四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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三行詩 第百四十三章(先進第十一②)

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○日曜日の夕方、7月21日、マクド

 

曰、然則師愈与、子曰、過猶不及也、先進十六

 

子貢はいう、それでは(過ぎる)子張の方が優れるということですか。孔夫子はいわれた、過ぎたるは及ばざるが如し。

 

「ABを比較する二元論ではなく中庸の徳を述べられている。物ごとは良い悪いで測れば収まるのではない」

 

論語

 

○日曜日の夕方、喫茶店

 

「週末の(自らの弱さからくる)不愉快な事象に心揺れる」

 

「田舎のNに長時間電話する」

 

「Nはお世辞も愛嬌もない、ただ真実をいう人だ、及び何の為の学問か、我ながらこの歳で全く出来てない、ただ、苦虫を噛み潰して呑み込む、そういう夜だった」

 

#三行詩

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○日曜日の夜、自宅

 

「遅々として進まないが『孟子』の意訳を続けている」

 

「没入すると、現代を離れて中国・戦国時代、斉の王宮にいる孟子の横にいて、宣王と向き合っているような感覚すらする」

 

「白文からの意訳なので兎角時間がかかる、そこから私見を考える、全て自分の文章なので、少なくともブログ内では私は王様である」

 

#三行詩 #孟子

 

○月曜日の朝、通勤

 

季氏富於周公、而求也為之聚斂而附益之、先進十七

 

魯の国の家老である季孫氏は、魯の君主より(民に重税を課して)富んでおり、あろうことか、その片棒を弟子の冉有が役人として担いでいる。

 

冉有孔門十哲、高弟の一人で、先進二では政に秀でると孔夫子は評された」

 

#論語

 

○月曜日の朝、電車内

 

「体調が悪いせいか、鼻が効きすぎて吐き気すらする、みぞおちを抑えた」

 

「複数の体臭が入り混じり、各々の香水と車内臭、更にアルコール臭が加わる、カオスだ」

 

「人間とは糞袋である、とする禅宗(仏教)は的確に人を述べている、眠気、頭痛、で、終着駅に着いた」

 

#三行詩

 

○火曜日の朝、通勤

 

子曰、非吾徒也、小子鳴鼓而攻之、可也、先進十七

 

孔夫子はいわれた、(悪大夫である季氏の片棒を担ぐ弟子の冉有は)もはや我が門の人ではない。諸君、陣太鼓を鳴らして攻め入るように冉有の罪を責め、彼を更生させねばなるまい。

 

「身内の高弟が悪家老の手先とは。激昂した孔夫子が門弟に漏らした言葉。勿論、孔門を挙げて戦支度をし、陣太鼓を鳴らして冉有の首を掻き取りに行く、訳ではない。これを聞いた冉有の表情を見てみたいが、結局は孔夫子は赦してくれると、関係者皆思っているのではないか」

 

#論語

 

○火曜日の朝、電車内

 

「猛暑、チクチクした痒み、アトピー肌が浮いている感覚、嫌な汗が出ている、掻くなと手に命じている」

 

「妙な夢をみる、六字を唱えると次々と透明になり消えていく、どんどん消す」

 

「横の人が職場で受けているパワハラの話しをしている、社員昇格を餌にエグいなと、聞く人が怒っている」

 

#三行詩

 

○水曜日の朝、通勤

 

柴也愚、参也魯、師也辟、由也彦、先進十八

 

子羔は愚鈍、曾子は魯鈍、子張は誇大、子路は粗暴。

 

「愛弟子の欠点を、端的且つわかり易く孔夫子は述べられている。儒学とは、お花畑の夢想家などではなくリアリズムが基本であることがよくわかる」

 

#論語

 

○水曜日の朝、電車内

 

「連日の猛暑ながら、今朝は少し涼しく思う」

 

「真面目メガネさん、以外の形容詞を思いつかない人物が目の前に座っている」

 

「睡魔との死闘を繰り広げる、立てば膝カックン椅子に座れば意識飛ぶ、仕方ないのでポストに集注するも横の人からアルコール臭、クシャミか」

 

#三行詩

 

○水曜日の朝、乗り換え

 

「蒸し暑い、嫌な汗、黒服耳ピアスをした集団がホームでやけに目立つ」

 

「ユーチューバーのような擬音が多い会話に眠け」

 

「徹夜明けか、テンション高すぎて当人たち以外は全く面白くない」

 

#三行詩

 

「電車を降りるとき、ガラス越しにホームで電車を待つ女性と目が合う」

 

