四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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自由詩 第三章

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1)土曜日の朝、「SNSで思う1」

SNSで思う、

この発言をする意味はなにか、

何を求めて発言しているのか、

 

①感情を満足させたい、

②自分を知ってほしい、

③他の人との出合い、

 

つまり、表現、理解、共有を互いに行いたい、

ついで、何故、行いたいか、

真の自己を表現、理解、共有出来ない現実がある。

https://t.co/iHHQRjw1hF

 

2)土曜日の朝、「SNSで思う2」

自らを表現したい、

自らを理解して欲しい、

自らと共有したいと求めて欲しい、

 

不思議だ、

人は一人では生活出来ない、

常に第三者が周囲に存在しているにも関わらず、SNS上でのつながりを楽しむ、

つまり環境に左右される個としての「自ら」が複数いることを望んでいる。

https://t.co/aUgdrPeoG2

 

3)土曜日の朝、「SNSで思う3」

一晩中騒いだ人たちが、テンション高く、大声でホームで会話し、車内で騒ぐ。
彼らは、なんの為に貴重な睡眠時間を犠牲にし、早朝の通勤電車に乗るのか、


表現、理解、共有を相互に行う為。


つまり、「自ら」とは相互作用する鏡面のような存在が欠かせないのだ。

https://t.co/YvlgXkoyeR

 

4)土曜日の朝、「SNSで思う4」

「自ら」を鏡面でしか確認出来ない私たちは、表現、理解、共有、する対象を選ばなければならない。

 

生身の人、SNS上の見知らぬ人、千年前に生きた人、二千年前に生きた人、

言ってみれば、書籍とは古いタイプのSNSとも言える。

一方通行だが、今のも本質的には変わらない。

https://t.co/3Fr1A6r0gs

 

5)土曜日の朝、「SNSで思う5」

SNSとは昔からある「自ら」を確かめる為のツールの一つと結論付けた。

ただ、鏡面、「自ら」を確認する媒体、及び自身ですらピンからキリまであることは言うまでもなく、

確実を求めるのであれば、やはり大昔からある書籍に向き合うことこそ、最強のSNSと言える。

https://t.co/jXXhPrgBO2

 

6)土曜日の夕方、「疲れ」

 

疲れる、

土曜日に仕事は年に数回ながら、

疲れる、

結局、仕事とは結果ありきで、

疲れる、

過程はどうでも良い、

疲れる、

ただ、馬車イノシシの如く、

疲れる、

暗黙の信頼と当たり前の成果こそ、

疲れる、

責任と評価とプライド、

疲れた、

風呂、酒、飯、寝る。

https://t.co/sRB704p0bc

 

7)土曜日の夕方、「帰ろう、家へ」

 

ざわついている梅田、

駅も連絡橋も人でいっぱい、

久方ぶりの身動き出来ない満員電車、

人が多過ぎる、

人の顔、顔、顔、

人の表情、表情、表情、

すっかり心が疲れてしまった、

帰ろう、家へ、

明日は、朝から森を歩こう、

森の中で一人詩を吟じるのだ。

https://t.co/d1jdxlv9mj

 

8)土曜日の夜、「うたふもの」

種田山頭火、旅から旅へ

「うたふもののよろこびは力いっぱいに自分の真実をうたふことである。」

 

この言葉こそ、全ての人を「うたふこと」にいざなうチケットに他ならない。

 

「自由律の名において、全ての「うたふもの」は自らの真実をうたふ。」

https://t.co/Uv3xC7O9LI

 

9)土曜日の夜、「美しいもの」

 

美しいもの、

初めて見た瞬間、身体の根っこから、

ぐいっと、

惹きつけられて、

胸はドキドキ、心はギュッと、

言葉は出ずとも、、、

 

あれから二十六年、思いは変わらず、子も一人。

https://t.co/9FiOU29eaf

 

10)日曜日の朝、「暮秋の朝」

種田山頭火、随筆

「句を磨くことは人を磨くことであり、人のかがやきは句のかがやきとなる。

人を離れて道はなく、道を離れて人はない。

道は前にある。

まつすぐに行かう。まつすぐに行かう。」

 

そう、今日もまっすぐに行こう。

 

「暮秋の朝、心に響く山頭火。」

https://t.co/Or9FIjM4p5

 

所感)

■老いと人ごみ

年老いてたきたせいか、人混みが疲れる。

たくさんの、人が浮かべる顔の表情、雰囲気、歩き方から伝わってくる、一瞬のその人が、しんどくなってきた。

なら、田舎に引っ越せば良いとも思うが、田舎は田舎なりのしがらみがあり、また疲れるもの。

 

#自由律 #山頭火