四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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三行詩 第二十八章

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月曜日の朝、

 

「朝、薄着では寒い、ジャンパー系を着とけば良かった」

 

「まあまあふうふうで今週も行こう」

 

「眠れない現実より、寝てないことを悲劇的に思う心のほうを警戒すべきだ」

 

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月曜日の朝、

 

「上海クラスのメトロポリスを都市封鎖出来るとは、凄まじいとしか」

 

「一秒でも早く戦争の終結を祈る(なにに祈るかは信仰を持たない為わからないが)」

 

「正義、という言葉、概念が嫌いなる一方の昨今か」

 

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月曜日の朝、

 

「電車の中で病院の臭いがする、疲労、切りが無い、死」

 

「車内に響く、朝帰りの酔っぱらいの品のない笑い声にイラ」

 

「目の前にある全身脱毛の広告をみながら、電車が出発するのを待っている」

 

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月曜日の午後、

 

「暗き心のままに暗き思考、相反して行いは普通の人」

 

「まっとうな振りも続ければまっとうになる」

 

「『オレモオマエモ異端ナンダ』と心の声が囁やいた」

 

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月曜日の夜、

 

孔子はいわれた、

 

古の聖王(堯・舜)の教えをあまねく学び、

 

今の世の中おいても道は変わらぬことに気づき、

 

自らも聖王と同じ、天の道を歩めることを知る。

 

この学び、気づき、歩みを以て、自らの師とするがよい。

 

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月曜日の夜、

 

孔子はいわれた、

 

君子とは、正しくとも何かに凝り固まるようではいけない。

 

その心は自在であり、ただ天の道に則って正しきを善しとする。

 

故に、君子は器ならずというのだ。

 

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月曜日の夜、

 

「古の聖王(堯・舜)の教えとはなにか」

 

「善きことを自らが楽しんで行い、周りを巻き込んでさらに善きことを行う」

 

「民の苦しみを我が苦しみとし、民の楽しみを我が楽しみとする」

 

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火曜日の朝、

 

「寒いから厚着してきた、それだけでなんとなく嬉しい」

 

「ビタミンCの飴を舐めれば風邪など引かない、と信じている」

 

「電車のる、座る、前左右の客相が良くない輩では、自分含めて」

 

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火曜日の朝、

 

「若い旅行者ばかりの電車内、そうか卒業旅行か(いってらっしゃい)」

 

「なんとなく、はっぴいえんどの曲が脳裏に浮かぶも直ぐに消えた」

 

「歌を歌うことが少なくなった、毎朝念仏は唱えるがこれは歌ではなかろう」

 

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火曜日の午後、

 

「仕事の落とし穴に気づいて対処する、ヒヤヒヤする」

 

「前職の惨状を聞き及ぶ、転職して良かったとホッとする」

 

「不仁の輩に仁を尽くすも仇となり、こちらから見限った」

 

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火曜日の午後、

 

「見限るも、当時の同僚もいる、雇ってもらった先代の会長もいる、気にはなる」

 

「三年後(今)、同じ部門の社員全てが退職した」

 

中途採用入れては辞める、洗脳研修頼りの哀れな二代目経営者よ、さようなら」

 

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火曜日の夜、

 

子貢(孔子の弟子)、君子を問うた。

 

孔子はいわれた、

 

君子とは、まず、率先して自らが行うもの。

 

その上で、仁の心、義の行いを説いた。

 

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水曜日の朝、

 

「悪夢みる、卒業を賭けた試験で周囲はブラック前職の同僚たち」

 

「試験が全くわからず(象形文字)答案用紙もない」

 

「同僚に紙を貰い答えも写すが、象形文字で書けない、絶望(目が覚めた)」

 

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水曜日の朝、

 

「大学時代、授業には出ず毎日道場とバイトの日々」

 

「四回生の時に毎日授業に通い、テスト対策は全て友人I任せで卒業する」

 

「テストの答案までIに書いてもらい写して単位確保、友人Iは恩人だ」

 

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水曜日の朝、

 

「卒業がなんとか決まり、春休みに友人Iと禅寺に赴く」

 

「住職様に座禅を教えていただき、お話しを傾聴する」

 

「今朝の悪夢で当時を思い出す、そう、私は際どい、ギリギリが多い」

 

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水曜日の午後、

 

「何もかもする必要は無いが、為さなければ成らぬことが見えないのは問題だ」

 

「日常にこそ全てが潜む」

 

