四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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三行詩 第六十七章(雍也第六)

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○日曜日の夕方、12月25日、ウオーキング

 

「あと仕事二日で息切れか、スランプか、週末は勉強もせず、終日機嫌悪し」

 

「アマプラビデオの海外ドラマを次々と観まくっている、思考が止まり楽でいい」

 

「森を歩いても頭の中で音楽が鳴らない、ただ風の音だけ、やはりスランプだ」

 

#三行詩

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○日曜日の夕方、森

 

「少し気分転換が必要だ、温かいコーヒーでも飲んで帰ろう」

 

「珍しく迷っている、論理的思考か感情か、結論が出ない」

 

「コーヒーのお供、ビッグマックとポテトを食べている」

 

#三行詩


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○月曜日の朝、通勤

 

「樊遅、知を問う。子曰く、民の義を務め、鬼神を敬して遠ざく、知と謂うべし。仁を問う。子曰く、仁者は先ず難んで後に獲る、仁と謂うべし。雍也二十二」

 

「弟子の樊遅が、知について問う。孔夫子はいわれた、民に道徳を守らせて善いこと、悪いことを明確に教えることが知といえよう」

 

「さらに仁を問う。孔夫子はいわれた、民の苦しみを解決しようとし、成してのち、民の笑顔を誉れとすることが仁といえよう」

 

#三行詩 #論語

 

○月曜日の朝、乗り換え

 

「ホームにはトランクを引っ張る旅行客が多い、一路平安」

 

「さっそくJRトラップに引っかかり、空港行きながらも空港には着かない車両に乗っている、外国の人がよく引っかかっている」

 

「翌日、日本語で繰り返し車内アナウンスが流れる、日常の光景だ」

 

#三行詩

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○月曜日の夕方、通勤

 

「子曰く、知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。知者は動き、仁者は静かなり。知者は楽しみ、仁者は寿し。雍也二十三」

 

「孔夫子はいわれた、知者とはあたかも大河の水のように動き、仁者とは泰然自若とした山のように静かに佇む」

 

「知者は流れるがまま世に生きることを楽しみ、仁者は確固たる規範として世の人に祝福され長く生を全うする」

 

#三行詩 #論語

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○月曜日の夕方、電車内

 

「あと一日、お疲れ様でした、お休みの間に何をしようか考えている、楽しい」

 

儒学関連の本も溜まっている、資格勉強も進めよう、家族とゆっくりもしたい」

 

「おそらくは、あっという間に正月明けて仕事初めに苦悩している未来も今見えた」

 

#三行詩

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○火曜日の朝、通勤

 

「子曰く、斉、一変せば魯に至り、魯、一変せば道に至らん。雍也二十四」

 

「孔夫子はいわれた、かつて太公望呂尚が建国した斉を、周公旦が建国した魯のように改革すれば、魯のようになれる」

 

「その魯を改革すれば、きっと周王朝のような理想の国になるであろう」

 

#三行詩 #論語

 

○火曜日の朝、電車内

 

「仕事納め、淡々と進めよう、視点は年明け後へ、PDCAを回していこう」

 

「今年もトライ・アンド・エラー、出来ることは行い、挑戦もした」

 

「公私ともに充実していた、常に学ぶ、儒学を根本として良かった、来年も」

 

#三行詩


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○火曜日の朝、乗り換え

 

「駅がざわついている、朝帰りの若者たち、旅行者、まばらな勤め人」

 

「コンビニ前で中学生くらいの集団がたむろしていた、深夜ならアウトだが早朝までいくとOKか」

 

「銀色に髪を染めた若者が前に立っている、どうせならマーベル風に青とか緑のほうがイケてるのに」

 

#三行詩


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○火曜日の夕方、通勤

 

宰我、問いて曰く、仁者はこれに告ぐるに井に仁ありと曰うと雖も、それこれに従わんか。子曰く、何為れぞそれ然らんや。君子は逝かしむべきなり、陥らしむべからざるなり。欺くべきなり、罔しことあるべからざるなり。雍也二十六」

 

「弟子の宰我、井戸に人が落ちたと聞けば、仁者たるもの直ちに井戸に飛び込むものですか、と問う。孔夫子はいわれた、本当に人が落ちたのかも確認せずに井戸に飛び込む訳がない。君子でも人から騙されることはあるかも知れないが、無知ではないし馬鹿でもない」

 

「仁者とは、仁により自らを誠にして人を思いやる。礼により人を尊ぶことを学び、人の規範となる。義により省みて、まず自らの悪を憎む、世の為に行動する。そして仁、礼、義を合わせて世の中の善と悪を知り、知に至る。礼、義、知とは、全てが仁の徳の変化に過ぎない」

 

#三行詩 #論語


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○火曜日の夕方、大型書店

 

