四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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三行詩 第四十五章

日曜日の朝、7月24日、ウオーキング

 

「切切偲偲、怡怡如たるは、士と謂うべし。「論語子路第十三」

 

「善いことを行い、勧める、また、いつも和らいでる、志士といえる」

 

「困った人を救い、悪人たちに立ち向かう、志しを抱く人であろう」

 

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日曜日の朝、森の中

 

「蝉の声を聞きながら、志士とは、ふと西郷どんのことを思う」

 

「冷徹な謀略戦を制した幕末期、維新の大功、そして西南戦争へ」

 

「人としての器が大きい、私利私欲と縁遠い、つかみようもない、志の人であったのだろう」

 

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日曜日の夕方、公園

 

「子と二時間、ラグビーの練習をする、父もパスは上達する」

 

「黙々と左右でパスをキャッチし、タックルを受ける」

 

「あの赤子が、と思いながら暗くなるまで練習する、夏休みに試合があるらしい」

 

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月曜日の朝、通勤

 

「先んじ、これを労す。「論語子路第十三」

 

「政治とは、自らが率先して行い、人の労をねぎらうこと」

 

「口だけで人の功を己のものとし、その場限りで一つがない、このような政治は良くない」

 

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月曜日の朝、乗り換え

 

「座れたが、隣の人のポマードの臭いに辟易する、血圧高し、軽い頭痛」

 

「夏休み満喫スタイルの人がチラホラと、富裕層だろうか」

 

「日本でも数百万の腕時計が飛ぶように売れているらしい、格差社会

 

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月曜日の朝、車内

 

「道徳が広まらず、格差拡大する一方であれば孟子の「放伐」が魅力的だ」

 

「私利私欲、権力欲に溢れる政治家ではなく、大きな仁と公正な義を掲げる人はいないものか」

 

古代ローマには、悪徳政治家を追放する制度があった、選挙で国外追放するのだ、素晴らしいことだ」

 

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月曜日の夕方、通勤

 

「事を先きにして得ることを後にするは、徳を崇くするに非ずや「論語」顔淵第十二」

 

「行うべきことは躊躇なく行う、利益や名声は後から追ってくるだろう」

 

「自らの徳を高めるとは、私利私欲を離れ、為すべきことを成すこと」

 

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月曜日の夕方、車内

 

「一朝の忿りに其の身を忘れて、以て其の親に及ぼすは、惑えるに非ずや「論語」顔淵第十二」

 

「怒りに我を忘れて、親兄弟にまで災いを及ぼすのは、痛恨の極みではないか」

 

「一身を軽んじてはいけない、先祖、親兄弟、妻子、自らの連なりを思い、短慮軽率は慎むこと」

 

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月曜日の夕方、乗り換え

 

「其の悪を攻め、人の悪を攻めること無きは、慝を修むるに非ずや「論語」顔淵第十二」

 

「心中に悪を生み出さない為には、自らの悪を責め、人の悪を責めない」

 

「人の悪を憎む気持ちから、自らの悪も生じる、心を修めるとは自らの悪を正すことをいう」

 

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火曜日の朝、通勤

 

「述べて作らず。信じて古を好む。窃に我が老彭に比す「論語」述而第七」

 

「忠恕とは新しいものではなく、遥か古から伝わる人の本当の心である」

 

「善いことを好んで行う、周りにも広げる、忠恕とはこのようなことだ」

 

#忠恕/心を誠にして人を思いやる

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火曜日の朝、乗り換え

 

「子、昨夕、先輩たちとラグビーの自主練へ、暗くなってから帰ってきた」

 

「夜、痒みで寝苦しかったので、意識失うまで筋トレする、筋肉は正義だ!」

 

「今朝は血圧は安定、眠気が強い、周囲がどんどんコロナ感染しているぞ」

 

#血圧 133/89

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火曜日の夕方、通勤

 

「譬えば地を平らかにするが如きに、一簣を覆えして進むと雖も、吾が往くなり。「論語」子罕第九」

 

「荒地を平らにする為にバケツ一杯に石を入れたとする、一杯と言えども進んだことに変わりない」

 

「決めたからには、平地か荒地の二択以外に選択肢はない、突き進め」

 

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火曜日の夕方、電車止まる

 

「国家資格を目指すことになる、合格率18%とか、五十一から勉強とは、面白い」

 

「全て会社負担なので、時間は減るが金は減らない、且つ転職に強いらしい」

 

「別に断っても良かったが、この歳で昇格昇給を提示されたのが面白い、これも縁だろう」

 

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水曜日の朝 通勤

 

「疏食を飯い水を飲み、肱を曲げてこれを枕とす。楽しみ亦其の中に在り「論語」述而第七」

 

「素食を食べ水を飲み、肘を曲げて枕とする、心に仁あればこれも楽しい」

 

「天の道と志を同じくし、仁に包み込まれている、禍福得喪、何ごとかあらんか」

 

#禍福得喪

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水曜日の朝、乗り換え

 