「自らがつくり出した平々凡々に胡座をかけば、いずれ手痛い目に遭うのはわかりきったこと」

 

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水曜日の午後、

 

孔子はいわれた、

 

学びても、考えることがなければ学問の道は開くことはない。

 

また、

 

考えても、学ぶことがなければ利己的となり自らを危うくする。

 

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水曜日の午後

 

孔子はいわれた、

 

君子とは、

身分を問わず、どんな人たちとも親しくなるが、

特定の人の為に便宜をはかったり、権力者におもねることは決してない。

 

一方、

 

小人とは、

権力者におもねり、特定の人に便宜をはかるが、

自分の得にならない人たちと親しくすることは少ない。

 

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木曜日の朝、

 

「着すぎた暑い、ホームでカラスが一羽鳴いている」

 

「ホームの反対側で咳が止まらない人、左右の人たちが見つめている」

 

「整合性とは心地よいものであるが、息は詰まる」

 

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木曜日の朝、

 

『子曰く、異端を攻むるは、これ害あるのみ。』

 

孔子はいわれた、

 

A古の聖人(堯・舜)の教えに背き、異端の学問を学ぶことは害ばかりだ。

 

B世の中に住む自らとは異なる価値観を持つ人たち(異端)を攻めることは害にしかならない。

 

#自由律

 

木曜日の朝、

 

「地域によって異なる暗黙のルールに疑問を感じる」

 

「合理的に考えれば、駅のエスカレーターで急ぐ人は左・右どちら側を歩けば良いのか」

 

#自由律

 

木曜日の午後、

 

「呑みには行きたいが、コロナが感染る(感染す)のではないかと不安」

 

「リスクを踏まえれば、および腰も無理はなし」

 

「感染った時に周囲に迷惑がかかり過ぎる、今回は見送ろう」

 

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木曜日の午後、

 

孔子はいわれた、

 

由(子路)よ、汝に知るということを教えよう。

 

A知っていることは知っているとし、知らないことは知らないとする、これが知ることだ。

 

B自らの知ること知り、自らの知らないことを知る、これが知るということだ。

 

#自由律

 

木曜日の夜、

 

Twitterのアンケート機能を初めて使う(🅰or🅱)、ボタンは押すもの(楽しい)」

 

論語の現代語訳とは、訳者により意味が変わる、『攻むる』を学ぶと取るか、文字通りの意味で取るか」

 

「大儒の朱子は『攻むる』を学ぶと解釈した、面白い、それぞれあっていい(らしい)」

 

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木曜日の夜、

 

「読み込んだ孟子であれば、孟子ならこう解釈すると、自らの学問の積み重ねのままに心が応えてくれる(正誤は知らないが)」

 

論語は今からだ、未だ心の内に孔子は現れない、だが写経と自由律(意訳)を続けていれば、いつか心の中に孔子が現れると信じている」

 

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木曜日の夜、

 

「久方ぶりに孟子に里帰りする、滕文公章句上凡五章」

 

「『夫れ道は一のみ』孟子はいい、この剛なる一、心がしびれてくる」

 

「書き下し文を繰り返し素読する、孟子とは素晴らしい」

 

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木曜日の夜、

 

「ここしばらく、ひたすら論語に取り組み、久方ぶりに孟子に戻り驚いた」

 

孟子の文章とはなんたる剛毅なことか、一文一文を素読しても歌になる」

 

「以前は気づかぬ孟子の魅力に気付く、これも論語を学んでいる効果か」

 

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金曜日の朝、

 

「寒さ心地よし、あと風吹けば尚良し(April 1st)」

 

儒学とは論語を太陽、惑星が四書五経のイメージか」

 

「惑星ばかりでは太陽系(儒学)はわからない、太陽が中心なのだ」

 

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金曜日の午後、

 

「学問到らぬ我が身故に、論語を学び、日常に当てはめて考えている」

 

「ものごとの本質の理解に努めると、無駄な努力が少なくなった」

 

「省みることにより他者に求める自らの甘え・妥協に気付いた」

 

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金曜日の午後、

 

子張(孔子の弟子)、

 

君主に仕えるに大切なことを学ぶ。

 

孔子はいわれた、

 

多くのことを聞き、多くのことを見て、自らが疑わしいと思うことを除く。

 

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金曜日の午後、

 

その残された善きことを慎んで行い、自らの言葉とすれば、

判断を間違えることはない。

 

