四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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2023-01-01から1年間の記事一覧

三行詩 第八十九章(憲問第十四)

○日曜日の朝、5月28日、ウオーキング 「子路曰く、桓公、公子糾を殺す。召忽これに死し、管仲は死せず。曰く、未だ仁ならざるか。子曰く、桓公、諸侯を九合して、兵車を以てせざるは、管仲の力なり。その仁に如かんや、その仁に如かんや。憲問十七」 「子路…

三行詩 第八十八章(憲問第十四)

○日曜日の朝、5月21日、自宅 「南宮适、孔子に問いて曰わく、羿は射を善くし、奡は舟を盪かす。倶に其の死を得ず。禹と稷とは躬ら稼して天下を有つ。夫子答えず。南宮适出ず。子の曰わく、君子なるかな、若き人。徳を尚べるかな、若き人。憲問六」 「弟子の…

三行詩 第八十七章(憲問第十四)

○日曜日の朝、5月14日、自宅 「子曰く、君子は事え易くして説ばしめ難し。これを説ばしむるに道を以てせざれば、説ばざるなり。その人を使うに及びては、これを器にす。小人は事え難くして説ばしめ易し。これを説ばしむるに道を以てせずと雖も、説ぶなり。…

三行詩 第八十六章(子路第十三)

○日曜日の午後、5月7日、マクド 「冉子、朝より退く。子曰く、何ぞ晏きや。対えて曰く、政あり。子曰く、それ事ならん、如し政あらば、吾以いられずと雖も、吾それこれを与り聞かん。子路十四」 「冉有、朝廷から帰宅する。孔夫子はいわれた、遅くなったの…

三行詩 第八十五章(子路第十三)

○日曜日の朝、4月30日、自宅 「衛の公子荊を謂わく、善く室を居く。始めて有るときは、苟か合うと曰い、少しく有るときは、苟か完しと曰い、富いに有るときは、苟か美しと曰えり。子路八」 「孔夫子、衛の公子荊についていわれた、家の内での遣り繰りが上手…

三行詩 第八十四章(顔淵第十二)

○日曜日の朝、4月23日、ウオーキング 「樊遅従いて舞樗の下に遊ぶ。曰く、敢えて徳を崇くし慝を脩め惑いを弁ぜんことを問う。子曰く、善いかな、問うこと。事を先にして得るを後にするは、徳を崇くするに非ずや。その悪を攻めて人の悪を攻むるなきは、慝を…

三行詩 第八十三章(顔淵第十二)

○日曜日の朝、4月16日、自宅 「子張、徳を崇くし惑いを弁ずることを問う。子曰く、忠信に主しみて義に徒るは、徳を崇くするなり。これを愛するときはその生を欲し、これを悪むときはその死を欲す。既にその生を欲して、またその死を欲するは、これ惑いなり。…

三行詩 第八十二章(顔淵第十二)

○日曜日の午前、4月9日、自宅 「子路問う、聞くままにこれ行わんか。子曰く、父兄在す有り、如何ぞ、それ聞くままにこれ行わんや。冉有問う、聞くままにこれ行わんか。子曰く、聞くままにこれ行え。公西華曰く、由が聞くままにこれ行わんかと問えるとき、子…

三行詩 第八十一章(先進第十一)

○日曜日の午後、4月2日、マクド 「顔淵死す。子哭して慟す。従者曰く、子慟せりと。子曰く、慟することありしか、夫の人の為に慟するに非ずして誰が為にか慟せん。先進十」 「愛弟子の顔回が亡くなった。孔夫子は霊前にて、大声で慟哭された。のち従者いう、…

三行詩 第八十章(先進第十一)

○日曜日の午後、3月26日、自宅 「子、斉衰の者を見ては、狎れたりと雖も必ず変ず。冕者と瞽者とを見ては、褻れたりと雖も必ず貌を以てす。凶服の者にはこれを式す。負版者に式す。盛饌あれば必ず色を変じて作つ。迅雷風烈しきときも必ず変ず。郷党二十一」 …

三行詩 第七十九章(郷党第十)

○日曜日の午後、3月19日、ウオーキング 「康子、薬を饋る。拝してこれを受く、曰く、丘未だ達らず、敢えて嘗めず。郷党十二」 「魯の大夫(家老)である季康子が、病を患う孔夫子に薬を贈る、孔夫子は拝して受けられたが、せっかく頂いた薬であるが、この薬が…