「資格取得の向けて計画を練る、1,000時間相当の勉強時間が必要らしい」

 

「過去問中心に参考書を開く方法で、平日2時間、土日祝日は5時間の予定」

 

「地頭が良くないので、過去問を繰り返しする、ぶ厚い参考書を精読出来る夢などみない、身の程は知っている」

 

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水曜日の夕方、通勤

 

「不義にして富み且つ貴きは、我に於て浮雲の如とし。述而第七」

 

「道に反した行いにより、大金持ちで地位も名誉もあるとは、不安定で漂う浮雲のような人だ、いつの間にか消え去っている」

 

「悪代官と越後屋さんとは必ず成敗されるもの、仁と義から離れてはいけない」

 

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木曜日の朝、通勤

 

「誰か能く出ずるに戸に由らざらん、何ぞ斯の道に由ること莫きや。雍也第六」

 

「家を出るに壁を壊す人はいない、だが昨今の人は、仁と礼を蔑ろにする(戸から出ない)一方ではないか」

 

「ものごとには定められた礼があり、そこに仁がある、そして中庸へ通じるのだ」

 

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木曜日の朝、乗り換え

 

「頑張る、頑張れとは価値観の押し付けだ、別に頑張らなくても良い」

 

「今日はサボってやろう!、の方が私はテンションが上がる」

 

「定例句に潜むモラハラ、価値観の強制、人を思いやるとは難しい」

 

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木曜日の朝、電車内

 

「人と同じことをしない、故に異端であるとは、私は反感を覚える」

 

「礼に反する行いは別として、同調圧力とは少数に対する暴力ではないか」

 

「色々あって良い、儒学では根本を大切にする(枝葉には寛容だ)、狷者、狂者、奇人、変人、良いではないか」

 

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木曜日の夕方、通勤

 

「子曰わく、これに語げて惰らざる者は、其れ回なるか。子罕第九」

 

孔子はいう、私の話しを最後まで理解出来たのは顔回のみだ」

 

「教えること、学ぶことの難しさと、早逝した高弟顔回を惜しむ夫子(孔子)の図」

 

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金曜日の朝 通勤

 

「子夏が曰わく、仕えて優なれば則ち学ぶ。学びて優なれば則ち仕う。子張第十九」

 

「子夏がいう、働いて時間があれば資格を学ぶ。資格を取れたのであれば、より良い仕事に転職する」

 

「学問の道(儒学)とは、実践あるのみ、机上の空論を戒めた」

 

#子夏/孔門十哲の一人

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金曜日の夕方、通勤

 

「子曰く、過ぎたるは猶及ばざるが如し。先進第十一」

 

「高弟の子張か子夏、どちらが優れるかを問い、夫子は両者を過ぎると及ばないと評した」

 

「中庸を説くも、実践は孔子の高弟といえども難しい、何も行わないか、良いと思って行うか、私はトライ・アンド・エラーを選ぶ」

 

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金曜日の夕方、電車内

 

「週末だ、今週は忙しかった、仲間も良く頑張った、責は私にあり功は彼ら彼女らにある」

 

「人を信頼するとき、私は過ぎたるの方が好きだ、及ばざるでは私は悔いが残る」

 

「失敗が人を育てる、上司の顔色をうかがう前に猪突猛進すればよい、骨は拾うし、次が見える」

 

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金曜日の夜、自宅

 

「憧れの公田連太郎先生の本を初めて買う、凄く楽しみだ」

 

「心中尊敬するフォローワーさんのツイートで、良い本であると知る」

 

「最近、自分にご褒美がない、よし、これで頑張れる、早く来い」

 

#自由律

呻吟語 https://t.co/dUhEDIMBkW

 

金曜日の夜、自宅

 

「リヒター指揮の「音楽の捧げもの」をこの二週間ひたすら聴いてみた」

 

「全く飽きない、どころかますます夢中になる、聴けば聴くほど虜になる」

 

「もはや夢の中でもこの曲を聴いている、仕事中でも脳裏で流れている」

 

#自由律

バッハ:音楽の捧げもの https://t.co/A83QtCcvvk

 

金曜日の夜、自宅

 

「もう歳なので後がきかない、バッハ狂の古き友人推薦のCDを買う」

 

「いよいよこの曲を聴くのだ、老いて先が見えてから聴こうと決めていた」

 

「高血圧と高脂血症、長年のアトピー歴、生きている間に聴こう」

 

#自由律

バッハ:ミサ曲 ロ短調 (2枚組) https://t.co/PGsGXuYzPp

 

所感)

■子離れ

土日、子がラグビーの合宿に出かけた。

夫婦二人となり、ガランと感じる部屋にいる。

共に買い物に出かけるも、私が買うのは子の好物ばかり、、、。

 

猛暑で外に出る気力もなく、バッハのミサ曲ロ短調を聴き続けている。

なんとなくロス感がある。

今夜、子は帰宅する。どんな土産話があるのか楽しみだ。