自らの行いに悔いがなく、自らの言葉に咎がなくなれば、

君主に仕えるに十分に足る。

 

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金曜日の夜、

 

「少し一般的ではないかも知れないが論語の書き下し文を写経し意訳するのが楽しい」

 

「世に惑う自らの思考を全集中出来るものが出来たことが何よりも嬉しい」

 

「語弊はあるが人生猪突猛進、最後まで目の前のことを追いかけるのみ(止まるのは嫌いだ)」

 

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土曜日の午前、

 

哀公は問うた、

 

どうすれば民が私に従ってくれるのであろうか。

 

孔子はいわれた、

 

曲がった板(私利私欲の人)の上に真っ直ぐの板(心が正直な人)を置いて(配置して)直くするようすれば民は従う。

 

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土曜日の午後、

 

一方、

真っ直ぐの板(心が正直な人)の上に曲がった板(私利私欲の人)を置いて(配置して)歪ませようとすれば民は従わない。

 

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土曜日の午後、

 

「家族とお花見へ出かける、桜の木の下でお弁当を食べ酒を呑む」

 

「微酔する、この国とはなんと美しいことか」

 

「家族とわかれ、好きな音楽を聴きながら、桜並木を一人歩いている」

 

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土曜日の午後、

 

「若い頃、道場の横にある桜の大木の下、練習後に皆でお花見をした」

 

「師範や先輩、同期や後輩に囲まれて、桜の花の下、酒を汲み合う」

 

「本当に桜が美しく、お酒が旨かった、仲間との一体感、素晴らしい時を過ごした」

 

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土曜日の午後、

 

「暗き浪人時代、自宅と予備校と市立図書館の往復にみた桜の花」

 

ウォークマンで録音したモーツァルト・レクレイムをエンドレスで聴いていた」

 

「半世紀歳を重ね、桜は変わらぬ、今は森を歩いている」

 

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土曜日の午後、

 

「大学卒業が辛うじて決まり、後輩達が一泊二日で温泉に招待してくれた」

 

「師範も来られて一晩中呑み明かす」

 

「卒業式、桜の花の下、ずらりと並ぶ後輩たちに胴上げされて送り出された」

 

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土曜日の午後、

 

「桜の思い出を振り返る、印象深し、ブラック時代は記憶少なし」

 

「今春、子は中学校に進む、あの赤子がいまや学生服を着ている」

 

「人の世とは、歳を重ねるごとに面白い、一生懸命とは正解だ」

 

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土曜日の午後、

 

「父は亡くなり、母は老いたが元気だ、今、森を歩いている」

 

「春、夏、秋、冬、森を歩き、自由律を詠い、書に親しむ」

 

「なんとなく楽しい、帰宅したら田舎のNと電話しながら追い酒といこう」

 

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土曜日の午後、

 

「ブラック時代、印象深き人がいる、Kさんだ」

 

「少し歳上で、二十年間、ともに同じ部署で仕事した」

 

「Kさんとは殴り合いの喧嘩もした仲だ、兄とはこのような人と思っている」

 

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土曜日の午後、

 

「二十年間、サビ残100時間のブラック企業で共に働いた戦友でもある」

 

「生き方、趣味等、お互い違い過ぎて、友人ではない、兄と弟なのだ」

 

「互いにベタベタしたことはない、何かないと電話もしない、だが常に安心感がある(切れることはない)」

 

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土曜日の午後、

 

「今晩、Kさん達との呑み会があったが、残念ながら断った」

 

「先週、職場で陽性者が出た、万が一がある、リスクはおかせない」

 

「Kさんから、残念だとのメールをいただく、全くだ」

 

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土曜日の午後、

 

「Kさんがブラック企業の退職を決めた時、度々二人で呑みにいく」

 

「続いて、私が転職活動が決まり退職が決まった時も度々呑みにいく」

 

「前職での会社からの送別会は、Kさんも私も各々お断りし、親しい仲間で集まり仲間内で送別会をした」

 

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土曜日の午後、

 

ブラック企業での仲間との絆は強烈だ、サビ残100時間の環境がそうさせる」

 

「世の中まだまだ上はいるが、文字通り生き死に(過労死)の仲間だ」

 

「朝6時に出勤して、朝3時ごろ力尽きて職場で仮眠して、朝6時から出勤?する」

 

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土曜日の午後、

 

「Kさんが退職された後、私はますます忙しくなる」

 

「いつもの午前二時、ふと気付く、デスクのパソコンのエクセルの画面だけが揺らいでいる」

 

