1)土曜日の夜、「大きさ」
孟子曰く、
人を愛して親しまれずんば、其の仁に返れ。
離婁章句
「自らの、仁の心の小さき故に、気になるは他人の心」
2)土曜日の夜、「忍びざる」
孟子曰く、
人皆忍びざる所あり、之を其の忍ぶ所に達ぼせば、仁なり。
尽心章句
「あわれみの心、思いやりの心、両親への思いを広げれば、即ち仁なり」
3)日曜日の朝、「鏡」
孟子曰く、
人の其の言を易くするは、責無きのみ、と。
離婁章句
「つまらない人とは何処にでも、批判するよりまず鏡を見よ」
4)日曜日の朝、「それぞれ」
孟子曰く、
禹・稷は平世に当りて、
三たび其の門を過ぐれども入らず。
離婁章句
「天と同じくことにあたる人あり、責なき故に自らを修める人あり」
5)日曜日の朝、「物申す」
孟子曰く、
稷は天下に飢うる者あれば、由己之を飢えしむるがごとく思えり。
離婁章句
「国会議員殿に物申す、貧しき人を前にして、どの面下げて収支報告か」
6)日曜日の夜、「圧巻」
孟子曰く、
山(泰山)を鋏みて以て北海(渤海)を超えんこと、人に語げて我能わずと言う。
梁恵王章句
「例えれば、富士山を背負って北海道に渡れる訳もなし、表現の豊かさにただ圧巻」
所感)
■自由律
このような自由律があるのかわからない。
ただ、山頭火の述べた言葉を灯りとしてすすむ。