四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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三行詩 第百六章(為政第二②)

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○日曜日の夕方、9月24日、ウオーキング

 

子貢問君子、子曰、先行其言、而後従之。為政十三

 

子貢、君子を問う。孔夫子はいわれた、言葉よりも先に行うこと、後に思うことを述べるのが君子というものだ。

 

「言葉に過ぎて行いが足らない、恥とするべきだ」

 

#論語

 

○日曜日の夕方、森

 

「流行歌を聴きながら森を歩いている、夕方、ようやく涼しさを感じる」

 

「心を鎮めている、先週から溜まった色々な感情が薄れていく」

 

「人はそれぞれに命があり、その生ある限りは寝て食べて働く、今、生きることがそれぞれの天命かも知れない」

 

#三行詩

 

「生きることで精いっぱい、まずはこれで良い、第一関門はクリア」

 

「自然界の勝者とは種を繁栄させることだ、人も生物である以上そこは変わらない」

 

「長短あれどその生を全うする、そして第二関門、善き生き方、行いは道徳的であり、自らの仁徳を広げれたか、ここが天命の眼目だと思う」

 

#三行詩

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「お金もちになれた、権力者になれたことを誇る、或いはなれなかっことを悔むより」

 

「父母に心から孝行を行えたか、自らの仁徳を広げ、家族に仁徳を及ぼせたかを省みること」

 

儒学を学ぶと、本当に大切なことが理解る、善く生きるとは外界の豊かさではなく内面を充実させることだ」

 

#三行詩

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○月曜日の朝、通勤

 

子曰、君子周而不比、小人比而不周。為政十四

 

孔夫子はいわれた、君子とは中庸、時と場合、場所の最適解を行うが、小人とは短期的な利益や評価の為なら何でもするものだ。

 

「目の前の餌に釣られるのが小人、君子とは自在、且つ利に釣られることなく仁徳の道を行く」

 

#論語

 

「ならば君子は利に釣られることはないのか、否、時と場合、場所にそれが最適解ならその選択もある」

 

「一切、悪いことをしない凝り固まった善人が君子ではない」

 

大義にとって、必要であれば道化にもなり、道を歩むものとして自在に世の中を楽しむ人も君子だ」

 

#三行詩

 

○月曜日の夕方、通勤

 

子曰、学而不思則罔、思而不学則殆。為政十五

 

孔夫子はいわれた、学んでも思うことがなければ先は暗く、思っても学ぶことがなければ危うい。

 

「前者は自ら考えることを放棄したロボットだし、後者は独断・独善の狂人と化してしまう」

 

#論語

 

「先王の教えを学び、経書を暗唱出来たとしても、自らどう思うかがなければ学びは完成しない」

 

「自らどう思うかが強くとも、先王の教えを学ばなければ、独断・独善のままに世の中に争乱すらもたらす」

 

「学び続けることこそ人が人である証だし、道徳的であるには必要不可欠ならば荀子は正しいかも」

 

#三行詩

 

○火曜日の朝、通勤

 

子曰、攻乎異端、斯害也已矣。為政十六

 

孔夫子はいわれた、良かれとあちこち始めても、むしろ害になるばかりだ。

 

「学問を始めるのであれば一つ(一冊)に集中するべき、積み重ねるのが学問であり、薄く広く学んでも、むしろ誤った見識を増やして害にしかならない」

 

論語

 

「学問は文字通り積み重ねなければならない、一冊を読むのであれば数日で済むが知識だけだ」

 

「読んで知る、思い省みて学ぶ、そして実践する、繰り返す」

 

PDCAのサイクルを回してこそ自分のものとなる、そして学問を一冊積むと自分の内に物差しが出来る、次につながる」

 

#三行詩

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○火曜日の朝、一休み

 

「消費税を上げて法人税は下げたまま提言、越後屋さんここに有り」

 

越後屋さんからの声に、聞く力を発揮する悪代官とその側近」

 

「儲かるは大企業ばかり、物価高、低賃金、実質増税世襲制で変わらぬ政権と老害の長老達、何て良い国なんだろう、ハッピー!」

 

#三行詩

 

○火曜日の夕方、通勤

 

子曰、由、誨女知之乎、知之為知之、不知為不知、是知也。為政十七

 

孔夫子はいわれた、子路よ、汝に知るということを教えよう。知っていることは知っている、知らないことは知らないとする。これが知るということだ。

 

子路は、元々は武人、任侠の人であり、権威や上に立つ人に食ってかかるところがあったらしい」

 

論語

 

「知ることは学ぶことには及ばない、この世界森羅万象を人の身で全て知ることは不可能だ」

 

「しかし、常に学ぶ、歩み続ける限りは道(森羅万象)に近づいている」

 

「現在進行形(学ぶ)こそ人のあるべき姿であり、過去形(知っている)や未来形(知らない)に拘る愚に陥らないないこと」

 

#三行詩

 

○水曜日の朝、通勤

 

子張学干禄、子曰、多聞闕疑、慎言其余、則寡尤、多見闕殆、慎行其余、則寡悔、言寡尤行寡悔、禄在其中矣。為政十九

 

子張、良い仕事を得る為に何をするかを問う。孔夫子はいわれた、情報収集を多くして危ういところは避けること。面接では言葉は慎み、余計なことはいわない。多くの仕事場を実際に見て危ういとこは避けること。言葉は過ちを少なくして、行いが慎ましやか、悔いが少なければ良い仕事は見つかるものだ。

 

