:交響曲第1番&第2番&第3番&第4番 https://t.co/0S4aqr9XWj

 

水曜日の夜、自宅

 

「故に、三十六年付き合いのある田舎のNはいう、お前は大きらいだ」

 

「確かに無理はない、私の狂気を十五の時からよく知るNだ、言葉に重みがある」

 

「うんうんと笑顔でうなずき、Nの杯に酒を注ぐ、彼とはそんな仲だ」

 

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水曜日の夜、

 

「そして、困ったことにこの狂気、強い者であれば、例え師匠であろうと噛みつく」

 

「道場では、当然ながらこのような者は倍返しされた、が、本音は強い者にかかって行くのが楽しくて仕方ない」

 

「故に、このような非社会的行動を好む破綻者は羊の皮を被るのだ、申し訳ない」

 

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木曜日の朝、通勤

 

渡辺卓先生の孟子を読む、先生は中国思想を学ぶ身で先の戦争に駆り出された」

 

「九年間中国各地を転戦し、背嚢に入れた孟子を読み続けた」

 

孟子に関わる場所も戦争で訪れたと、一文字に重みがあり、孟子と一体化したような文章には理由があった」

 

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木曜日の朝、電車内

 

「惜しむらくは明徳出版社孟子は、ページに限りがあり、割愛した箇所があるとのこと」

 

渡辺卓先生の完全版孟子を古本屋ネット等で探したが見つからない」

 

「というか、渡辺卓先生の書籍自体が、古本市場では流通が少ない、また値段も高い、諦めずに探そう」

 

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木曜日の朝、乗り換え

 

「日本で孔孟の教えを学ぶ若者が、中国で孟子の旧跡を、銃で武装して訪れた皮肉」

 

孟子は戦争を否定する、人が人を殺めることを否定する、人とは万人が平等であると主張する」

 

「この本からは、渡辺卓先生の魂の叫びが聞こえる、紛うことなき名著だと思う」

 

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木曜日の夕方、通勤

 

「自らを省みて、今日は少なくとも不仁の思い、行いはなし」

 

「一日、一日、不仁を重ねれば、いつかは誠に近づけるかも知れない」

 

「今夜も論語素読する、考える、私なりの学問の道を歩む」

 

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木曜日の夕方、乗り換え

 

「骨太い仁を目指したい、触れれば切れる日本刀の様な(学究の)仁は私には向かない」

 

「勧善懲悪よりは、同じ仁でも西郷さんの『敬天愛人』に心惹かれる」

 

「私にとって経書は読んで考えるものであり、テストや辞書ではない、些細を覚えるのは止めよう」

 

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木曜日の夜、自宅

 

「道は開かれた、仏像の様な尊い書として恐れ慄いていた春秋左氏伝を、アシモフ銀河帝国興亡史の様に読み始めた、面白い」

 

経書を拝み奉るのは止めた、馬鹿の私には現代語訳で充分だ、ぐいぐい読んでやる、わからない、面白くないことで、自分を否定するのも止めだ」

 

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金曜日の朝、通勤

 

「今朝の予報で今日は37度越えらしい、体温より高いとは災難だ」

 

「眠い、寝不足だ、ホームに座っているとこのまま眠りたくなる」

 

「子は真っ黒に日焼けしている、暑さ耐性が出来たと自慢していた」

 

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金曜日の朝、電車内

 

「朝、春秋左氏伝を読んでいた、悪役や卑怯者が大好きだ」

 

「滅びゆく過程に美しさを感じる、有能であるほど高転びしてくれる」

 

「偉大なる君主のなんと少なきこと、貞観政要が読みたくなる」

 

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金曜日の朝、乗り換え

 

「相変わらず無双のナレ死多し、最強キャラとは語り手に違いない」

 

「いや、時間軸を変えても過去、事実は変えれない、所詮は手品師の仕掛けレベルに過ぎないか」

 

「後世から歴史を振り返るとは面白くもあり悲しくもある、自らも歴史の中で消え去る泡の一つ」

 

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金曜日の夕方、通勤

 

「気温38度でマスクとは、まあ、鎌倉時代の大袖付胴丸を着るより涼しいには違いない」

 

「夏に涼風有り、暑いからクーラーか、いや、暑いからこそ涼風をありがたいと思う心を持つこと」

 

「私はできた人間ではない、クーラーを選ぼう、ギンギンに効かすのだ」

 

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金曜日の夕方、乗り換え

 

「週末だ、暑さを避けて読書中心に過ごそう、身体も疲れている」

 

「春秋左氏伝をじっくりと読もうと思う、昨夜から読み始めた」

 

「関連データーをググる、下調べは重要だ、紀元前700年から約250年間の、古代中国魯の国の歴史が描かれている」

 

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金曜日の夜、自宅

 

「もの凄く控えめに述べても、中島みゆきという人は天才だと思う」

 

「私はレコードや、ラジオ録音の世代の人だ、ヤンタンをカセットテープに録音して聴いていた」

 

「中学の時、真夜中に嘉門達夫の替え歌を聴いて腹を抱えて笑っていた、懐かしい」

 

#自由律

 わかれうた https://t.co/auvOUjFH5c

 

金曜日の夜、自宅

 

ショスタコーヴィチは述べる『あらゆる音楽とは素晴らしいものだ』と」

 

「十代後半この言葉と出会い、あらゆるジャンルの音楽を聴く」

 

「メインはクラッシックだが、民族音楽デスメタルも聴く、何でもだ」

 

#自由律

ショスタコーヴィチの証言 (中公文庫) https://t.co/leSvOaiQ7p

 

金曜日の夜、自宅

 

「何故Tweetをするのか、普通日常から暴発する自分を抑える為に」

 

「普通の人、普通の生活、普通の人生、なんてことはない、リアルとは」

 

「だからこそ覆面を被ったこの世界でいう、溢れ出た感情を言葉にする(2億1,100万分の1人に過ぎないが)」

 

#狂歌

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金曜日の夜、自宅

 

「久方ぶりにTwitterのスペースに参加する、私が入れる知人は二人しかいない」

 

「面白い、それぞれが好きな道を徹しておられる」

 

経書、お経の本文を諳んじる人などそうはいない、スペースとは面白い」

 

#自由律

理趣経 (中公文庫BIBLIO) https://t.co/XDebh2Pog5

 

土曜日の夜、自宅

 

「子に数年振りに説教する、成績悪くとも怒りはしない」

 

「父なりの信条あり、嘘をつかないこと、人のせいにしないこと、人間の基本は守れ」

 

「卑怯者になるくらいなら自爆しろ、父はそうしてきた、やれ」

 

#自由律

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所感)

■子に説教する

子に本気で説教するのは生まれてから三回くらいしか記憶にない(子は別の見解を持ってるが)。

一番最初は鮮明に覚えている。

大型車が頻繁に往来する大通りで、信号を無視して子が飛び出した。

幸い、軽自動車と後続の車は急停止してくれて命は無事だった。

向かい側で子を待っていた私は、全身冷や汗をかき、目の前が真っ暗になった。

慌てて駆け寄り、運転されていた方に丁重にお詫びして子を横のコンビニ駐車場に連れていき、初めて大声で叱る。

 

今回、詳細は述べない。

ただ、私の信条と明らかに反する行いがあった。

失敗は失敗で良い、潔く認めてやり直せば良い。

我が子が例え馬鹿でも、一であれば良いと思う。

そして、私自身がそう思っている人間だ。

卑怯者にだけはなってくれるな、子よ。