四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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儒学

三行詩 第百一章(子張第十九)

○月曜日朝、8月21日、通勤 「子夏の門人、交わりを子張に問う。子張曰わく、子夏は何をか云える。対えて曰わく、子夏曰わく、可なる者はこれに与し、その不可なる者はこれを距めと。子張曰わく、吾が聞ける所に異なり。君子は賢を尊びて衆を容れ、善を嘉して…

三行詩 第百章(微子第十八)

○日曜日の午後、8月13日、自宅 『過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目になります。/ヴァイツゼッカー』 「図書館で、戦中・戦後史の本をかりる、このお盆休みに腰を据えて読もう」 「思想は左右別れるも、戦争を繰り返すな、若い人はしっかりと勉…

三行詩 第九十九章(微子第十八)

○日曜日の午後、8月6日、自宅 「子曰く、唯だ女子と小人とは養い難しと為す。これを近づくれば則ち不遜。これを遠ざくれば則ち怨む。陽貨二十五」 「孔夫子はいわれた、小人とは扱いにくいものだ。優しくして近づけると無礼になり、疎遠にして冷たくするとこ…

三行詩 第九十八章(陽貨第十七)

○日曜日の夕方、7月30日、ウオーキング 「子曰く、道に聴きて塗に説くは、徳をこれ棄つるなり。陽貨十四」 「孔夫子はいわれた、中途半端に得たものを人に説く、徳を捨てるようなものだ」 「学問の道とは、自らどう思うかまで掘り下げて初めて門が見える、学…

三行詩 第九十七章(陽貨第十七)

○日曜日の朝、7月23日、ウオーキング 「子曰く、性は相近し。習えば相遠し。陽貨二」 「孔夫子はいわれた、人の生まれついいた性質とは誰も似たようなものだ。何を学び、思い、実践したかにより小人に終わる人もいれば、君子の高みに至る人もいる」 「学ぶこ…

三行詩 第九十六章(季氏第十六)

○日曜日の午前、7月16日、散髪屋さん 「孔子曰く、君子に侍するに三愆あり。言未だこれに及ばずして而も言う、これを躁と謂う。言これに及びて而も言わざる、これを隠と謂う。未だ顔色を見ずして而も言う、これを瞽と謂う。季氏六」 「孔夫子はいわれた、君…

三行詩 第九十五章(季氏第十六)

○日曜日の午後、7月9日、自宅 「子曰く、辞は達するのみ。衛霊公四十一」 「孔夫子はいわれた、言葉とは、飾ること無く内容を正しく伝えることを心掛けること」 「仁徳とは実践あるのみ、自らを賛美する人の何処に仁徳があろうか」 #論語 ○日曜日の午後、ウ…

三行詩 第九十四章(衛霊公第十五)

○日曜日の朝、7月2日、ウオーキング 「子曰く、人能く道を弘む、道人を弘むるにあらざるなり。衛霊公二十九」 「孔夫子はいわれた、人が自らの徳を広げるからこそ、天下泰平、堯帝・舜帝への道が広がるのだ、道が人を広げるのではない」 「孔夫子は夢幻は…

三行詩 第九十三章(衛霊公第十五)

○日曜日の朝、6月25日、通勤 「子曰く、群居して終日、言、義に及ばず、好んで小慧を行う。難いかな。衛霊公十七」 「孔夫子はいわれた、集まって一日中話しをしているが、言葉に真実はなく、互いに小知恵を自慢するのみだ。有為な人材になるなどとても難し…

三行詩 第九十二章(衞霊公第十五)

○日曜日の朝、6月18日、ウオーキング 「子曰く、無為にして治むる者はそれ舜か。夫れ何をか為さんや。己を恭々しくして正しく南面せるのみ。衛霊公五」 「孔夫子はいわれた、何をするのでもなく、天下が仁徳にて治まった舜帝の治世とは、なんと素晴らしきこ…