「疲れ、暑い、人にうんざり、おそらくこちらも同じ表情だ」

 

「外国人の集団が大声で会話している、全員短パン白靴に白靴下は何故だろう」

 

#三行詩

 

○水曜日の午前 一休み

 

「規模の経済原理からいえば、投資の世界も○〜○○兆円フアンドとか、ほぼ無双では」

 

「省みれば、東インド会社とかアヘン戦争が思い浮かぶ」

 

「闇の支配者とか、巡り巡れば自分の口座から投資した金が化けているかも知れない」

 

#三行詩

 

「どちらにしろ、一握りの金持ちは益々富み、貧乏人はどんどん増えるばかり」

 

「それでも、結局は公に軍隊を持つ国、その国の統帥権を持つ人物が最強には変わりない」

 

「日常は金が幸せを決め、最後は暴力が幅を利かす世界とはつくづく火宅の世だ、南無阿弥陀仏

 

#三行詩

 

○木曜日の朝、通勤

 

子曰、回也其庶乎、屡空、先進十九

 

孔夫子はいわれた、顔回の徳は聖人の域に至っている。日々、貧しく暮らしているが、どうということもなく道を楽しんでいる。

 

「天才顔回を述べている、貧しかろうが富んでいようが、道に至った顔回にとっては些細なことなのだ」

 

#論語

 

○木曜日の朝、電車内

 

「乗客で混み合う車内を移動する回遊人、今朝はやたら多い(どん、と押された×3)」

 

「取り憑かれたような眼、以外は、今のところ共通項を見出せない」

 

「車両の全長は20m、立っている乗客を目視平均値で5人以上は押している、押す前に一瞬タメがあり、45度の角度をつけて一足で入身している」

 

#三行詩

 

「更に掘り下げると、世代層、性別は五十代以上、男性が多い様に思う」

 

「他には、一様に短気を示す特徴が顔面、動作に認められ、服装から富裕層ではないと判る」

 

「相手を押しのけた時に浮かべる顔の表情は、一種独特であり、微笑みのようにすら見える」

 

#三行詩

 

「ある意味、行動に計画性があり独特の論理観を持つ、そう、哲学者のようだ」

 

「しかしながら、その一身を用いて見も知らぬ他人にぶつかりに行く、修験僧の一面も否定出来ない」

 

「そして、魚類を思わせるその容貌から、Deep Ones『深きものども』だとも推察出来る、深海に沈む石造都市、ルルイエから彼らはやって来たに違いない」

 

#三行詩 #クトゥルフ神話

 

○金曜日の朝、通勤

 

賜不受命而貨殖焉、億則屡中、先進十九

 

顔回のことを述べて次に)一方で子貢は、君主に仕えずとも商いで収益を得ている。儲かるとみた商いに外れなく、裕福な生活を過ごしている。

 

「孔門ツートップの顔回と子貢を述べている、子貢は史記の貨殖列伝に記載がある」

 

論語

 

○金曜日の朝、電車内

 

「連日の猛暑で肌を掻き壊し、危機的な状況を迎えた(包帯を切りテープであちこち止めている)」

 

アトピー皮膚よ、もはや、なるようになれ」

 

「と、ふと思う、松永弾正は(そんなに)悪い奴ではなかったらしい、三好長慶には忠義を尽くしたとか、評価は時代により変化する」

 

#三行詩

 

所感)

■つれづれ、国語、昭和の終わり

・質問です、[ ]の言葉の意味として最も適当なものをあとから選び、記号で答えてください。

 

学問の[道]をきわめるのは難しい

ア、道路

イ、道理

ウ、専門の分野

エ、道のり

 

【五ツ木書房、3年間の総復習、国語、まとめ問題集より抜粋。※中学3年生向け、問題集】

 

子の国語問題集に挑戦してみた。

不正解が多いが、解答自体も可怪しい。上記、問題の正解は、

ウ、専門の分野

となる。普通、どう考えてもイ、道理、だ。

Xでも投げかけてみた。

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他にも、解答がどう見ても怪しい問題が複数ある。何となく、国語教育自体も怪しくなってきている、と思わざるを得ない。

 

子に、一冊でよいから、好きな本を見つけて、繰り返し読めば国語の点数は上がるよと、ちくま文庫中島敦集を渡そうとしたが、(妻に止められ)止めた。

受験勉強は、受験問題を繰り返し問いて傾向と対策を掴むことらしい。

悠長に同じ本を繰り返し読む時代は、昭和で終わったのかもしれない。