「良い仕事を得るとは、情報収集が重要だ。ブラック企業には行かない方が良い。面接では言葉を慎む、行いも慎む。上に従順でいて仕事で過ちが少ない人材を拒む面接官は少ないし、入社後もホワイト企業であれば確実に昇進するであろう」

 

論語

 

「言葉と行いを慎むとは、黙り込んだりおとなしい人ではない」

 

「時と場所、場合をわきまえた発言、行動が出来ること」

 

「相手の情報収集をしっかりとして、自らの立ち位置を把握する、言うべきことを言う、企業側も募集する、雇う、教育する、一人前にする、かなりのコストがかかっている」

 

#三行詩

 

○水曜日の午前、一休み

 

「三度自らを省みても落ち度がない、なら先方がそういう人なのだ」

 

「別に敵対する必要などない、こちらもそういう態度で接すればよい」

 

「善意とは右の頬を叩かれたら左の頬を差し出すことではない、無関係・無関心もある意味、一種の善意かも知れない」

 

#三行詩

 

○水曜日の夕方、通勤

 

哀公問曰、何為則民服、孔子対曰、挙直錯諸枉、則民服、挙枉錯諸直、則民不服。為政十九

 

魯の君主である哀公が問う、何をすれば民は私に従うのだろうか。孔夫子はいわれた、性格が曲がった人の上に真っ直ぐの人を置く、上に立つ人材を変えれば民は従うものです。一方、現状のように真っ直ぐな人の上に性格が曲がった人を置けば、民は叛くばかりです。

 

「そもそも仁徳の君主は民を服従させない。君主の仁徳を慕い、民、自らが仕えることを望む」

 

#三行詩

 

○水曜日の夜、自宅

 

「一応、30年前はゲーマーだった時もある、スーパーファミコンの時代だ」

 

アトピーで阪南長期入院中、そう20年前、PSPモンハン2Gの世界を若い人たちと毎夜冒険した」

 

「今、モンハンNOWに挑戦している、52歳だがゲーム歴は古い、残念ながら下手ではある」

 

#三行詩

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○木曜日の朝、通勤

 

季康子問、使民敬忠以勧、如之何、子曰、臨之以荘則敬、孝慈則忠、挙善而教不能則勧。為政二十

 

魯の家老である季康子は問う、民が私を敬い真面目に働くようにさせるにはどうすればよいか。孔夫子いわれた、領主に威厳があれば民は敬います。その為には自身が厚く両親に仕え、民に慈しみを尽すことです。そして善人を上の立場に上げて、悪人を指導すれば、民は進んで働くものです。

 

「民は為政者を視ている、為政者が腐敗すれば民も乱れる。民に敬忠を強いて自らは私利私欲を満たす。暴であり賊である君主に民が従う義理はない。早々に討ち倒せばよいと思う」

 

#論語

 

○木曜日の夜、自宅

 

或謂孔子曰、子奚不為政、子曰、書云、孝于惟孝、友于兄弟、施於有政、是亦為政也、奚其為為政。為政二十一

 

或る人が孔夫子にいう、どうして政を為されないのですか。孔夫子はいわれた、書経に『親に孝行であり、兄弟に親密である、その行為自体が既に政に及ぼしているのだ』とあります。私もこうして、ここで政を行っているのです。どうしてこれ以上、政をする必要がありましょうか。

 

「一説に、或る人とは第十七篇の陽貨ではないか、とも伝えられている。天下に仁徳を広げるとは、必ずしも政に限らない」

 

論語

 

○金曜日の朝、通勤

 

子曰、人而無信、不知其可也、大車無軛、小車無軛、其何以行之哉。為政二十二

 

孔夫子はいわれた、人として、私利私欲から離れた誠がない、ものの役にも立たつまい。馬車や牛車に軛(車輪の中心にある芯棒)が無いようなものだ。

 

「私利私欲の人に誠はなく、自分さえ良ければ満足する小人だ。誠とは私利私欲を離れた善を心に抱く、実践する」

 

論語

 

所感)

■土曜日の朝、自宅

昨日、所用につき子の中学校へ。職員室の中を入口から見る。オフィスに慣れたせいか、職員室の昭和感が物凄い。天井クーラーが無ければ、文字通りタイムスリップだ。

 

■土曜日の夕方、自宅

近所のスーパーで豚足の煮たのが売っている。

1本、198円の時もあれ298円の時もある。

筋にそって包丁を入れバラバラにし、冷たいまま練りからしを付けて食べる。

とても美味しい、酒のあてにすこぶる良い。

ドイツ料理でこんな料理があった気がする。

子は苦手だし、妻はバラバラにするのが苦手なので冷蔵庫に入れても無くならない。

生サラミとかエメンタールチーズ等、わざわざ買ってきた酒のあては、冷蔵庫に入れておくと数日でほとんど無くなる。家人に問うても、犯人の発見に至ることはない、不思議だ。

 

■土曜日の夜、自宅

スマホアプリゲームのモンハンNOWを遊んでいる。数少なくなる一方の子との共通項だ。

午後から子と街へ狩りに出掛けた。

父レベル25、子レベル20のコンビ故に強いモンスターには敵わない。

故に、親子小判鮫戦法を選択し強者(レベル40以上)と好んでチームを組む。

後ろの方で弓とかボウガンを申し訳なさ程度で打っているとすぐに倒されて、経験値とアイテムが手に入る。

親子で笑いが収まらないが、一人クエストの時は鍛えていない分、苦戦している。