三行詩 第九十一章(衛霊公第十五)

○日曜日の朝、6月11日、自宅 「子路、石門に宿る、晨門曰く、奚れ自りするか。子路曰く、孔氏自りせり。曰く、これその不可なることを知りて、而もこれを為さんとする者か。憲問四十」 「子路、魯の城外にある石門にて宿をとる。門番がいう、汝、何処から来…

三行詩 第九十章(憲問第十四)

○日曜日の朝、6月4日、ウオーキング 「子曰く、君子はその言のその行に過ぐるを恥ず。憲問二十九」 「孔夫子はいわれた、君子とは言葉を慎み、行いより言葉が大きくなることを恥とした」 「小人の言葉とは行いより大きくなることが常であり、昨今の政治家の…

三行詩 第八十九章(憲問第十四)

○日曜日の朝、5月28日、ウオーキング 「子路曰く、桓公、公子糾を殺す。召忽これに死し、管仲は死せず。曰く、未だ仁ならざるか。子曰く、桓公、諸侯を九合して、兵車を以てせざるは、管仲の力なり。その仁に如かんや、その仁に如かんや。憲問十七」 「子路…

三行詩 第八十八章(憲問第十四)

○日曜日の朝、5月21日、自宅 「南宮适、孔子に問いて曰わく、羿は射を善くし、奡は舟を盪かす。倶に其の死を得ず。禹と稷とは躬ら稼して天下を有つ。夫子答えず。南宮适出ず。子の曰わく、君子なるかな、若き人。徳を尚べるかな、若き人。憲問六」 「弟子の…

三行詩 第八十七章(憲問第十四)

○日曜日の朝、5月14日、自宅 「子曰く、君子は事え易くして説ばしめ難し。これを説ばしむるに道を以てせざれば、説ばざるなり。その人を使うに及びては、これを器にす。小人は事え難くして説ばしめ易し。これを説ばしむるに道を以てせずと雖も、説ぶなり。…

三行詩 第八十六章(子路第十三)

○日曜日の午後、5月7日、マクド 「冉子、朝より退く。子曰く、何ぞ晏きや。対えて曰く、政あり。子曰く、それ事ならん、如し政あらば、吾以いられずと雖も、吾それこれを与り聞かん。子路十四」 「冉有、朝廷から帰宅する。孔夫子はいわれた、遅くなったの…

三行詩 第八十五章(子路第十三)

○日曜日の朝、4月30日、自宅 「衛の公子荊を謂わく、善く室を居く。始めて有るときは、苟か合うと曰い、少しく有るときは、苟か完しと曰い、富いに有るときは、苟か美しと曰えり。子路八」 「孔夫子、衛の公子荊についていわれた、家の内での遣り繰りが上手…

三行詩 第八十四章(顔淵第十二)

○日曜日の朝、4月23日、ウオーキング 「樊遅従いて舞樗の下に遊ぶ。曰く、敢えて徳を崇くし慝を脩め惑いを弁ぜんことを問う。子曰く、善いかな、問うこと。事を先にして得るを後にするは、徳を崇くするに非ずや。その悪を攻めて人の悪を攻むるなきは、慝を…

三行詩 第八十三章(顔淵第十二)

○日曜日の朝、4月16日、自宅 「子張、徳を崇くし惑いを弁ずることを問う。子曰く、忠信に主しみて義に徒るは、徳を崇くするなり。これを愛するときはその生を欲し、これを悪むときはその死を欲す。既にその生を欲して、またその死を欲するは、これ惑いなり。…

三行詩 第八十二章(顔淵第十二)

○日曜日の午前、4月9日、自宅 「子路問う、聞くままにこれ行わんか。子曰く、父兄在す有り、如何ぞ、それ聞くままにこれ行わんや。冉有問う、聞くままにこれ行わんか。子曰く、聞くままにこれ行え。公西華曰く、由が聞くままにこれ行わんかと問えるとき、子…