「明日、子を連れて田舎に帰る、独り住む年老いた母へのお土産を考えた」

 

「好きな食べものをとたずねるも、一人暮らしで食べきれない、と」

 

「結局は岩波文庫ワイド版、チェーホフ桜の園』を買う、お土産まで自分風だ、苦笑する」

 

#三行詩


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○火曜日の夜、電車内

 

「電車が止まる、車内は夕方なので満員だ、人混みで暑い」

 

「次の駅で人が線路に降りたとのアナウンス、当分だめっぽい」

 

「人ですし詰めだ、あちこちで暑いとの声、長くなると倒れる人が出そうだ」

 

#三行詩

 

○火曜日の夜、電車内

 

「運転が再開した、状況は知らないが満員電車が止まると酷い話しだ」

 

「赤ちゃんが泣き出し、席を立つお母さん、すぐさまそこに座る若い女性」

 

「人混みの中、どんどんストレスが溜まり、ざわついた車内も静かになってくる」

 

#三行詩

 

○水曜日の午前、電車内

 

「子と帰省している、いつの間にか身長が伸びていて妻より高くなっていると気付く」

 

「着いたら、駅前で子の酔い止め薬と昼めしを買う、妹が駅まで迎えに来てくれた」

 

「コロナ禍故に、帰省するのは久しぶりだ、帰りは街もうろつこう」

 

#三行詩


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○木曜日の午後、帰阪

 

「実家にて美味しいものを、たらふく食べた、ビールもグイグイ呑んだ」

 

「母も元気で良かった、子も楽しんだようで良かった」

 

「地元の好物を駅前で食べて帰阪する、大阪でも少しぶらつく予定」

 

#三行詩


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○金曜日の夕方、自宅

 

「年末の買い出しへ、今年のメインは和牛1.5キロにする」

 

「子の好きなチーズタッカルビ、ブルダックソースも買う」

 

「結局は、子の喜ぶ笑顔が一番らしい、相変わらず親バカなり」

 

#三行詩

 

○土曜日の朝、ウオーキング

 

「子曰く、君子博く文を学びて、これを約するに礼を以てすれば、亦以て畔かざるべし。雍也二十七」

 

「孔夫子はいわれた、君子とは多くの経典から学び、学んだことを礼により実践することが大切だ。そうすれば、道から外れることはあるまい」

 

「孔夫子の教えとは、常に学び、常に実践することにある。忠恕とは、一生涯に渡って学び、そして実践してこそ意味がある」

 

#三行詩 #論語


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○土曜日の朝、森

 

「昨晩から岩波書店、マタイ文書を読んでいる、聖書はマタイが好きだ」

 

「出かける前に文庫版の聖書をカバンに入れてきた」

 

「私が目指すものは忠恕の実践ではあるが、聖書も仏典も岩波なら読んでいる」

 

#三行詩


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○土曜日の朝、ウオーキング

 

「この三日間、呑んでは食べた、腹回りも太った、そろそろ元に戻そう」

 

「事前に明治書院荀子講談社学術文庫吉田松陰先生著作集を読む計画を立てた」

 

「資格勉強も再開だ、新しい年を迎える前に、臨戦態勢に戻れて良かった」

 

#三行詩


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○土曜日の朝、森

 

「聖書を読んだというのは我ながら烏滸がましい、通読を二回、好きな文書は繰り返し」

 

「教会に行き、牧師さんにも問うたが、結局、信仰を得ることは出来なかった」

 

「ただ一冊の古典、歴史書としては背景や後の影響力を含めて、やはり本好きなら必読の書ではないか」

 

#三行詩


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○土曜日の朝、マクド

 

「少し冷えた、温かいコーヒーでも飲んでいこう、お供は色々」

 

「子の宿題を見るように年末で気が荒ぶる妻から申し付けられている、休みは四日まで、今日を合わせてあと五日か」

 

「ナゲットはソースをたっぷりつけた方が美味しいと思う、二つ貰う」

 

#三行詩
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○土曜日の午前、マクド

 

新約聖書を読んでいる、書簡集の中では『エフェソの信徒への手紙』を好む」

 

「最後の章にある『悪と戦え』は心に響く、人とは戦うものだ、自らの内と外と、最後まで戦え」

 

「やはり私は東洋思想孟子的な考えに偏るらしい、神よりは、中庸よりは最後まで戦うのだ」

 

#三行詩


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所感)

■頭の整理整頓

ブログを書くとは頭の整理整頓につながると気付く。

文章を書くとは自分と向き合うことに他ならない。

来年は資格勉強がメインとなる為、頻度は減る予定。

 

■令和五年に向けて

・学ぶことをいっそう大とする。

・食べたいを少なく、呑みたいを少なく、買いたいを少なくする。

一つの大と三つの少を実践する、年始に掲げる目標としたい。