三行詩 第七十八章(郷党第十)

○日曜日の午後、3月12日、通勤 「孔子、郷党に於いては恂恂如たり。言う能わざる者に似たり。その宗廟朝廷に在りては便便として言い、唯謹めり。郷党一」 「孔夫子は郷里では穏やかで温厚素朴であり、寡黙で言葉を発することもなかった。一方、祖先を祭る宗…

三行詩 第七十七章(子罕第九)

○日曜日の午後、3月5日、ウオーキング 「子曰く、これに語りて惰らざる者は、それ回か。子罕二十」 「孔夫子はいわれた、今まで弟子たちに道を教えてきたが、飽きずに学び、常に実践したのは顔回のみだ」 「天才顔回のエピソード。道を学び、好み、楽しむの…

三行詩 第七十六章(子罕第九)

○日曜日の午後、2月26日、ウオーキング 「子曰く、鳳鳥至らず、河、図を出ださず。吾已んぬるかな。子罕九」 「孔夫子はいわれた、この乱れた世の中を正す聖王の誕生を示す吉兆の象徴である鳳凰は現われず、この世の叡智が記された書をもたらす黄河にいる龍…

三行詩 第七十五章(子罕第九)

○日曜日の午後、2月19日、ウオーキング 「吉田松陰先生の留魂録を繰り返し読む、読む度に胸が熱くなる」 「儒家の生き様を学べる、文字通り、松陰先生の魂が込められている」 「青空文庫で誰でも読める、『頼むべきところは草莽の英雄のみ』とは今の私たちへ…

三行詩 第七十四章(泰伯第八)

○日曜日の午後、2月12日、ウオーキング 「午前中は家族と過ごす、午後から勉強を、少しは歩こう」 「どんな縁であろうと友人は大切にする、しかし、貴方は友人ではない、とされたのであればもはや他人だ」 「他人をブロックするのは当たり前ではないか、ご縁…

三行詩 第七十三章(泰伯第八)

○日曜日の朝、2月5日、ウオーキング 「凛とした寒さの中をバロック音楽集を聴きながら歩いている」 「グールドのピアノの音色は、寒い北欧の国の雰囲気がする」 「冬の光景とバッハは合う、そして春も夏も秋も合う、バッハとは最高の音楽だ」 #三行詩 ○日曜…

三行詩 第七十二章(述而第七)

○日曜日の午前、1月29日、ウオーキング 「さあ資格の勉強しよう、継続こそ力なり、金がないなら勉強だ」 「もはや資格取得より、日々弓矢の如く直くあることが気持ちよい」 「ダラダラは大好きだが、日々、直くあるからこその息抜きだ」 #三行詩 ○月曜日の朝…

三行詩 第七十一章(述而第七)

○日曜日の午後、1月22日、マクド 「寒くて出歩く気にはならないが温かいコーヒーは飲みにきた」 「行き掛けに田舎のNと電話する、体調が悪いらしいが相変わらずの減らず口を叩いていた、大丈夫だろう」 「少し孟子を読んでから資格勉強に取り組もう、穏やか…

三行詩 第七十章(述而第七)

○日曜日の午後、1月15日、ウオーキング 「ちくま文庫の中島敦全集3を持ってきた、コーヒーでも飲みながら読もう、『弟子』が好きだ」 「文学はあまり読まない、森鴎外と中島敦くらいしか」 「若いころ内田百閒を集めたが散逸した、岩波文庫も青帯ばかりで、…

三行詩 第六十九章(述而第七)

○月曜日の朝、1月9日、ウオーキング 「今朝、アマプラ映画で邦画の犯罪ものを観たせいか心が暗い」 「子の宿題は絶望的だ、家族全員が暗やみに包まれている」 「夜更しした子、昼から立て直そう、それまで資格勉強に励もう」 #三行詩 ○月曜日の朝、ウオーキ…

三行詩 第六十八章(雍也第六)

○日曜日の午後、1月1日、元旦 「年頭の挨拶、お年玉を子へ、妻が頑張ったおせち料理に舌鼓を打つ」 「大吟醸酒をちびちび呑みながら、穏やかな時を過ごす」 「子の氏神様にお詣りにいく、コンビニのコーヒー飲んで帰宅、良き正月かな」 #三行詩 ○月曜日の朝…