1)土曜日の夜、
ここで一歌、
歳重ねるも未だ心は青年のまま、
でも世の中の経験を重ねた分、
少しひねくれた、
・・・・
心の痛みや辛い思い出乗り越えて、
開き直りや嘘八百、汚いことも、へつらうことも、
生きる為なら平気の平左、
・・・・
でもない分、
今日もまた少しひねくれた。
2)日曜日の未明、
ここで連歌、
①若い頃の死は理不尽そのもので恐怖し、
年老いてからの死は身近なもので恐怖する。
②永遠に生きるかのように過ごす日常と、突然始まる死へのカウントダウン。
③良く生きるのもむつかしい、
ましてや良く死ぬなど難解極まる。
3)日曜日の朝、
ここで一歌、
つまり、高尚な思想や哲学、道徳こそ本質的に彼らを苦しめる要因となる、考えてみたまえ、自殺する蟻はいない、故に彼らを苦しめているのは彼ら自身のコロニーを維持する為に生み出されものであり、彼らの苦しみはコロニー内で生きる限り消えることはない。
4)日曜日の朝、
ここで一歌、
なんと哀れな存在であることか、母星の資源を喰い漁り、同族を増やすことしか考えはなく、コロニー維持の為の崇高な哲学、思想、道徳が彼らの心を常に蝕む、いや、これこそが安全装置であり、問題は何の為のセーフティであるか、少なくとも彼らの為ではない。
5)日曜日の朝、
ここで一歌、
珍しく家族と朝のウオーキング、
釣った餌はマクドのモーニング。
6)日曜日の朝、
ここで一歌、
マリオランする陸上部の朝練習、
我が家も見習い出来たのは我が子のみ。
7)日曜日の朝、
ここで一歌、
目の前に落ちた紅いろの桜の葉、
ブックマークに持ち帰る。
8)日曜日の朝、
ここで一歌、
食べたら帰る妻子と別れて森を散歩、
餌を探すカラスと目が合う。
9)日曜日の朝、
森の中でベンチに一人座る、
頭にどんぐり一つ落ちてくる、
地面に無数に落ちたどんぐり
見上げればウラジロガシの樹木。
#自由律俳句 https://t.co/zuniZOENLt
10)日曜日の朝、
カラス去りお次はハトの食事時間、
心なきジョギング人がハトを散らす。
#自由律俳句 https://t.co/g74JW0IjA7
11)日曜日の朝、
ここで一句、
秋深し紅いろに染まるさくら。
#自由律俳句 https://t.co/oGTDieJeDt
12)日曜日の昼、
ここで一歌、
心なき人の、育てたススキを毟りテントに飾るを見る。
13)日曜日の昼、
ここで一句、
カエデと間違うフウの紅葉。
14)日曜日の昼、
ここで一句、
何故か落ち着く秋空の松の木の緑。
15)日曜日の昼、
ここで一句、
蓮枯れて沼おおう秋の雲。
16)日曜日の午後、
ここで一句、
秋バラの伸びる影と迫る夕暮れ。
17)日曜日の午後、
ここで一句、
夕陽向き桃色映えるバラの名は、
四季咲き大輪種系統の芳純。
18)日曜日の午後、
ここで一句、
夕暮れのバラ園にたたずむは、
フランスから来たアントニアリッチ。
19)日曜日の午後、
ここで一句、
お次はアメリカよりやってきた、
その名もプレーリーサンライズ。
20)日曜日の午後、
ここで一句、
ゴールデンメダイヨン、ドイツ生まれのハイブリットティ。
21)日曜日の午後、
ここで一句、
オランダからの使者ティネケ、
バラ園の隅でひっそりとたたずむ。
22)日曜日の午後、
ここで一句、
ネーミングセンスに日本を感じる、
マジックランプ。
23)日曜日の午後、
ここで一句、
ドイツのタチャーナ、
落ち着いたダークレッドの花びらにさわやかな香り。
24)日曜日の午後、
ここで一句、
サンクチュアリと名付けられしバラ一輪、香り強し
25)日曜日の夕暮れ、
ここで一句、
バラ園最後のご登場は、ドイツよりやってきた、ブングルト。
26)日曜日の夕暮れ、
ここで一句、
日暮れる日曜日、忍び寄る月曜日、
道には鳴く野良猫と明日の為に走る人。
27)日曜日の夕暮れ、
ここで一句、
カラス鳴き肌寒く帰路に向かう、
足音のみが響く森を出て、
ビルに明かり灯り出す街に戻る。
28)日曜日の夕暮れ、
ここで一句、
灯る街路灯を見ながら明日の仕事を思う。
29)日曜日の夕暮れ、
ここで一句、
日暮れて人まばら、猫あちこちに現れて鳴く。
30)月曜日の朝、
ここで一句、
ホームに人居れど聞こえるは足音とカラスの鳴き声のみ。
31)月曜日の朝、
ここで一句、
混み合う車内、下を向く顔、咳き込む音、開けた窓から寒風。
32)月曜日の朝、
ここで一句、
車中の人、目線の先にある床、思うは今日仕事と昔の出来事。
33)月曜日の朝、
ここで一句、
一斉に歩き出す先は連絡橋、何故か追いては抜きあう社会の縮図。
34)月曜日の朝、
ここで一句、
人ゴミに流され行く先は水の流れにあらず、高きに向かい又低くし。
35)月曜日の朝、
ここで一句、
変わらぬ日常、変わらぬ車窓、変わるは四季と今この時。
36)月曜日の朝、
ここで一句、
通勤路、行列に遅れ一人歩むも、信号機にてまた合流す、空には海鳥。
37)月曜日の夕方、
「行列」
①人の行列、朝と逆、駅に向かう行列の中の一人。
②行列の人、子供の時も、青年の時も、老人の時も、最期は並んだベッドの上。
③よくは知らないが死んだあとも行列で並んで閻魔さまのところへいくとか。
38)月曜日の夕方、
「ちっぽけな結末」
①灰色の空に高層ビル、地べたを歩く人。
②見下されるのは嫌いだ、見上げ続けるのも疲れた、そういって地べたを歩く。
③ちっぽけな勇気がちっぽけな英雄をつくりちっぽけな墓標が残された。
所感)
■一陰一陽
どうもこの自由律俳句が面白い。
画像を添え、今のありのままの気持ちを言葉にだす。
心のままに、自分の言葉を書く。
句の一切、自分に対して嘘偽りはない、故に楽しい。
承認欲求が無い、といえば嘘となる。
Twitterでのイイネの数はやはり嬉しい。
また、ブログでいただく★の数やブックマークは、やはり嬉しい。
一方、句に打ち込んでいると、ふと心に影が射し、理由もなく暗い気分になっている自分に気付く。
正直、この非論理的な得体不明の気持ちに戸惑っている。
9番目より、発句につながる画像をのせることにした。
少し手間だが、https://以下をクリックしていただければ画像が現れる。
今日、一日の読書を学問として、努め励みたい。
#自由律 #短歌 #俳句