「画面以外は普通だ、画面だけが歪んで見える(とうとう来たか)」

 

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土曜日の午後、

 

「負けず嫌いの私は、それでも無理して仕事を続けた(子は幼い)」

 

「とどめは、業務中の心筋梗塞だ、いきなり胸の真ん中に激痛」

 

「自らの負けを悟り、会社側とも話し合いの場がもうけられた」

 

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土曜日の午後、

 

「会社側に現状を述べるも、返答は私の能力不足とタイムカードの定時打刻、定時以後自己責任でとのこと」

 

「Kさんと私が退職し、遺された社員も全て退職し、部門は崩壊する」

 

「あれから三年、中途採用を重ねるも今だに社員は定着せず、業績も連続赤字ながらも高額なアウトソーシングでしのいでいる」

 

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土曜日の午後、

 

「私は管理職であったことと、時代(コロナ禍・オリンピック前)も良く、転職は引く手あまた」

 

「次はブラックは止めて大手に転職し、得意スキルで結果を出して一年で企業グループ内での賞を受賞して昇格を決める」

 

ブラック企業で、生き死にの鍛えかたをしている、なまじでは負けない」

 

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所感)

Twitterの調子が悪い

過去のtweetを拾いブログにのせていると、しばしば今日の日付に戻る。

困っている。

 

■前職に関して

二十年在籍していた為か、やはり思いはある。

一族会社故に、経営者が三十前半の長男に代替わりしてから流れが変わる。

人としては悪い人ではない。しかし親から継いだ仁の心は用いずに、外部の洗脳教育研修を経営の骨子としてしまう。

いわゆる、教育屋の社長誕生だ。

営業経験もない為に、ひたすら洗脳研修で学んだ社員教育を社員に強要することを自らの仕事とした。

 

■洗脳研修

社員は外部研修を強要され、三泊四日、窓のない研修ビル内で過ごす。

暗室の中で大音量の音楽(母さんは夜なべして〜)を聞かされ司会者は大声で泣き喚き、五十人ほどの集団で一人をひたすら責め上げて、次は皆でハグをする。

私には悪夢の世界であったが、彼は性に合うらしく、このHARD&LOVE(パワハラ&飲み会)は彼の代では社風となる。

この研修にハマった人は、会社に戻ったときは人が変わっている。

会社=人生、ご奉公する喜び、不可能はない、やるときはやる、精神論が全てを左右する、、、。

 

■結果何が起こったのか

当然ながら、退職する人は増え、業績も悪化する。

そこで、多能工社員のかけ声の下、社員は数人分の仕事を課せられることとなる。

最大20名はいた部門ながら、私は、最後は3 ~4人分の実務と全ての責任を一人で負っていた。

故に、

朝6時から夕方までA:現場作業、

夕方から深夜までB:部内外の会議・管理業務、

休日に自宅でC:報告書・企画書・資料作成、

深夜から朝までD:事務作業・システム系、

さらには、つまらないビジネス書の感想文を原稿用紙5枚以上で強制される。

 

■そして

社内では神となった彼は、長年会社を支えた老齢の営業部長ですら、全員の前でこきおろす。

「貴様、お前、辞めろ」、齢三十前半で禄に社会経験もなく、洗脳研修と精神論を骨子とする暴君がいよいよ本領を発揮する。

人とは、どこまでも醜く、卑劣になれるらしい。

特に、権力を伴なうと周囲にとっては悲劇的だ。

休日、全社員を集めて、講師として洗脳研修で学んだ精神論を終日「講義」する。

その内容は見事なまでの、HARD&LOVE(世の中は残酷で恐ろしい、会社にご奉公出来る喜びと幸せ)だ。

 

■現在進行系

これは過去のお話しではなく、今もこのままだ。

私は前職を退職するにあたり、自分の「功績」を十分に理解していた。

共に管理職である先述のKさんと私が退職すれば、部門は崩壊する。

だが、若き経営者の考えは異なった。

私の退職後、計六人の後釜(業界のプロ)を中途で採用する。

しかし、現実は、いずれも半年から一年で皆逃げ出した。

残った社員も全て退職してしまい、文字通り部門は崩壊してしまった。

今、コロナ禍で会社の業績は悪化し、連続赤字化している中で、高額なアウトソーシング費用はかなりの負担らしい。

 

#自由律 #ブラック企業 #日記 #雑記 #儒学