三行詩 第八十一章(先進第十一)

○日曜日の午後、4月2日、マクド 「顔淵死す。子哭して慟す。従者曰く、子慟せりと。子曰く、慟することありしか、夫の人の為に慟するに非ずして誰が為にか慟せん。先進十」 「愛弟子の顔回が亡くなった。孔夫子は霊前にて、大声で慟哭された。のち従者いう、…

三行詩 第八十章(先進第十一)

○日曜日の午後、3月26日、自宅 「子、斉衰の者を見ては、狎れたりと雖も必ず変ず。冕者と瞽者とを見ては、褻れたりと雖も必ず貌を以てす。凶服の者にはこれを式す。負版者に式す。盛饌あれば必ず色を変じて作つ。迅雷風烈しきときも必ず変ず。郷党二十一」 …

三行詩 第七十九章(郷党第十)

○日曜日の午後、3月19日、ウオーキング 「康子、薬を饋る。拝してこれを受く、曰く、丘未だ達らず、敢えて嘗めず。郷党十二」 「魯の大夫(家老)である季康子が、病を患う孔夫子に薬を贈る、孔夫子は拝して受けられたが、せっかく頂いた薬であるが、この薬が…

三行詩 第七十八章(郷党第十)

○日曜日の午後、3月12日、通勤 「孔子、郷党に於いては恂恂如たり。言う能わざる者に似たり。その宗廟朝廷に在りては便便として言い、唯謹めり。郷党一」 「孔夫子は郷里では穏やかで温厚素朴であり、寡黙で言葉を発することもなかった。一方、祖先を祭る宗…

三行詩 第七十七章(子罕第九)

○日曜日の午後、3月5日、ウオーキング 「子曰く、これに語りて惰らざる者は、それ回か。子罕二十」 「孔夫子はいわれた、今まで弟子たちに道を教えてきたが、飽きずに学び、常に実践したのは顔回のみだ」 「天才顔回のエピソード。道を学び、好み、楽しむの…

三行詩 第七十六章(子罕第九)

○日曜日の午後、2月26日、ウオーキング 「子曰く、鳳鳥至らず、河、図を出ださず。吾已んぬるかな。子罕九」 「孔夫子はいわれた、この乱れた世の中を正す聖王の誕生を示す吉兆の象徴である鳳凰は現われず、この世の叡智が記された書をもたらす黄河にいる龍…

三行詩 第七十五章(子罕第九)

○日曜日の午後、2月19日、ウオーキング 「吉田松陰先生の留魂録を繰り返し読む、読む度に胸が熱くなる」 「儒家の生き様を学べる、文字通り、松陰先生の魂が込められている」 「青空文庫で誰でも読める、『頼むべきところは草莽の英雄のみ』とは今の私たちへ…

三行詩 第七十四章(泰伯第八)

○日曜日の午後、2月12日、ウオーキング 「午前中は家族と過ごす、午後から勉強を、少しは歩こう」 「どんな縁であろうと友人は大切にする、しかし、貴方は友人ではない、とされたのであればもはや他人だ」 「他人をブロックするのは当たり前ではないか、ご縁…

三行詩 第七十三章(泰伯第八)

○日曜日の朝、2月5日、ウオーキング 「凛とした寒さの中をバロック音楽集を聴きながら歩いている」 「グールドのピアノの音色は、寒い北欧の国の雰囲気がする」 「冬の光景とバッハは合う、そして春も夏も秋も合う、バッハとは最高の音楽だ」 #三行詩 ○日曜…

三行詩 第七十二章(述而第七)

○日曜日の午前、1月29日、ウオーキング 「さあ資格の勉強しよう、継続こそ力なり、金がないなら勉強だ」 「もはや資格取得より、日々弓矢の如く直くあることが気持ちよい」 「ダラダラは大好きだが、日々、直くあるからこその息抜きだ」 #三行詩 ○月曜日の朝…